あっこちゃん

自己探求の道中。 いろいろな備忘録。

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マガジン

  • アラフィフ女の読書記録

    小説、自己探求、自己啓発、エッセイ、ときどきミステリー。エッセンスを抽出してオススメしたいと思います。

  • アラフィフ女のあっちこっち自己探求

    「わたしとは何か」「わたしはなぜ生まれてきたのか」・・・と、これでもまじめに自己探求をしております。その足跡と記録を綴ります。

  • アラフィフ女のつれづれならぬ日々のこと

    高2の息子、小6の娘、射手み強いさそり座の夫と暮らす日々の中で、出会った気づきやコノヤロー案件など、気ままに綴ります。

最近の記事

『春、戻る』瀬尾まいこ

読書の秋だ。といっても、秋はどこへやらという暑さが続いている彼岸入りである。 実はわたしには、難解すぎて読了前に頓挫してしまっっている本が何冊かあるのだが、この「読書の秋」のタイミングで読むのだと決めていた。しかし、である。あろうことか、手にしてしまったのは瀬尾さん・・・。あぁもう、これは難解な本には戻れない。 ということで、『春、戻る』瀬尾まいこ のエッセンスを抜き取ってみる。 主人公のさくらは、わたし自身にもなじみの深い職場に勤めていた。彼女の味わった挫折は、わたし

    • 「触ること」から始まる探求

      皆さま、ご機嫌よう。 わたしはここ2か月、寝る前に自分のからだを丹念に触っている。 えっ?どこ触ってんの?! とも、言われかねない、この「触る」という表現は、非常に誤解を生みやすい。「触る」というより、「触れる」としておこう。(「触れる」と「触る」、同じ漢字を書くのに、どうしてこうも語感が違うのだ。。。) とにかく、丁寧に自分のからだに触れている。 足指、足先、くるぶし、ふくらはぎ、膝、腿、鼠径部、臀部、骨盤まわり、、、鎖骨から肩に向かい、指先まで撫でる。首から顔、

      • お金に捧げる讃美歌

        自慢したくもないが、わたしにはお金に対する信念がある。 *貯めなければならない。 *稼がなければならない。 *使うとなくなる。 思い起こせば、これらの信念は、わたしが成長する過程で、母親・そしてその母親(大好きな祖母)から強烈に教えられたことだ。かき捨てたいのだけれど、なかなか取れない。 取り除いたと思っても、しばらくすると内側からあぶり出されるように、 またわたしのまわりを取り囲む。 *********** 今日は、「ピロピロ脳波」を持つ友人達と会ってきた。 「ピ

        • 執着が捨てられない時の解決策

          わたしには、 握りしめて離したくないものがあった。 いつかは離さなければならないことは 知っていたし、 離していこうともしていた。 自分に言い聞かせ、 自分を説得しながら。 だからいつも どこかがチクンと痛かった。 どこかで無理をしていた。 聞き分けのいい子になろうとする、 あの感じに似ていた。 しかし、 握りしめて離したくない気持ちは 次第に溶けていった。 頑張っていい子になろうと 無理をする感じが抜けていった。 どうしてかな? 少し考えてみると、 思い当た

        『春、戻る』瀬尾まいこ

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        記事

          目標を掲げる前に確認してほしいこと

          ごきげんよう。鋭意自己探求中のわたしです。 自己啓発的なことに取り組んでいると、こんな言葉をよく耳にしませんか? 将来の展望を持とう! 1年先、10年先をビジュアライズしていこう! 未来を、まるで今体験しているかのように思い描こう! いかがでしょう。 これを叶えるツールとしては、ノート、宝地図、ビジョンボード、ロードマップ、手帳など、多種多様なものが用意されています。 こうした手段を用いつつ、さまざまなアプローチでビジョンを描いた人は多いのでは。 あなたさまの人生、そ

          目標を掲げる前に確認してほしいこと

          夫の乗った飛行機が・・・

          8月某日、夫が海外出張から戻ってきた。 実は出国前、ちょっとしたハプニングがあった。あれだけ海外出張に慣れている夫が、今までやったこともない凡ミスをしてしまったのだ。それに気づいたのが搭乗前日。予定していたフライトを変更せざるを得なくなった。 「ありえない。こんなこと、今まで一度もなかった。一体どうなっているんだ。」 そう言ってガックリとうなだれる夫の隣で、わたしは直感した。 「この飛行機は夫が乗ってはいけない便だったんだ」  ーーー あぁ、ありがとうございます、、

          夫の乗った飛行機が・・・

          なぜ夫は娘の要求に全力で応えるのか

          娘が12歳になった。 わたしが娘のことを話題にするのは、この子との関係性が非常に難しいと感じているからだ。最近仲がいいかもと思ってもすぐに険悪になるし、最悪だと思っても関係がスッと改善する。一息つく暇なく忙しい。行ったり来たりのシーソーゲームのように、娘と私は安定的な関係性というものを創るのがとても難しいようなのだ。 さて、わたしが解せないのが、夫(←娘のパパね)が、とにかく娘の要求を全力で叶えることだ。 娘が、見るからに大変健康に悪そうな、原材料名表示欄にカタカナがた

          なぜ夫は娘の要求に全力で応えるのか

          陣痛が始まり、強烈な便意をもよおしたわたしは・・・

          娘が12歳になった。 いわゆる思春期の入り口で、反抗期とも言われる年齢だ。娘との関係性には悩みがないと言えば嘘になるけれど、わたしは”娘の反抗期”に悩んでいる訳ではない。「反抗期」という表現は彼女には合わない。とにかく生まれた時から今まで、エネルギー値の強い子だ。おそらくこれからもそうだろう。親子という関係性である以上、この生命力に振り回されることはわたしの宿命でもあると感じている。 家族は生活を共にし、距離が近い。特に子どもは”自分から”生まれた、つまり、”自分が”生ん

