社交的なネクラが自意識過剰な被害妄想を発動して思い出した話。
今日は、特に肌の調子が悪かった。
私はアトピー体質で、チョコレートを食べ過ぎると炎症が起きることを分かっているのに、昨日、食べ過ぎてしまったんだ。
(寒いと無性に食べたくなるんだよな・・・)
そういうわけで、今朝起きて、鏡を見たときにぎょっとするくらい顔がかさついていて赤みもあり、化粧をするのも嫌になった。
いつもはリキッドファンデーションで顔をベトベトに塗りたくっているのだが、今日はこの顔面にペンキ塗装は無理と判断し、軽くパウダーファンデーションを乗せるくらいにしておいた。うーん、ノリが悪すぎて、すっぴんと大して変わらない・・・
その状態で、まだ寝ている3歳娘――インフルエンザの登園制限で今日まで自宅待機の――を置いて、6歳次男をこども園に送り届けたあと、スーパーに寄って、娘用にチョコチップ入りの細長いパンと、自分用にカフェオレを買おうとレジへ行った。
レジの方に「決済はどうされますか」と訊かれ目が合ったとき、ふと、
そんな妄想をしながら、自分にツッコミを入れた。
レジの人は、いちいち売り物とお客さんの状態を結び付けたりしないだろうし、私が自分に対して「肌不調なのにこんな不摂生をして」と思っているだけなのだ。なぜそれをレジの人が思っているかのように仕立て上げてしまうのだろう・・・
そして、エコバックを忘れたので、自分のハンドバッグにパンとカフェオレを詰めながら、ふと、
今日は、「いや~こんなこと考える自分はやっぱりちょっと変だね」で済んだのだが、以前は、わりと真剣に妄想しちゃって、その妄想に自ら打ちひしがれるという、非常に無駄で非生産的な日々を過ごしていたことがあったような気がした。
今日、たまたまふとその頃の記憶がよみがえったような感覚。
まだ地域になじめず、
「ママ友ってどうやって作るんだろう…?私にもできるんだろうか?」と思いながらおそるおそる外に出て、人の目をめちゃくちゃ気にして、子育て支援施設で、その場に居合わせたママたちの一挙手一投足に一喜一憂して、長男の独占欲の強さからトラブルになったらへとへとになって帰宅して、長男を怒鳴りつけて、孤独でしかたなくて、「自分の居場所はここだ」と思えていなかったときだ。
あの頃、「自分の人生を生きたい」とかいう発想もなかったし、何をすれば自分を満たすことができるのか、以前に「自分を満たす」なんていう概念すら知らなかったし、ただただ、子どもを優先にしなくちゃいけない、成長するのを待つしかない、と途方に暮れ、働きはじめる勇気もなく、居心地の良い場所もなくて、頼れる人もいなくて、ずっと心が不安定だった。
その時代の記憶がよみがえったのは、自分のコンディションが良くなくて、久々に「人目を気にした」からかもしれない。
しちゃうのかもしれない…私は。
だけど、あの頃の自分に言ってあげたい。
と!!
この記事が参加している募集
いただいたサポートは、「生きててよかった」と思えることに使わせていただきます!