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おやこの世界をひろげるサードプレイス「PORTO」に行ってみた

先日、神戸の中心地である三宮、神戸市役所のすぐ東側に親子のための新しい場所ができました。『おやこの世界を広げるサードプレイス』と説明される「PORTO(ポルト)」です。

PORTOってどんな場所?

おうちでもない、公園でもない、もうひとつのあそび場。
保育園でもない、学校でもない、もうひとつの学び場。
ママ・パパが自分時間を過ごす間子どもたちが楽しく遊びながら過ごす場。という感じで、親にとっても子どもにとってもゆるく過ごし、ゆるくつながる場という感じです。

やっていることはタイトル画像の空間で、
1.室内あそび場の提供
2.イベントスペース
3.一時預かり(春からサービス開始予定)
の3つのサービスを提供しています。

神戸の都心部の役割の変化

神戸の三宮はもともとは商業・オフィス街です。最近はコロナで流れが変わるかもしれないが、ずっと続いている都心居住のニーズから神戸の都心部にもマンションが林立しています。最初のころはビジネスマンの一人暮らしや、DINKs(Double Income No Kids)と言われる、意図的に子を持たない共働き夫婦が多かった気がしますが、最近は都心部でも子どもの姿が増えてきたと感じます。
職住近接や職住混合が進んだからだろうか。それとも三宮がベッドタウンになってきたからだろうか・・・。

まあ、その考察はまた別の機会にします(かも)。ってことでそれは横に置いておくとして、子どもが増えると問題になるのが子どもの居場所ですね。

もともと商業・オフィス街なので子どもの居場所がそんなにないんですよね。最近では市民活動が大きくなって東遊園地が土の公園から芝生広場になりました。

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また、素敵なプレイヤーさんたちが企業主導型保育園を運営してくれたりと、少しずつ整いつつあります。

都心三宮が「用事を済ませる場所」から「時間を過ごす場所」にバージョンアップされているのでしょうね。私も仕事でガッツリかかわった神戸の都心の未来の姿「将来ビジョン」には三宮駅前はこんな場になるという未来像が描かれています。
サラリーマンもいるけど、小さなお子さん連れた方や犬連れてる方もいます。そんな生活感あふれるみんなの都心を描いています。そこに近づいてきてるのかもです。

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代表佳山さんの熱い想い

さて、この場を運営しているラヴィベル株式会社の代表である佳山奈央さんに話を聞いてみたら、そりゃ~出てきますよね、熱い想い。

そもそもPORTOを開設することになったのはなぜか?
佳山さんは、こんなことを語ってくれました。

『こどもが自分の人生を自分で切り拓いていく力を身につけて欲しい。そのためには、人生を楽しんでいる大人にどれだけ出会えるかが大切なんです。できるだけ小さいうちから。
親が、育児を理由にやりたいことを諦めるのではなく、全力で楽しみ、その背中をこどもに見せることを応援したいんです。だから、おやこで地域の「人生を楽しんでいる人」にたくさん出会える機会をつくりたいと思っています。』

うんうん、私も子育てに関しては経験者(現在11歳、8歳の2人)なので確かにそれは思う。親が人生を楽しんでいないと子は成長することに不安を覚えそうですよね。
でもでも、自分の子どもに楽しんでいる姿を見せ続けるって、大変じゃないですか?楽しんでる=笑っているではなく、頑張って苦しんでる姿を見せるのも大事かもですが・・・。
背中でずっと語るが無理なら、たまには子どもの目を自分から外してもらったり、別の楽しそうな大人に注目してもらったらいいかもですね。
そんな場や機会、そして人が集まる場所にこのPORTOがなればいいなぁとお期待してます。

ワークスペース

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ちなみにこのPORTO、仕事できます。Wi-Fiあるしコーヒーも飲めるし。
なので子ども連れて行ってお仕事しながら子どもに関わるってのも、いい姿かもですね。

場所は神戸国際会館からまっすぐ南へ徒歩2~3分。

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まだまだ進化中のPORTO、今度イベントにも出させてもらいますが、どんどん発展していって、背中で語れる面白い大人がいて、子どもがキラキラした目で過ごしている風景がいつでも観察できる場所になればいいですね。

イベント


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