やりたいことがあるなら、卒業も就職もまっすぐ行く必要はない【ACEトークvol.10:前編】
今回のゲストは、ソーシャルビジネス推進事業の川村祐子さんです👏
川村祐子さんプロフィール
杉山(司会):川村さんは明治学院大学の国際学部卒ということで。私も明学の国際学部卒なので、共通項がありますね!
川村:そうですね!
杉山(司会):あと、私たちは実は在学時期が被っているんです。残念ながら私は川村さんのことを知らなかったんですけれども、川村さんは私の事を知ってた…?
川村:はい、キャンパスで、遠くから見てました。見てましたというか(笑)、すごく髪が長くて、いつも元気に走っている方がいるなあと思って、記憶に焼き付いていたんですけど、まさかのACEに入ったらいらっしゃったという出会いがありました。
杉山(司会):とのことで(笑)それを、ACEのインターン中に、3ヶ月ぐらい経ってから、「実は私は杉山さんのことを知っていました」と川村さんに言われたときは、すごくびっくりしたのと、恥ずかしかった記憶があります。(笑)
進路選択の基準は「ドイツ語を話せるようになれるところ!」
杉山(司会):そんな川村さんの大学生活の話を聞いていきたいなと思います!明学の国際学部は留学する学生さんもすごく多かったなという印象がありますが、 ドイツに留学する同期は、私の時はいなかったかなという記憶があって。大学の留学制度があったのは覚えてるんですけど…。
そもそもドイツ留学をしようと思ったのはなぜですか?
川村:そうですね。個人的に、中学・高校の頃からドイツやスイスにつながりがあったんです。その頃に「ドイツ語喋れるようになりたい、大学でもうちょっとちゃんと勉強して、話せるようになりたい」っていう思いがありました。なので大学受験した時も、ドイツに留学できる大学を選んでました。ドイツ語専攻ではないんですけどね。
それで明治学院大学に入って、第一外国語で英語、第二外国語としてドイツ語を勉強して、留学はドイツのハンブルグ大学に交換留学をしました。たぶん、大体のみなさんは3年次で行くと思うんですけど、私は4年の秋から1年間行きました。
杉山(司会):ということは、同級生とは卒業のタイミングがずれてしまったんじゃないですか?それ、寂しくなかった?
川村: うーん、でもみんなそれぞれやりたいことあるから、しょうがないかなと思っていました。学部全体の雰囲気もそんな感じで、みんなも、「やりたいならやったほうがいいよ」って背中を押してくれたという記憶が残っています。
杉山(司会):そうなんですね。うんうん、でもちょっと想像できる。4年のタイミングで、大学に留学をするっていうのは結構本当に決断力のいることだと思うし、本気なんだなっていうことを、もし同級生だったら私も思うだろうな。
経験を積んでから就職したっていい
杉山(司会):それで、卒業がいわゆる5年生のタイミングになったと思うんだけど、その時に就活にまっすぐ行かずに、インターンとしてドイツの関連の組織に入ったんですよね?そこにはどんな理由があったんですか?
川村:いくつか理由ときっかけがありました。
1つは “留学から帰国した学生用の就活スケジュール “があったんですけど、アメリカから帰国してくる学生向けだったので、時期が全然合わなかったんです。ドイツでは7月まで授業があったので、それには全然間に合わないという感じだったんですね。
それから、ドイツに行っている間に日本人の方と知り合いになったんです。その方は私がインターンシップを最初にした企業で同じポジションのインターンをされていた方で、「自分の次の人を探してるから、興味があったら応募してみれば?」っていうことを教えてもらって。その時は私も、経済のこととかあまり分からなかったし、そのまま就職するよりもそういうところで経験を積んでから就職したほうがいいかなと思って、応募して採用していただいたという感じでした。
杉山(司会):へぇー!それで帰国後、わりとすぐそのままインターンを始めたんですね。しかもそれはドイツ語を活用したということでしたっけ?すごいよね!
川村:そうですね。はい。 私は国際学部で勉強して、あんまり経済のことをがっつりやっていなかったので、何かがすごいわかるとか、できるとかではなかったのですが、ドイツ語ができるからそこを託すという感じで、採っていただきました。
杉山(司会):うんうん。中学生の頃からドイツ語話せるようになりたいって思っていたところを買ってくれたっていうのは、川村さんにとってもすごくうれしい機会だったのかなと思いますが、それはどうでした?
川村:そうですね。やっぱり日本でドイツ語使って仕事をしようと思うと、すごく機会が少なくて、 限られてしまうので、そういう機会をもらえたのはすごく嬉しいことでもありました。
杉山(司会):素晴らしい。なるほど。
その中でサプライチェーンをみたときに、児童労働の問題にも気づいたとのことですが、国際関係とか国際協力とかにはもともと興味があったんですか?
川村:うーんと、ざっくりと…かな?大学生の時は、ざっくりとしか関心がなくて。関心が無い、というよりか、どの社会課題に特に興味があるとかっていうのがあまりはっきりしていなかったんです。漠然と、「国際協力に関われる仕事に就きたいな」ぐらいでした。
杉山(司会):なるほど。でもその中で、だんだん興味を持っていったんですね。
しかもそのあとまた留学してるよね?3ヶ月間、イギリスに語学留学したんでしたっけ?
川村:そうですね。卒業してインターンシップして、その後にイギリスに行きました。
杉山(司会):すごい!いろいろ、 海外に出ることを挑戦してきたんですね!「ずっとドイツの話じゃん!イギリスどこに出てくるの!?」って気になる方!(笑)
後半はそのお話を聞いていきたいと思います!
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