見出し画像

[RRR]19RRR感想

時期:7月第3週
場所:109シネマズ木場 スクリーン8 ランガスタラムとハシゴ

★木場とRRRの思い出


念願のハシゴでしたが、ランガスタラムより客入りがよかった衝撃…
(ランガはまだ2週目でした…大変残念ながら木場で3週目はなかったんだけど)
初見のランガに比べるともう実家というかんじ。落ち着く…永遠にここにいたかった。
なおその後109シネマズ木場での10か月にわたるRRRロングランも終わりまして、この回がホームの木場での最後の鑑賞となりました。ちゃんと数えたら変わるかもしれないけど、最低7回は木場で見ました。初見も木場でした。見終わった後パンフをかかえてふらふらとサイゼリヤに入り、デカンタのワインを頼んでうれし泣きしながらパンフを読んでいた不審者は私です。

驚異的なIMAXでの復活回数を誇り、通常上映でも土日は午後の一番いい時間をあててくださるなど、ガチ推ししてくださいました。ここまで19回も見られたのは木場のおかげです。売店も最後までレジ前の最上段をあててくれてたと思います。しまいにはRRRでためた6ポイントでRRRをタダ見する始末。

RRRの客入りが悪くなってどうしようもなくなったら全席ひとりで買ってみよう、どこの映画館でやってもいいけど、どうせなら木場だと思い定めていましたが、客入りが悪くなったかどうか確かめる前に終わりをむかえてしまいました。しかし、109シネマズ木場へのご恩は一生忘れません。

RRRとランガスタラムも同じスクリーンあててハシゴさせてくれ~ってぶちぶち言ってたら2週しかなかったカブリ期間のうち後半はそうしてくれたので、めでたくハシゴできました。私が言ったせいではないだろうけど、うれしかったです。バンバンはIMAXのRRRの裏で見たから本当に集中できなかったんです。目の前にリティク・ローシャンがいるのに。ブラフマーストラはハシゴのために新宿まで見に行ったりした。もうインド映画のハシゴで悩むことはしばらくないかもしれないけど、ランガKGF事変みたいなこともあったので、もしあったら、サンドイッチでハシゴさせてもらえると喜んで貢ぎます。これからも木場で元気に映画が見られますように。Pathaanも木場で初見の予定です。

★ラージャマウリ ジャイホー!


・ちょうどこの週の「チコちゃんにしかられる」で古代ギリシャとかの彫刻が裸なのは、裸が一番美しいと思われていたから、というネタをやっていたのだが、チャランくんもタラクさんもエントリーシーンで裸を披露しているのは、ラージャマウリがそれが一番美しいと思っているからだな、としっくりきた。直前にランガスタラムを見たわけだけど、チャランくんは裸になってなかったし、同時期のタラクさんのASVRでは上半身は披露してたけど、太ももまで出してた例はあんまり覚えがない。そして2人とも体毛はおそらくナチュラルな状態。身体は相当仕上げてきてる、上でだけど、「ありのままの2人の裸をまず見ろ、美しいやろ、納得したか?よろしい、ではお話をはじめよう」というマウリの押し出しが心地よい。エントリーシーンお約束の「NTR」バーンとか「RamCharan」バーンがない、ってのはある意味マウリの権威があればこそできたことかもしれないけど、文字ダサいとかじゃなくて、2人の裸があれば書き文字とかいらん、グローバルで通用する美なんじゃ、という自信のあらわれだったのかもしれない。またラージャマウリに惚れ直してしまった。

・JAIHOに加入して監督の過去作が見やすくなったのだけど、監督はチャレンジャーであるという思いを新たにした。
RRRでは慣習に従えば共演できるはずのない2大スターを共演させた。バーフバリでは5大ファミリーではないプラヴァースさんを主演にし、ダッグバーディの長男をヴィランにした。(それを受け入れて挑戦したラナさんも偉大。なお当方ラナ担です)その前のマッキーはハエだし。その前のあなたがいてこそはコメディアンのスニールさんを主演に起用していたり。ただ、ファミリーの因習とかをぶっこわすとかも思っていなくて、それはそれとして、フラットに人脈としてとらえ、やりたいシナリオを手持ちの人材でどう組み立てるか、というのをかなりドライに判断してそうだなと思っている。それでタラクさんとチャランくんを呼べるのがそもそも桁違いなのだけど。
だから、これからも軸足は「劇団テルグ」の中におきつつ、シナリオにいらないものは絶対やらない、というかんじになるのかなと予想している。結局何が言いたいのかというと、次回作主演のマヘーシュ・バーブさんもきっとひどい目に合うんだろうなとわくわくしているということです。

・「劇団テルグ」といえるくらいおなじみのメンバーに慣れてくると、RRRではブラフマーナンダムさんもブラフマージさんもいないし、顔なじみが少なくて寂しい気持ちにもなる。チャトラパティ・セカールさんがいてくれてよかった。これ以上おなじみのメンバーをつっこむ隙間がないんだけどね…それはわかるんだけど。RRRはシナリオ的に白人キャストの役割が大きかったので、次回作ではまたテルグやインドのいろいろな役者さんを知ることができると嬉しいと思う。一方、インドを拠点に活動する英国系キャストさんがいることを知れたのも、グローバルにインド映画に協力してくれるスタッフ・キャストがいると知れたのも、すばらしいことだった。(この日ちょうどフィリップさん来日中でした。お写真シェアしてくださった皆様に感謝します。)

★むすび


ラージャマウリ監督の次回作も109シネマズ木場で見られますように。なんかうまいことまとまった!

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?