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『ア・コース・イン・ミラクルズ』のイエス、聖霊について


コースの教えを通して言葉を超えていく

コース(奇跡のコース/奇跡講座)の学びが深まっていくと、つまり、コースが教えていることの内容を真に理解するようになると、コースそのものがすべて比喩で書かれてあるということが分かってきます。

コースはキリスト教用語や心理学用語を使って書かれてあるわけですが、その内容は純粋な非二元の教えであり、つまりは、この世を超えたもの、言葉を超えたものであるということです。

それがどういうことなのか?

というなら、言葉としてコースで教えられていることをそのまま受け取ってしまわないように、ということです。

そのことについてはワプニック博士も以下のように云っています。

「コースに書かれてあることを文字通りに受け取らないでください。コースを読むときは、ポエム(詩)を読むかのように行間のその奥にある内容のほうを受け取ってください」と。

コースに書かれてる言葉を文字通りに受け取ってしまうなら、コースが教えているその内容とはまったくちがった解釈をしてしまうことになるといえましょう。

その典型的な例が、内容と形態のレベルの混同を起こしてしまうということです。

そうしてしまうならば、もはや、学びの階梯を見つけることも、その階梯を上っていくことも不可能になります。

私たちはコースのイエスの言葉を通して、この世を超えた思考体系を学んでいくわけですが、そこで私たちが気をつけなければならないのは、コースの言葉をたくさん覚えることとその内容を理解することは全く別だということです。

ようするに、それが言葉だけで学ばれていくならば、何の意味もなさないということを覚えておきましょう。

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