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二六八三年年始挨拶:ネオ幕府の再起動

新春のご挨拶

 謹んで皆様に新春のご挨拶を申し上げます。
 民族暦で二六八三年が始まりました。
 ネオ幕府を再起動します。
 今年、ぼくが統率する武士の皆さんとどうやってバイブスを高め、お互いに魂を燃焼させ合っていくかについてお披露目しておきます。

 まずは〇一月〇一日夜、西荻窪の某箱にてネオ幕府の新年の祭典が行われ、二〇名の方にお越しいただきました。
 家臣のあかずちゃんという限界パンク女子動画に取ってくれてます
 発足一年の名もなきバンドのライブとしてはそこそこ盛況でしたし、独特の盛り上がりがあったのでよかったなと思っています。
 この場をお借りして、お越しいただいた皆様に改めて御礼申し上げます。どうもありがとう。
 おかげさまでよい会となり、めでたく一年を開始できました。

 まずは反省点からになりますが、五回くらい年代を西ローマ暦で言っちゃったり、わちゃわちゃ親睦を温め合ってるうちに開始時間が六ノ三ツ(西ローマ時間だと一九時ね)のつもりが五ノ一ツ(二〇時ね)を越しちゃったり、完全撤収一〇分前にライブのお尻をもつれ込ませてみたり、ほんとは神道をきちんと擬装していかなければならない(と公表している)はずのネオ幕府の将軍未満であるところのこのトモサカが、神主を呼ぶのにいささかやる気が足りなかったりして結果的に本祭の存在がおろそかになったりしたのですが、まあどうにしてもそのあたりは結局ぼくの責任なので反省するべきところは反省して、これからもよしなに頑張っていきたい所存です。
 そして、それもまあとりあえず今回いっかなってなるくらい、ネオ幕府の虚構力がたかぶったのでまあよかったと思います。

共同体の建設:群れるぞ

 この会もそうでしたが、八三年に生まれ変わるネオ幕府では、まずはしっかりと群れていきたいと思います。

 省みるに、八二年はそれはそれは鼻持ちならない巨大な滑りかたをした年でした。
 一年育ててみたネオ幕府は、魂を磨き合う武士たちが切磋琢磨する道場どころか、一面を覆わん菌糸からなる醜い無責任の森となりはて、思わず火を放って温床ごと葬り去ってみたわけですが、その時わかったのが、ぼくはこんなことをするために生まれてきたわけではない、ということと、どうやら気が焦りすぎていた、ということの二つでした。

 ぼくが反省するべきことに、共同性の構築を怠っていたことがあがります。
 少なくともこの一年、ぼくはネオ幕府で要するに「お前らぼくに反発して来い」しか言ってない、非常にストイックな人になってしまってはいたわけで、共同体の建設が十分ではありませんでした。
 つまり、共通の経験と連帯を基にした内輪ノリとジャーゴンとぬくもりてぃの欠如です。このあたりを、力強くもりもりとこさえていくことにします。
 それはどうせまた何か別の問題を作り出してはいくんでしょうが、それはそれで次の課題とします。
 てなわけで、ネオ幕府ではまず今年、活動の拠点を作っていきたいと思います。

 まずはネオ幕府は村づくりを開始します。
 アキノリ将軍未満は今年一年、村長風をふかしながら実際に村落を建設することを目標にします。
 とりあえず大久保か新大久保あたりを目標に、ネオ幕府の人員が同じ町に固まって住む感じで考えていきたいなって思ってます。
 もちろんその場所である根拠はありませんが、地元民目線では由緒ある多文化の町なので、ネオ幕府の目的の一つである万邦共栄がやりやすいかなって思ってます。もちろん気が変わったり現実に問題が起きたら、別の場所に変えます。

 あと、ネオ幕府は独立した一政府なので、日本国オホヤシマグニのあちこちに影響力を行使する自治圏を持っておかないといけません。なので中長期的には、田舎に村落を建設して食料をつくろうみたいな村落とかと協同することがいろいろあるべきです。
 そのため、毛沢東路線風の革命組織とかとぱやぱやするかもしれません。
 それはともあれ、ネオ幕府アキノリ派はこの一年、東京を拠点に活動し、徐々にほかの地域にも影響力を行使していこうと思います。

ネオ幕府のカルチャー建設:高まるぞ

 共同体建設は正直ちょっとハードルが高いのですが、今年それに取り組みたいのにはもちろん理由があります。
 それはもちろん、ぼくがエモいと感じた音楽や意匠、お酒やお茶、思想や学問や批評や文楽を皆さんと分かち合いつつ、そして時には腹を割ってディスり合いながら切磋琢磨していくことです。そして、生み出される文化はどうせ新しい文化になるのですが、息の長い文化にするために民族主義を擬装していきたいと思いますが、その辺はまた別に書きます。

