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第2節 サガン鳥栖VS浦和レッズ

 ついにJリーグ開幕。開幕戦を無事に勝利することができた鳥栖。開幕の湘南戦はまさかの3バックスタートで、「えっ…今年は3バックでいくのか…?」と少し不安になったが、第2節の浦和戦は4バックでのスタート。どうやら開幕戦は対湘南というか、対3バック仕様の並びだったらしい。上手く機能していたかはさておき、自分たちのやりたいことだけやるんじゃなくて、今季は相手も見ながらより勝利に拘るっていう明輝さんの考えが伝わる試合だった。  じゃあ今日は昨季と同じ並びなのかというとこれもまた違っ

    • 第12節 サガン鳥栖VS北海道コンサドーレ札幌

       絶望的に相性が悪い札幌をホームに迎えた鳥栖。どういう形で迎え撃つのかと思って見てみるとスタメンをごっそり入れ替えていた。これから延々と続く連戦を見据えてのことだろうなと驚いていると、メンバーだけでなく並びも3-5-2と見慣れない形でスタートして2度驚く。  この試合で鳥栖が3バックを選択した理由は、恐らく守備的な側面が大きい。札幌は攻撃時に5トップ気味に位置取るため、そこへの対応をハッキリさせておきたかったのだと思う。つまり自分たちがやりたいことをするというよりは、相

      • 第9節 鹿島アントラーズ VS サガン鳥栖

         ルヴァンカップでは大量の若手を抜擢した鳥栖。鹿島戦でもその流れを継続して左SBでは16歳の中野が先発。対する鹿島は鳥栖と同じくボールを繋ぐサッカーへの改革を進めるチーム。同じ方向性を目指すチーム同士の対決となった。  鳥栖も鹿島も似たような方向性を目指しており、その信念をぶつけ合うような試合の流れ。お互いにオープンな状態でボールを持たれるのを嫌うため、高い位置から厳しめに、人数を掛けてプレスを掛けるが、お互いにGKを使った質の高いビルドアップを行えていたため、プレスを

        • 第8節 FC東京 VS サガン鳥栖

           対戦相手のサポから「鳥栖はなんでこのサッカーで未勝利なの…?」みたいな疑問を抱かれるくらいには良い内容のサッカーを続けている鳥栖。それでも勝利が遠い。そろそろ勝利という形で報われたい鳥栖の今日の相手は強敵FC東京。注目は久しぶりのスタメンのドンゴン。  FC東京のストロングポイントとなるのは、やはり永井やディエゴ・オリヴェイラを筆頭にした前線の個の力。よってFC東京はそのストロングポイントを最大限に活かす攻撃、つまりシンプルなロングボールを中心とした攻撃を行う。単純で

        第2節 サガン鳥栖VS浦和レッズ

          第7節 サガン鳥栖 VS セレッソ大阪

           鳥栖は前節ついに今季初ゴールも生まれ、その流れから今節はどういうサッカーをするのか、継続していくのかどうなのかというところ。スタメンでの注目点は前節良い動きを見せた石井の起用と、秀人のアンカー起用。  鳥栖は基本的に前節と同じサッカー。松岡がDFラインまで降りてきて組み立てて、松岡が降りたことで空いたスペースを秀人が中央で埋めてバランスを取る。前節ジョンスがやっていた役割をそのまま秀人が引き受ける形となった。  その後の崩しに関しても前節から大きな変更はなく、原川、小屋

          第7節 サガン鳥栖 VS セレッソ大阪

          第6節 サガン鳥栖 VS 清水エスパルス

           これまで3トップで戦っていた鳥栖だが、今日は4-4-2でスタート。注目点はCFでの金森の起用。金森は基本的にサイドでの起用が多かったため、どういったプレイをするのかと思っていたが序盤でまさかの負傷交代。やっぱり過密日程で今年は怪我人が増えそう。しかし代わりに入った石井が起用に応える素晴らしい活躍を見せた。  今日の鳥栖の違いはSBの位置。これまでは3トップのWGがサイドの高い位置で幅を取っていたが、この試合では両SBが高い位置で幅を取る場面が多かった。  そこで組み

          第6節 サガン鳥栖 VS 清水エスパルス

          サガン鳥栖のサッカー

           自分の頭の中の整理も兼ねて、鳥栖の目指すサッカーについて改めて考えてみたいと思う。ロングボールとポゼッションの対立構造みたいな内容になってると思うけど、先に言っておくと自分としてはその2つに優劣は無いと思ってるし、どちらもしっかり選択肢として持てるのが理想のチームだと考えている。  J1昇格後の鳥栖は、主にロングボール主体のサッカーを武器に戦っていた。このサッカーは縦ポンサッカーなどと揶揄されるが、SBとSHがサイドに張って相手を広げて中央を通そうとする仕組みや、献身性を

          サガン鳥栖のサッカー