140字りらいと×イカチャレンジ #100日間投稿マラソン6日目
(あ、澱んでいる)
なんとなくそう感じた。最近そんなに食べていないのに、軽く2キロぐらい増えたんじゃないかと錯覚する。両肩に漬物石でも乗っかってるのかなぁなんて、ありえないことを想像するくらいには、ずっしりとした感覚に押しつぶされそうである。指の先がぼやけているような、胃のなかが黒ずんでいるような、とにかく自分じゃないような、そんな感覚。
からだは重たいのに頭はフル回転している。次から次へと心配事が襲い掛かってくる。かっこよくなぎ倒してやる!・・・と脳内のわたしは意気込んでいるけど、なんせからだが重くて動けないのだ。あちらこちらから襲い掛かってくる敵になすすべなく、精神を削り取られているような気がする。
これはもう、最終奥義を放つしかないではないか。
一度、すべての思考を放棄する。空っぽにした脳みそで、自分のからだをすべて観察する。どこだ、どこに悪の手下が潜んでいやがる。
・・・え、わかんないんだけど。もういいや全部とっかえよ。
長く細く、空気に乗せて、大気中に溶かしていく。頭のてっぺんから、指先ひとつまで神経を張り巡らせる。まだだ、まだ澱んでいる箇所がある。もっと長く、細く、途切れないように大気に溶かす。体中を駆け巡る悪をすべて、限界まで空気になじませていく。
限界まで溶かし切っ、た・・・ここからが勝負。一瞬だ。カウントダウンと同時にスイッチを切り替える。吐き出した分の闇と同じだけ、光を取り込むんだ。
3,2,1,・・・0!
【深呼吸ーー!】2020.2.7
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140字リライトとイカチャレンジを掛け合わせてみました。
(イカってこういうことなんです。)
ツイート短すぎて当時の心境が全くわからない・・・!けど、多分何かにいっぱいいっぱいだったんだろうなと、それだけはわかります。スイッチを切り替えたいときとか、周りが見えなくなって凹んでるときとかによく深呼吸していたから。
「深呼吸は吸うほうじゃなくて、吐くほうが大事なんだよ」と昔誰かに教わった気がします。自分のからだの中のだるさや、もやもやしている思考を視覚的にイメージして、吐く息に乗せるようにして思いっきり息を吐くんです。限界まで。もう吐けない、苦しい!って思うところまで。そこからさらに+5秒。
限界の限界まで吐いて、ふっと力を緩めると想像以上に新しい空気が勝手に入ってくるんですよ。ちなみに吸うときには、透明できらきらしたものをイメージして空気と一緒に体内に取り込むようにしてます。それだけでなんだか、キラキラで満たされた気分になるんですよね。思い込みってうまく使うととても便利なシステムだと思う。
最近疲れていませんか?いっしょに、思いっきり深呼吸、しましょう。
こちらに参加しています。6日目。もうすぐ一週間。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。何かあなた様の心に残せるものであったなら、わたしは幸せです。