 ネオ幕府の狙いの一つに、文化の主導権の掌握があります。政治権力の主導権の掌握のためには、まずは文化力を培わないといけません。
 まあ残念ながら現状我々の政治力はまったく大したことはないわけですが、文化の道場でなら戦えると思って大丈夫です。議会制民主主義者には、おおむね反体制的な傾向にあるとんがったシャープなカルチャーを生み出す力はありません。体制の作り出す文化の、溶けたアイスのようなパンチ力の低さは構造的な問題だと思っていいですが、我々はそのへんをもっと言語化しますし実際に行動にしていきます。
 武士たるもの、ライブハウスで意気投合した仲間にエモいカルチャーとパッションを語って人の魂に火を灯す程度の数寄心がなければなりません。ネオ幕府は、政治を手段にした芸術活動でもあるので。

 まあ、できることから始めましょう。
 とりあえずで、だいたい匿名でデザイナーさんに頼んでロゴはすでに作ってますけど、これからもっと作るかもしれません。扉絵は再起動祭でつかったぼくが作ったネオ幕府の旗なんですけど、公式にはネオ幕府は六角形の旗印ってことにしてます。
 あえて由来はここには書きませんが、ここにはネオ幕府が勝ち取らなくてはならない未来が示されています。
 ちょっとデザインの路線がいっぱいあることを可視化したいので、「ネオ幕府」というワードと六角形の図象を使えばネオ幕府のロゴとして成立することにします。そしたら分派した時もやりやすいですよね。
 そして、ステッカーを販売していきます。名刺のデザインについても近く話し合います。
 ゆくゆくははやくファッションや音楽の領域にも進出していかないといけません。

ネオ幕府の発信について:ポピュるぞ

 去年、もともと使ってた電函さんがお亡くなりになってから一応新しいのもらったりしたのですが(できたら買い換えたい)、その後ごたごたがあったり勝手が違うことを言い訳に全く動画の更新をしなくなっています。

 そもそもなんですけど、じつはチャンネルとかあります
 ネオ幕府ではとりあえずぼくが発信の主体となって動画制作をしてました。そして去年やってたのは、思想そのものをダイレクトに発信する、という内容でした。ネオ幕府は思想的にそこそこいいコンテンツだと自負してはいますが、この発信のやり方からして、「わかる人にはわかる」みたいなめっちゃ隙間産業なやり方をしてましたが、その成果が反映して、再生数も登録者数も大変しょっぱい結果となっています。
 本来は魂を磨き続ける武士として、この世界にごまんといる量産型の消費者を魅了し牽引し煽動していかなければならないはずのネオ幕府ですが、まずは知名度を上げるために取り組んでいかないといけません。
 今年は臥薪嘗胆の精神でポピュリズムをどこまでできるかがカギです。ポピュるぞ。

 というわけで、今年は大衆路線をぶちかましていきたいと思います。
 村落的共同体をつくり次第ですが、思想発信はもちろん、それを日本国の新しい将軍として外語で発信することとか、歴史上の人物表敬とかちょっと面白い人ととの対話とか単においしいもの食べてる動画とかを作って発信したいと思います。やりたい人いたら協力して。
 とりあえず北朝鮮の真似が異常にうまい家臣と将軍様ごっこをして遊ぶところからスタートします。
 あと、作家に将軍グッズを作らせてポイントを上げることで将軍みを高めていきたいと思います。

 ちょっとだけまじめなことを言うと、地域的には共栄圏建設を考えてる範囲で、管理社会に抵抗する人たちに向けて連帯をしあうアピールもしていきたいと思ってます。

 あとまじめなことついでに、来年には武蔵国東京都の知事選挙にでます。というより、公共放送にのせて議会制民主主義体制にも本格的に乗り込んでいきたいと思っています。無論落ちますけど、議会制民主主義体制の中でしっかりと情報優位になっていきたい感じです。なのでお金を集めたりとかしないといけませんが、計画と実行も頑張ります。
 はやくこの国に巣食う議会制民主主義をなし崩しにしてやりましょうね。

 この一年、熱い虚構の建設のために皆さんを引っ張っていきたいと思います。
 武士の皆さんはぼくと一緒に革命を頑張っていきましょうね!!
 えいえいおー!!

二六八三年〇一月〇三日 朝七ツ三ツ
 将軍未満アヒカハトモサカノヒコキヌノナカチコアキノリ 花押

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