          陣痛が始まり、強烈な便意をもよおしたわたしは・・・

          VISIONというアプローチ

          自己探求という言葉がある。 この言葉にどのような解釈を加えるかは人それぞれだろう。 自らの限界に挑むアスリートだったり、自己表現の深淵を追求する作家やアーティストだったり、求めるものそのものを探す旅人であったり。 どの分野にあっても、深め深まるものはあるのだろうが、わたしにとっての探求は、「わたしとは何か?」という問いへの答え探しである。 この問いへのアプローチとして、4月から6月までの3か月間、”VISION”というトレーニングを受けていた。 言ってみれば、”わたしを知

          VISIONというアプローチ

          江戸の人たちとの交流体験

          東京ステーションギャラリーで開催されていた「どうぶつ百景」展。 最終日に行ってきた。 今回の展示物は、主には江戸東京博物館に所蔵されているコレクションだが、江戸~昭和初期に至る、「動物」にテーマをおいた展示となっていた。 展示物から香るものをキャッチしたのか、その当時の人たちの暮らし、人々の表情、子どもたちの顔、喧騒などが脳裏に浮かんで、時代感覚がなくなるような瞬間が何度となく訪れた。江戸や明治、大正や昭和初期に暮らしていた日本人の感性と現代に暮らすわたしの感性が触れ合っ

          江戸の人たちとの交流体験

          わたしはなぜサウナに行けなくなったのか

          昨年の6月から、「金曜の夜はサ活」というのがわたしのルーティンとなった。(ちなみに「サ活」とは、「サウナ活動」のこと) わたしの「サ活」とは、家から近い温泉施設へ出向き、①体を軽く洗う、②湯船につかって体を確認、③ロッキーサウナで汗をかき、④水風呂でキュッとしめて、⑤屋外でリラックスする。そして③④⑤のサイクルを数回繰り返した後、最後は⑥ミストサウナで体操をし、⑦湯船につかって終了というものだ。この2時間ばかりの時間がわたしにとっては「至福」の時であった。今年の三月までは。

          わたしはなぜサウナに行けなくなったのか

          花粉症と思い込みとパーソナリティについて書いてみる

          花粉症との出会い花粉症という言葉は、今からウン十年前、まだわたしが小さかった頃にはなかったように思う。しかし、花粉症の”症状”は、わたしにとっては身近なものだった。というのも、わたしの父が今でいう花粉症だったからだ。その頃は皆、「アレルギー性鼻炎」と呼んでいた。鼻水に悩まされ、イライラして周りに当たり散らしてしまうこともある父の姿を見ながら、「『あれるぎぃ』っていうものは大変なんだな。」と、子どもながらに思っていた。わたし自身はその症状に困った記憶はないが、一度、妹を耳鼻科

          花粉症と思い込みとパーソナリティについて書いてみる

          次の段階へ行くとき~瀬尾まいこ『君が夏を走らせる』

          私の中で再読決定の瀬尾作品『あと少し、もう少し』 この中の登場人物「大田」の、その後の話だとはつゆ知らず手にとった本書。 金髪、ピアス、「走る」。 ん?と思ったら、やはりあの「大田」だった。 「一生懸命」な時代は、財産だ。 しかし人は、そこから離れて次の段階へ行く。「あと少し、もう少し」と思えるところで。 瀬尾さんは、「そんな思いを持てるのは、きっと幸せなことだ。」と、主人公に語らせている。 そう、この段階こそ、次の流れに飛び移っていくベスト・タイミングなのかもし

          次の段階へ行くとき~瀬尾まいこ『君が夏を走らせる』

          力の抜けた時

          大島ケンスケさんの歌にイラストを使っていただきました。感謝です。 デモテープをいただき、初めてケンスケさんの歌を聞いた時のことです。じわ~っと心の中から湧き出てくるものがあり、ヨーシ!と思って気合満点で製作に取りかかりました。 何点か原案を描いてみた段階で、ケンスケさんからミキシングが終わったテープが送られてきました。最初のデモテープでもすごかったのに、そこに細やかな改良や改善を重ねてこられたケンスケさんのアート魂をまざまざと感じて、私はすっかり圧倒されてしまいました。

          力の抜けた時

          ん?違和感から入った世界とは…『線は僕を描く』

          「線は僕を描く」?「僕が線を描く」んじゃなくて・・・? ちょっとした引っかかりを感じてこの本を手に取りました。 主人公は、両親を事故で失い、自分の「ガラスの部屋」に閉じこもって出てこれずにいた青年。その彼が”水墨画”を通して、自分を取り戻していく物語です。最近映画化もされたようですね。原作を読んでしまうと映画に行くのが若干怖くなるので、見に行くかどうかには悩んでいますが・・・。 水墨画については何も知らない主人公ですが、師匠は「何も知らないことが力になる。何もかもがありの

          ん?違和感から入った世界とは…『線は僕を描く』

          大学時代に亡くした友人と、原田マハ『でーれーガールズ』

              私は岡山出身です。「でーれーガール」であります。しかし、岡山市内よりちょっとばかり西寄りのため、「でーれー」ではなく「ぼれー」を使います。どちらかと言えば「ぼれーガール」ですが、今日はでーれーガールのふりをしたいと思います。   この本を読了して真っ先に脳裏に浮かんだのは、友達のふくちゃんでした。彼女とは大学時代に同じゼミの友達で、在学中に交通事故で亡くなりました。     大学時代の私は、夜更かしをしては朝寝坊するというパターンが定番で、あまり優秀な学生とは言えませ

          大学時代に亡くした友人と、原田マハ『でーれーガールズ』