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セカンドキャリアからの後悔しない生き方 【ACEトークvol.7:後編】

※2021年10月29日にYouTubeライブ配信した「ACEトーク」のレポート記事です。

こちらは後編です!前編はこちらから。 

杉山(司会):チャット欄からです。ルワンダ繋がりの話。

「本ではないですが、ホテルルワンダという映画があります。」

杉山(司会):確かに映画もありますね、私は観たことないです。

青井:私も気になりつつも心がググっと落ち込みそうだなと思ってなかなか観れずにいます。

杉山(司会):確かにちょっと怖さはあるよね。

思い通りにならなかったファーストキャリア

杉山(司会):私たちの時は就職氷河期でしたよね。アヤペディアに挫折と書いてありましたが、何があったんですか?

青井:ざっくり言うと、就活が思ったようにはいかなかったんです。今は当時より良くなってきたと思うんですけど、就活中は自分のことを話すのは苦手分野でした。

国際協力関係をやりたいなと思って、結構意気込んで「J」がつくところをいくつか受けてみたんですけど落ちて、一般企業も落ちてしまったんです。国連系は、留学したこともないし、ハードル高すぎるかなって当時は思っていました。あとNGOは即戦力を求めているところが多いから、新卒で採ってくれるところってあんまり多くないですよね。だから、国際協力の仕事がしたいけど、専門的なことは学んでいなかったし、技術があるわけでもないから、どうしようってなったのが自分の中での挫折でした。

それから、外大ということもあって結構海外に行く機会もあったんですけど、海外に行くと不安になっちゃうんです。毎回「早く日本に帰りたい!」って思う、旅行でも笑 だから、海外の支援をしたいとは言いつつ海外にはあまり行きたくないなっていう気持ちもあって、これは私向いてないのかなぁと思ったこともありました。そんなこんなで、その時は一旦国際協力関係は諦めて、一般企業に就職しました。

杉山(司会):あとお腹よわよわだもんね笑

青井:お腹よわよわなの~笑カンボジアでもお腹下してたし笑日本でもお腹壊すのに…。

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杉山(司会):開発途上国は特に、お水とか環境とかで身体が変わったりするからね笑

記念受験のつもりで応募したACE

杉山(司会):一般企業に就職されて、ご結婚されてお子さんも生まれて…2年間も専業主婦やっていたんですね。

そんな中でACEの門をたたいたきっかけは何だったんですか?

青井:学生の時は優柔不断で関心分野が広すぎて、国際協力の全部に興味がありました。もともと「子ども支援がしたい!」とか「児童労働がやりたい!」っていうわけではありませんでした。

でも子どもが生まれて、子育て中の親とか、子どもの問題に関心が向くようになったんです。日本みたいな安全な場所にいても子育てってこんなに大変なのに、紛争地とかにいながら子どもを育てるなんてどんなに大変なんだろうって思いました。

もともと家の中にいるよりも外に出て働きたいタイプなんです。でも地域柄、ハローワークに行ってみても自分にできそうな仕事はなかなかありませんでした。

そのときに、そういえば国際協力の仕事がしたいんだったって思い出して、国際協力で有名なイベントのグローバルフェスタに行ってみたんです。そこでACEのブースに行ったらメールマガジンに登録することになって!そうしたら、最初に届いたメルマガに求人が載ってたんです。東京だから受かってもどうしようって思ったけど、記念受験のつもりでとりあえず受けてみたんです。そうしたら「ぜひACEに!」っていうお電話をいただいて。だから本当にご縁です。

杉山(司会):その話知らなかった~!

青井:実はそうなんです笑

子育てと仕事を住み分けるのが両立のコツ!

杉山(司会):なるほど、それで子育てしながら仕事をするようになったんですね。仕事が始まってからは、お子さんは保育園に預けたんですか?

青井:そうです、最初はなかなか保育園が見つからなくて大変でした。

杉山(司会):そうなんですね。途中で第2子もご出産されて、ACEで働いてる間に産休育休もとられていたけど、とはいえ青井さんは子育て楽しそうですよね!

青井さんは2人のお子さんの面倒を見ていて「安全な環境でも大変なのに」って思いがある中で、仕事しながら子育てって、どんな感じですか?

