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【メキシコシティ駐在妻】家の窓ガラス粉々事件。メキシコと日本の『普通』の違いを実感した話。

Hola!

今日は日本ではニュースになるようなびっくり仰天な話😂


メキシコに住んでいると、いろいろなカルチャーショックに出くわすことがありますが、その中でも今でも忘れられない出来事。

まだ娘が生まれる前、夫と二人で暮らしていた頃の2020年10月末のお話です。


今では笑って話せるけど、メキシコ生活でも一番驚いた事件。

家のメインバスルームの大きな窓ガラスが、突然粉々に割れました。


まだコロナ禍だった頃。
その日は、夫はテレワーク、私は家でスペイン語学校の授業をzoomで受けていました。

外は特に風が強いわけでもなく、家の中も特に変わった様子はなく...
私も授業中だったので、すぐに反応することが出来なかったのですが、バスルームの方から『ドンッ!』といつもは聞かないような音が聞こえました。

なんか聞こえたなぁと思いながらも、なぜかその日は、私も夫もメインのバスルームのトイレを夕方まで使うことはなく笑

授業が終わっても、変な音が聞こえたことすら忘れていた私😂


異変に気付いたのは、夫がトイレに行った際。


私はリビングでまったり過ごしていて

突然、
『えっっっ?!えっ?!?!』
と驚く夫の声に、

『なになに?!どうしたの?なんか虫でもいた??』
と笑いながら返答した私。

なかなか戻ってこない夫を追いかけると
目の前の光景に2人して唖然。

左の窓が通常モード。右の窓が粉々になっている様子。


これは...何が起きている...?
少しでも触れたら、バリバリと落ちてきそう。

二人してしばらく思考が停止。

特に何かがぶつかったような形跡もなく、私たちが窓に触れていたわけでもないのに、なぜか突然割れた窓ガラス。

しかも、この窓ガラスは3mくらいとかなり大きくて、丈夫そうに見えたので、余計に驚きました。


とりあえずマンションの管理事務所に連絡し、メンテナンスの担当者が来てくれることになりました。

私たちの住んでいるマンションは、見た目が全てガラス窓で覆われているような設計のマンションで、さすがにガラス窓が売りのマンションなんだから在庫は沢山あるだろう!すぐに修理してくれるだろう!と思っていたのですが...

ここからがさらに驚きの連続。


まず状況を確認してもらい、メンテナンスのおじさんに言われたひとこと。

『ここの窓ガラスは、すごく太陽が当たる場所だから熱くなったり冷たくなったりして、温度差で割れたんだきっと🤷🏾‍♂️』

私たち『…?????』



よくあることだよ、みたいに軽く言われたことにびっくり。


確かに、この事件が起きる半年以内で
マンション内の同じ棟と、隣の棟で窓ガラスが割れる現場を3件ほど目撃していて。



でも温度差で割れるってなに...?

そんな脆いガラスを使わないでくれーーー😱


下には子供たちの遊び場があるし、スーパーへ行ったり、外の通りへ出る時にも通る道。



本当に勘弁してほしい。
大きなガラス窓が売りなマンションのくせに!




これの処理、どうするのかなーと待っていると
マンションの人達が何人かやってきて、

『家に、ホウキ🧹ある?』と聞かれたので、
掃除用のものを渡すと、


そのホウキの柄の部分で、窓ガラスを叩き割り始めました🙄🙄🙄🙄🙄

思いっきり外に向かって。

私たちはその様子を見て、ただただ唖然。

『下は人も通る道だし、駐車場の車にも当たりそうだけど大丈夫なの?!』と確認すると、

『すでに黄色いテープで立ち入り禁止にしたし、駐車場側にも窓ガラス割るからから立ち退いてってアナウンスしたから大丈夫!』と。


でもまだ車は下に全然いて、ガラスが落ちてきたことで急いで立ち退いている感じでした💦

なんだか全てが衝撃的すぎて。

あぁ、そうだここはメキシコか、と。


その日は窓ガラスをすべて叩き割られ終了。

『君たち、子供はいる?あ、いないのね良かった。とりあえずしばらくここのバスルームは使わないで。また連絡するから〜。』



そんなことを言い残して、メンテナンスのおじさんたちは去っていきました。


(サブのバスルームがあったので、しばらくはそちらを使ってお風呂に入ることに。)

全て叩き割られた窓ガラス。
18階からの景色。下を覗くと足がすくむ。


仕方が無いのでしばらくここのバスルームは立ち入り禁止にし、でも風がヒューヒューくるのでドアの下にタオルなどでふさぎ。

3日後くらいに、やっとマンションのメンテナンスのお兄さん達が来て

『Perdon. このガラスと同じサイズの在庫が今ないんだ。取り寄せるのに3週間はかかると思う』と言われ...

(本当になんでだろう😇同じサイズのガラス窓だらけのマンションのくせに...笑)


そしてお兄さん達が持ってきたのは、同じサイズの木の板。

しばらくは、窓ガラス部分に木の板をはめ込んで塞がれたのでした。

写真が遡っても無かった...
思い返してもなんだかシュールな見た目でした😂


そして3週間後、ついに待ち望んでいた入荷の連絡が!!!

内側から二人、窓掃除の時に乗る上から吊り下げて動くエレベーターみたいなのに乗った外側から二人。
計四人で新しい窓ガラスを設置してくれました。

どのように設置したのか、見ることが出来ませんでしたが、新しく窓ガラスつけてもらった後、しばらく強力ボンドのような匂いが...


まさかボンドだけで窓ガラス付けてるのか…?

窓ガラスはよく落ちるって聞くし、ありえる...😱


日本だったら、もし窓ガラスが割れてしまったとしても、遅くても2-3日以内には新しいガラスを取り付けてくれるのが普通ですよね。
メキシコのような対応をされたらニュースになると思いますが😂



メキシコでは、少し時間をかけてでも対応してくれるだけでも感謝する、という考え方でいないと、日本人の私たちにとっては戸惑うことばかりかもしれません💦

この経験は、メキシコでの「普通」と、私たちが慣れてきた日本の「普通」の違いを実感する良い機会になった気がします😅





まさか、我が家の窓が割れるなんて思ってもみなかった。
突然上から窓ガラスが落ちてきたらと考えると怖すぎますよね...


これ以来、窓トラブルは起きていないですが、いつ何が起こるか分からないし怖いので、窓には負荷をかけたり、あまり近付かないようにしています。



だいぶ前のことで記憶も曖昧で、なんだかまとまらない文章になってしまいましたが、忘れられない窓ガラス粉々事件でした。



お子さんがいらっしゃる家庭は、窓際ではなるべく遊ばせないように。
本当に目を離さないよう気を付けましょう。


本当にあった実体験のご紹介でした😭


家探しにおける注意点を書いた記事はこちら⬇️



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