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【人生のほんの1日】20220917 ピアノ弾き合い会。良い知らせに気を抜いてたら思わぬ落とし穴にハマった件

来月、東京で私が所属するピアノ同好会の発表会があるのですが、その発表会に向けての予行練習も兼ねてのメンバー弾き合い会に参加してきました。

今回の弾き合い会は、結論からいうとちょっと気を抜いてたり準備が甘かったため、反省点の多い演奏になってしまいました😅

そのような結果になってしまった原因の分析と今後の対策もかねて書いてみたいと思います。

今回の弾き合い会はこんな感じでした

今回の弾き合い会の会場は渋谷ホール&スタジオさん。FAZIOLIのピアノがある素敵なホールでした。

私自身、FAZIOLIのピアノを弾くのは人生初だったので、とても貴重な経験になりました。私が知る範囲ではなかなか実物に触れる機会の少ないピアノなので、ピアノの記念写真も撮影。

内側の木材の色みが模様もとても美しく、格調高いですね。

今回の弾き会会参加者は8名。一人10分枠で2巡弾きました。
他の方の演奏曲目もショパンのバラードやラヴェル「水の戯れ」、ブラームス 「2つのラプソディ op.79-1」など、難曲・大曲揃い。そして(私以外は)皆さんとてもお上手で、そのお仲間にちゃっかりまぜていただき弾かせていただいた次第。

私はラヴェルのソナチネ第1&3楽章を通しで弾きました。今回、第3楽章はあまりよく弾けなかったので、第1楽章のみインスタにUPしました(第1楽章の出来も正直イマイチだったんですが、記念投稿です😅)。

今回はまだ第3楽章の人前演奏の準備が万全ではなくて、その不安というか第3楽章のことが最初から気にかかってしまい、第1楽章もちょっと集中が甘く、ふと気がそれた瞬間にいくつかミスをしてしまいました。

2つの楽章を分けて練習していて、続けて弾く訓練を始めてからまだ日が浅いので私としては想定内のハプニングでもありましたが、本番に向けてもっと気を引き締めていかないとな、と痛感いたしました。

(追記)
後から当日の動画見直してみたら、1巡目に弾いた第3楽章は、いろいろミスはしていますが、自分が思っていたよりはマシな演奏だったので、たいへんお耳汚しかと思いますがインスタにUPしました😅(追記ここまで)

本当の本番ほどの準備が間に合っていなかったり、思いがけないハプニングも起こったりしますが、本番前に課題や改善点を洗い出せるという点で、ぶっつけで本番に臨むのではなく、今回のような弾き会などで予行演習しておくのはとても有意義ですよね。本番のメンタル的にも一発勝負で臨むよりかなり楽になります。

今回は2巡目の第3楽章で、ちょっとつまづいたところで暗譜が飛んでしまい、演奏を中断してしまう事故を起こしてしまったり、私としては残念な部分が多かったのですが、いろいろ思い当たるフシはあるので、反省も含めてそうなってしまった原因などについて考察してみたいと思います。


(反省点1) コンクール予選通過の知らせをもらい気が抜けていた

ちょうど弾き合い会の前日、コンクール予選通過の知らせをいただき、精神的にホッとし過ぎてしまって、弾き合い会当日はちょっと演奏に向かう気力や姿勢が甘かったと思います。

予選通過はすでに決定している事項なので、通知をもらった時点で頭をリセットして直近の未来課題である弾き合い会に全集中すべきでした。

演奏当日のマインドセット的に臨戦態勢になっていなかったですね。本番数日前から心と身体の準備を段階的に進めていく必要性を感じました。


(反省点2) 現状の実力以上を出そうとして自ら失敗した

自己分析的に今回の演奏が上手くいかなかった最大の反省点は、現状自分が暗譜を再現しながら弾ける速度よりもかなり速く弾いてしまったことにあると思います。

なんとなくその場の雰囲気で、私が最終的に目指したい速度で弾き始めてしまったのが運の尽きだったというか😅

アスリートが重要な勝負を左右する劣勢局面でイチかバチかの一発逆転を狙ってリスキーなトライをして失敗してしまうようなパターンですね。

10月の本番に向けて1・3楽章とも8月まで練習していた速さよりも速度を上げようと考えていて、9月に入ってからの練習はゆっくり弾いて暗譜と表現を安定させる練習と、メトロノームに合わせて少しずつ段階的に速度を上げていく「速く弾く練習」をしています。

速度上げの練習がまだ中途半端なところで、それ以上の速度で弾いてしまったので、危なっかしいのは自明ですよね。起こるべくして起こった失敗ですが、舞台での精神状態では焦ってこういうことも起こり得るのは十分想定できるので、弾き始める際の自分の中でのテンポ設定は、私にとっては超・重点事項と思いました。


(本番に向けて) 気に留めておくけど引きずらない

というわけで、私的にはたいへん分かりやすく、且つ陥りやすくもある原因から、あまり良い結果が出せなかった今回の弾き合い会ですが、これらの反省材料諸々も「曲をよりよく仕上げるためのプロセス」「演奏を成功させるために注意しておくべきポイント」と捉え気には留めておくけどくよくよ悩まないようにしています。

一夜明けて、今日は上記の反省点も踏まえて、暗譜の確認とゆっくりと細部を確認しながら弾く練習、常に集中度を高めて弾く練習をしています。

そんな感じで10月の発表会に向けて実直に歩を進められるよう、引き続き頑張っていきます😊


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