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日本語版

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日本語で執筆されている記事たち。 雪隠と留学[第1部 インドネシア] 雪隠と留学[第2部 ドイツ] 雪隠と留学[第3部 スペイン] 雪隠と留学[第4部 シウダデラ・デ・パンプロー…
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#8 雪隠と留学 [第1部インドネシア編] ep.II 「ボルケーノ」

インドネシア第一夜。 三人部屋に泊まった。チェックイン時の集合写真では数人の足元だけが不…

HayAceitunas
4年前
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#9 雪隠と留学 [第2部 ドイツ編] ep.I 「アウトバーン」

2017年2月、ロシア上空 ―――  初めて会ったスペイン人はあまりにも日本語が流暢だった。関…

HayAceitunas
4年前
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#10 雪隠と留学 [第2部 ドイツ編] ep.II 「もくひょう」

 落ち着いた笑顔でまず迎えてくれたのはお父さんだった。  部屋に荷物を置き、居間に通され…

HayAceitunas
4年前
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#11 雪隠と留学 [第2部 ドイツ編] ep.III 「石畳」

 今までの人生では観光旅行を含めて日本より発展している国、いわゆる「日本より上」の国はお…

HayAceitunas
4年前
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#12 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.I 「晩餐」

2017年8月、札幌自宅  札幌最後の晩餐はやはり手巻き寿司。そしてドイツ産スパークリングワ…

HayAceitunas
4年前

#13 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.II 「スウェーデン大使館」

留学先の授業は9月1日に始まる。この時点で六月上旬である。  ビザの申請から発行まで二ヵ月…

HayAceitunas
4年前
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#14 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.III 「30€」

 出国前最後に渋谷のレストランで友人とラクレットチーズを味わい、成田空港近くのホテルで一泊。ようやく東京のこの地獄のような暑さとはおさらばできる。寝坊は絶対に許されないので念入りに目覚まし時計をセットして早めに就寝。 成田からマドリードへの直行便、初めてのイベリア航空の印象はあまり良くなかった。座席に用意されていた映画のパンフレットは日本語と英語であらすじが書いてあったがなぜか複数の映画が一字一句違わなかった。  12時間超のフライトを終え、バラハス空港に着き、タクシーに

#15雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.IV「方言と言語」

伊太利人、西班牙語上手過問題発覚。  イタリア語とスペイン語はほとんど方言みたいなものら…

HayAceitunas
4年前

#17 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.V「パエリアとタパスと酒」

 杉田さんが遅れてスペインに到着したので、約束していた通りパエリアを食べに行った。マドリ…

HayAceitunas
4年前
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#20 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.VIII「つるつる」

郊外の山へハイキングに行った。  「山」と呼ぶには少し違和感があった。日本人にとってはあ…

HayAceitunas
4年前
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#25 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.X「古都トレド②」

トレドに行った次の週末、新たな目的地はトレドである。 あれ、「一年あれば毎週スペイン」だ…

HayAceitunas
4年前
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#34 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XVIII「君はすするのか」

 寒い季節になるとやはりラーメンが食べたくなるのは道産子の性だろうか。 ちょうど友達に誘…

HayAceitunas
4年前
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#42|3 2020年8月25日 丸かじり

 遅い朝だった。目が覚めたのは8時過ぎ。今日は何も予定がないので起きる時間は決めずに寝た…

HayAceitunas
3年前
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#44|5 2020年8月27日 日が昇る

 寝坊しなくて良かった、そんな安堵から1日が始まった。ほとんどない荷物をまとめてフロントにカードキーを置いてチェックアウトを済ませた。朝6時のマドリードはまだ夜が明けていない。街灯に照らされながらメトロの駅に向かう。来たことのない地区だったが、マドリードであるというだけでどこか馴染みあるような気がしていたせいか、これから向かうパンプローナへの最後の「家」であった。  バラハス空港も早朝ではあるが、成田よりも混んでいた。搭乗口近くで生ハムとチーズのサンドイッチを買って、カフェ・