タグを外せ

人は産まれてから、家庭環境、友人関係、コンプレックス、いじめ、慢心、称賛などあらゆる縁によってまっさらな自分と向かい合うことが難しくなります。
自分はこういう傾向だとか、こういう人種だ、こういうカテゴリーの人だとタグをつけていき、大まかな分類に分けて正面から自分を見られなくなります。
そしてそのカテゴライズに安心する様になるのです。

しかし、その様なものは仮のものであり、条件が変われば看板はどんどん変わっていきます。
そしてその変化に翻弄されて行くのです。

本当の自分と向かい合うには、一つ一つタグを外していかねばなりません。
その為には、自分の醜い部分や、声が出てしまう様な過去の過ち、自分の辛い境遇などと向かい合い一つ一つ解決していかねばなりません。
これはとてもきつい事です。

それらを受け入れて、すべてのタグが外れた時に人間は自由を手に入れる事ができます。
世間の流れや人の評価に惑わされず、本当の自分と向かい合い安心する事ができます。

その後、もし自分の命や縁、抗う事ができない自分の死と向かい合う事があればそれは宗教の力で乗り越える事ができるかもしれません。

自分と向かい合う事が出来ないと宗教と関わることは勘違いを生んでしまうこともあります。

全ては自分次第です。

自分のタグを外しましょう。

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