青井:大変は大変なんだけど、仕事中は子育てしてないんです。だから子育てMAXのところに仕事が乗っかってくるわけではなくて、仕事中は仕事をするっている感じで住み分けができています。

最初にACEに入ったときに、 「大人と談笑しながらランチを食べるなんて、なんて贅沢なの!」って感動しました笑

だけどやっぱり、なかなか時間に自由が利かないところは大変だったりしますね。

今はコロナもあってACEもイベントとかはあんまり開催できないし、スタッフはみんな在宅勤務。でもコロナ以前はそうじゃなかったから、私だけ早く帰らないといけなかったんです。夜の時間帯とか土日のイベントにはなかなか参加できないこともあって、申し訳なさを感じていました。やりたい仕事があってもできないことが結構あったのは悔しかったし、もどかしかったです。

でも今思うと、「絶対にこの時間に帰らなきゃいけない」って思いながら仕事をすることで、すごく業務効率は上がりました。見通しを持って前もって進めるっていうところは、当時とても鍛えられましたね。

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杉山(司会):青井さんの情報処理能力は本当に高くて尊敬しています。

今の青井さんのバーチャル背景もご自身でつくられたものだし。ACEトークのCMの動画も青井さんが作られたものだし。なんだかすごいなと思います。

ちょっと脱線しちゃうけど、青井さんがいろいろ在宅勤務のやり方を形作ってくれて、スタッフみんなに在宅勤務にあたってのアドバイスとかサポートとかをしてくれたからから、オフィスを手放して完全にリモートワークになったときも、みんな在宅勤務にスムーズに移行できたなんだろうなって思います。

青井:でしょう?って思っています笑当時は在宅勤務がマイノリティだったから、なんか後ろめたさがあったんですけど、今思うと私が先陣を切ってみんなのロールモデルになれたんだなって思います。

杉山(司会):現在のACEのリモートワークの状況については岩附さんからのお話もACEのYouTubeに載っているので是非ご覧ください!


杉山(司会):チャット欄から質問です。「学生時代は何語を専攻されていましたか?」とのことです。

青井:英語科で英語を専攻していました。面白くなくてすみません。笑

杉山(司会):英語科なんですね!ACEのスタッフにもう一人外大の方がいて、その方はイタリア語専攻です。

では最後に、ACEトークおなじみの青井さんの中で大事にしているもの、軸にしているものをご紹介します。こちらです!


「あのときこうしておけばよかった」と思わないために

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青井:明日死んでも後悔しない選択をするように心がけています。 

杉山(司会):その心は?

青井:やっぱりいろいろ迷う時ってあると思うんです。例えばACEに応募するときもどうしようかなって迷ったんですけど、もし応募しなかったら死ぬときに「応募しとけばよかったな」と思うだろうなって思ったんです。

あとは子育てしながらだと、趣味のホルンを練習しに外に出かけたり、仕事をしたりするときに子どもに「行かないで」とか、「保育園行きたくない、ママと一緒にいたい」とかって言われることもあって。子どもとも一緒にいてあげたいけど、仕事する必要もあるし、ホルンも吹きたいしとかって色々揺れ動くときもあるんです。でも、もし明日死ぬとして、その時に「どっちにしておけばよかったと思うかなぁ」って想像してみるんです。「あの時は子どもと一緒にいてあげればよかった」っていう心境になりそうだったらそっちを優先してみるとかね。結構いろんな選択を迫られるときがあるんですけど、その時は『死ぬとき後悔しないかどうか』をイメージしてみるっていう感じですかね。

杉山(司会):学生時代に優柔不断だったっていうのは当時まだこの軸がなかったからっていうのもあったのかもしれないですね。うーん、かっこいい軸ですね!

杉山(司会):最後にチャット欄からの質問です。印象に残る授業や活動は何でしたか?


青井:全部印象的でした!笑優柔不断だったので色々受けたんです。東南アジアとかアフリカとか、政治のことも経済のことも国際法のことも平和構築のこともいろいろ受けたけど、授業を受ける度に知らないことばかりで、「世の中は知らないことだらけなんだ!」って思っていました。だから全部面白かったです。国際的な活動とかはあんまりしていませんでした。ずっとオーケストラの部活でホルンを吹いていたので笑4年生になって引退してからはちょっと何かしようかなって思って、国際協力系のサークルに入ってみたり、JANICさんでボランティアをしたりとかしていました。

杉山(司会):学生時代のお話もありがとうございました。興味関心の分野が被ってるので、ぜひ授業の話はまたお伺いしたいです!ありがとうございました!

noteの前編はこちらから

You Tube アーカイブ動画はこちらから 

第7回ACEトーク「あきらめかけた『NGOで働く』を遠回りで実現したスタッフ」青井彩乃さん出演回のアーカイブ動画は以下からご覧ください。

・青井さん作成ACEトークCM

・【岩附通信vol.8】ACEの働き方最前線~完全在宅勤務、フレックスタイム制~ 8月号




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