見出し画像

時代の最先端!オンラインインターンの体験談 【ACEトークvol.5:前編】

※2021年8月20日にYouTubeライブ配信した「ACEトーク」のレポート記事です。

世界の子どもを児童労働から守るためNGO職員として活動しているACEスタッフたち。なぜこの仕事についたのか?何を感じ、何を思いながら日々業務に向き合っているのか?通常は毎月一人ずつACEのスタッフをゲストに迎えて仕事にかける思いや、NGOで働くのってぶっちゃけどう?というようなお話を聞いていますが、特別編の今回はインターン生の4人の話を聞いていきます!司会は啓発市民参加事業インターンのむっちゃんです!

夏休み編の第5回は「コロナでステイホームな今、完全在宅でインターンはじめちゃった芸人(わかものたち)」、ゲストはインターンのハナ、みさと、ゆうこりん、むっちゃんです!

【インターン生プロフィール】

画像1

画像2

「大量生産・大量消費・大量破棄」のサイクルはなぜ続いているのか?

むっちゃん(司会):ゆうこりんは、大学を卒業して化学メーカーに勤められている時に人権問題とか、環境問題とかに興味持ち始めたんだよね?その時のこと、もうちょっと教えてもらってもいいですか?

ゆうこりん:新卒で化学メーカーに入ってマーケティングと広報の仕事をしていました。業務は売上やマージン、コストについて検討していくことが多かったです。売り上げを伸ばすと同時にマージンを確保するために、原料費や人件費などのコストをいかに下げていくかに行きつくんですけど、社内・外や国内・外の主流なやり方に疑問を持つようになりました。
社会に出て働いて、世の中のモノの流れの色んな部分が見えてきました。その中で、To B To Cビジネス ともに「大量生産・大量消費・大量破棄」のサイクルが環境に負担を掛けていることが分かっていてもなぜ変わらないのか・変えられないのかということが気になり始めて、今後のキャリアを真剣に悩み始めたきっかけになりました。

大学院の学びがACEでの活動を通して机上の空論ではなくなった

むっちゃん(司会):ありがとうございます!それが今のACEでのインターンを経てスタッフとしての活動に繋がってるんですね。ソーシャルビジネスのスタッフとして働いてるもんね。それが大学院の学びにも結び付いていると思うんですけど、あれ?今大学院は何か月目ですか?

ゆうこりん:去年の9月からだからちょうど1年経って、残りは1年です。

むっちゃん(司会):すごい!それをACEのインターン、スタッフと両立してるんですよね。両立は大変じゃないですか?

ゆうこりん:時間的な制約は自分の問題なのかなって感じがしています。
あと大学院で習った新しいアプローチ等がACEの実務で役に立つ経験を何度かしています。インターンを始めたのは、大学院での学びを机上の空論にならないようにしたかったという思いがあったので、それが叶っていることはすごくよかったなと思います。

画像3

むっちゃん(司会):ACEトークは大学生も結構見て下さってると思うけど、国際協力に興味持ってる人とか、それに向かって勉強している人とかも、ゆうこりんみたいにこうやって生かせる場もあるのかもね。


フランス語専攻から国際協力に興味を持つようになったきっかけは紛争鉱物

むっちゃん(司会):ゆうこりんと同じくこれからイギリスの大学院に進むみさとはフランス語圏アフリカの授業を学部時代に受けたのがきっかけって聞いたけど、どんな授業だったの?

みさと:大学でフランス語を専攻していたのをきっかけに、フランス語圏アフリカの授業を受けることになった。大学でやった内容はアフリカの紛争地域と鉱物資源のつながりについてだったり、そのような側面から見た紛争問題だったりを学びました。加えて、アフリカ某国の大使の方の話を授業で聞くことができて、良い学びが得られました。

むっちゃん(司会):何気なく学部生として過ごして受けている授業って、実は身近で大きなきっかけにつながるのかもね。実際にフィールドで働いている人に話聞けるのってすごく貴重でいいなって思いました。
大学院ではフランス語圏アフリカに関する研究をする予定だと思うけど、具体的にはどういうことをやる予定ですか?

