【政治】死の準備としての革命 ──実存・必然・主導──
長くつきあっている同志の一人が、人知れず希死念慮に駆られていた。相談をうけて話をしてみたが、考えてみれば、この人物ともまとまって時間を作って話すことを、この一年くらいしていなかった。彼は実存のすべてをふりきって、ある方向を目指していたが、精神や身体の不調でそれができなくなってしまったという。ひとたびそうなると、いままで円滑に働いていた様々な仕事ができなくなり、そこに焦燥感もあり、またさまざまな対人関係にも不調を来して、ついに絶望しきったうえで、遺書をしたためたが、どこで死ぬ