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【植栽家の日常】20231016 植栽工事の準備仕入れに行ったりなど



【今週末の植栽工事に向けて仕入れ行脚】

今日は、今週末に植栽工事を行う設計案件で使用する植物の仕入れで、他県のナーサリーまで遠征してきました。

建築設計事務所 mico. さん設計による下写真のとてもカッコいい建築です。

上階が集合住宅で、今回1階にレストランがオープンするにあたり、そのレストランの植栽をデザインさせていただきました。

建物全体がなんだか透け感ありますが、これは銅製の網戸のようなメッシュで全面が覆われているんですね。

銅素材なので、2023年初頭の竣工物件ですが、すでに部分的に緑青が出始めていて、銅色の部分と青緑みの部分がグラデーショナルに混在していますね。
だんだんと建築の色みが気候環境によって移ろっていく変化も楽しめる建築です。

本件は、植栽できる範囲は比較的小さいのですが、多彩な植物がいっぱいある感じが良いというお客さまのご希望もあり、特定の国籍を感じさせないようにボキャブラリー豊富な植栽にします。

鎌倉という土地の文脈や無国籍創作料理を提供するお店のコンセプトも踏まえて、歴史観や国籍的な多様性などをフュージョンさせるという独自のコンセプトを練りました。

とても私らしい語り口ではありますが、世間一般的にはちょっと変わった植物の組み合わせの植栽になると思いますので、通りを行く方々の目を楽しませることができたら幸いです。

今日の仕入れでも、植栽映えしそうな立派な個体を見つけられ、最初からボリュームある見た目に施工できそうです。

仕入れから戻った後は、今が最盛期の秋植え球根ご予約分の大量発送。200品種近い球根から各お客様のご注文内容に合わせて球根をピックアップする作業は意外と熟練を要するので、最盛期には、集めるのが1番性格で速い私も全力出動します。

毎年、春と秋の繁忙期は店舗業務が忙しいので、工事の予定は入れないことにしているのですが、今年は建物の竣工やオープン時期にバッチリかぶってしまい、繁忙期の店舗業務と設計案件をマルチタスクでこなさなくてはならず、かなりタイヘンな毎日ではあります。

が、この世に一つしかない個性的で素晴らしい建築の植栽を任せていただけるということは、植栽を生業にしていても誰もが一生の中でできるわけではないありがたい機会なので、無理し過ぎない程度を見極めつつ頑張りたいと思います😊

今日のピアノ練習覚え書き

【今日のピアノ練習 ウォーミングアップ】

スケール シャープ系全調
ツェルニー 30番 20、21、28番

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーはゆっくり、間違えやすい箇所をよく確認しながら通し練習しました。

ボレロは1ページめを1小節ずつ、片手づつ、リズムを確認しながら暗譜も進める練習をしました。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

第30〜32変奏を練習しました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

コーダの部分を練習しました。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

同好会の発表会での演奏動画を見て反省点も多く見つかったので、より劇的な表現を深められるように意識しながら本気演奏しました。

【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】

11月のコンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。

スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

全体の表現と2ページめの暗譜を意識してゆっくり、部分練習。

先週からプログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。

この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

単体で弾くというよりは、このセットでひとつの世界観を作りたいと思っていて、3曲の流れでこの曲の味付けを進めています。

この曲は技術的に難しいということはありませんが、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても難しいと思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。


スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、急遽思い立ち、コンクール曲候補に挙がりました。
10月からレッスン受けています。

まだ譜読みから日が浅く、私の新曲習得力だと相当頑張らないと2次地区本選までにはいい感じに仕上げるのは難しいと思いますが、2次で使わないにしてもいずれ舞台曲としてレパートリーにできそうなので、引き続き頑張りたいと思います。

もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。

この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

次の本番ではドビュッシーの「塔」と楽興の3番を弾くので、今日は、まず3&4番を本気通し弾き、レッスンの最後に「塔」と3番を本気通しで弾きました。

4番は、ゆっくりですが、暗譜で通し練習しました。
全体の精度上げと表現を深めるステージに入ってきたと思います。

【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

「塔」「グラナダ」も、技術的な難所がいくつかあるので、そこをピックアップして超ゆっくり、間違えないで弾く練習を繰り返してから、今後の各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しをしました。

グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。

【初見練習 フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」】

これまためっちゃ憧れの曲! 今日はいよいよ終楽章 変奏の前半を読みました。

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