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悟り、覚醒、目覚めを求める探究者の誰もがよく陥りがちな勘違い

夢の主人公が目覚めるのではありません

真理から言えば、本来私たちは神と一体の神の子であるわけです。

そうであるにもかかわらず、私たちは何をしているのか?というなら、真理とはまった真逆の夢を見続けているだけでなく、その夢の主人公と同一化した状態になってしまっていると言うことができます。

つまり、肉体/身体としての夢の主人公を自分だと信じてしまっているわけです。

真理から言えば、神の子が作り出した夢自体が「無」であるわけですから、当然、夢の中の主人公も、そして夢の中の登場人物も「無」です。

ただし、この世界の中に居る私たちは、そのことをまったく忘れてしまっています。

そう、そのことが分かっていない真理の探究者たちは、次のような勘違いをしてしまうのです。

それは、自分だと思っている「自分」が一生懸命に悟ろう、目覚めようするということです。

自分は夢の登場人物(主人公)になってしまっているにもかかわらず、その「自分」がこの夢から目覚めるのだとつい思ってしまうということです。

それは、悟り、覚醒、目覚めを求める探究者の誰もがよく陥る勘違いだといえましょう。

真理を探究していく上で私たちが知っておかなければならないのは、夢の主人公が目覚めるのではないということです。

つまり、目覚める誰かなどいないのだということです。

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