みさと:大学院ではACEでインターンをする中で得た学びを活かして、更に学びを深めていきたいと思っています。学部時代にフランス語圏アフリカの紛争鉱物について学び、卒論の題材にしたのでそれも深めていきたいと考えています。
これとは別に、もっと広い視野を持つためにアフリカだけでなく、大きな枠組みから国際開発課題について研究したいです。

日本人とは違う視点から読み解く国際関係

むっちゃん(司会):これからだから、どんなことをするかわくわくですね。強みはフランス語ということで、学部時代にフランスに留学して、国際関係を勉強していたとのことですが、コロナ禍のフランス留学ってどんな感じでしたか?

みさと:勉強面では国際関係学とヨーロッパ政治を学んでいました。日本で学ぶのとは違った側面から、フランスからの視点で勉強できたのが良かったと思います。EUとイギリスの関係を、現地で、フランス人学生の視点から学ぶことで、いろんな議論が起こって楽しかったですね。

むっちゃん(司会):私もルワンダに留学していたので、場に飛び込んでみるのって大事だなって思います。
フランスは人権問題や環境問題に対する意識が高いイメージがあるなぁ。得られるものも多そうですね。

画像4

「やっている過程」も魅力的なものに取り組むこと

むっちゃん(司会):ハナはマザーテレサの伝記を読んで国際協力に興味を持ったってことだけど、経歴に書いてある通り、本当にブレーキのない車体って感じでパワフルさがすごいよね笑 今はどんなことをやってるの?

ハナ:大学1年次にものすごい忙しい部活に入って、ほとんどの時間を部活に費やしていたんです。でも、高校生のころと違って、色々な制約がなくなったし、身の回りにある魅力的なものの存在やそういったものに飛び込むことができるいうことに気付きました。それで、部活の時間を自分がもっとやりたいことに費やさないでどうするんだと思って、部活は1年生の後半で辞めました。それからは「プロセスも夢中になれるもの」を探して、とにかく興味があるものにはトライしてきたつもりです。
やっていることは、国際協力の分野の勉強がしたくていろんな団体の勉強会に参加したり、地域と学生と企業がつながれるような学生団体を立ち上げたり、ユニセフの新しいユースチームを作ったり、地域を訪問するのが好きなので定期的に農業実習に行ったり、サークルの会長をやってみたり、ACEのインターンに参加したりしています!

画像5

むっちゃん(司会):ほんとに止まってないね笑 鳥肌立っちゃうわってくらい驚き!

農業を通して化学の分野から飢餓の問題を解決したい

むっちゃん(司会):農業実習とかにも行ってるんですよね。ミカン農家に行って、部屋中がミカンの香りでいっぱいになったって言ってたことがあるけど、農業と国際協力とつながってるなって気づいたこととかある?

ハナ:めちゃくちゃあります。
小学生の時にマザーテレサの伝記を読んで貧しさを知ったっていう話をさっきしてもらったと思うんですけど、その時に間接的じゃなくて、自分が直接的に途上国支援に携わりたいと思うようになりました。一言に国際協力といっても幅広い分野でいろいろなアプローチがある中で、私は飢餓の問題を一番どうにかしたいと思っていて、その中でも経済分野は苦手だけど、農業生産には興味があります。食べることは生きることだから、「食べられない」「飢餓に苦しむ人たち」を救いたいと思っています。今、土壌系の研究室で勉強しているんですけど、最終的には化学の分野から飢餓に苦しむ人たちを助けられるような人材として国際協力に関わっていきたいです。

むっちゃん(司会):ありがとうございます。私もハナと同じように、学生時代を通してワクワクする忙しさを追い求めていて、何足もわらじを履いていました笑

カンボジアで「本当の豊かさ」に疑問を持つ

むっちゃん:私自身は高校2年から3年にかけての春休みにカンボジアに1週間渡航したときに大虐殺の歴史や今も残っている貧困や教育問題にも触れながら、同時にカンボジアの素敵な文化や人々の温かさにも触れて、「本当の豊かさ」って何だろうって思い始めて、国際協力にどんどん興味を持っていきました。それで、大学も国際協力を専攻して、3年生で休学してルワンダに平和学を勉強しに行きました。
私も自分がやりたいこととか興味があることとか、引き付けられることにどんどん進んでいったなっていう感じでしたね。

画像6

むっちゃん(司会):こんなにいろんなバックグラウンドを持つインターンが全国から集まるのはオンラインの良さだね!

noteの後編はこちらから! 

YouTubeアーカイブ動画はこちらから

第5回ACEトーク夏休み編「コロナでステイホームな今、完全在宅でインターンはじめちゃった芸人(わかものたち)」インターン生出演回のアーカイブ動画は以下からご覧ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?