見出し画像

これが歳相応の付き合い方なのかな

やっぱり20代や30代前半のときの男女の付き合い方と、アラフィフ近くなってきてから始まる男女の付き合い方は、大きく異なるのかなぁ…というのが最近の実感。

冷めているというのでもない。あきらめているというのでもない。ありのままを受け入れられるかそうでないかだけなんだと思う。そして、その受け入れられるキャパシティの広さは、相手をどこまで愛せているかを示していそうな気もする。

恋と愛はこのあたりが違う。恋はお互いが向き合っていることで、愛はお互いが同じ方向を向いていることとかいうのもよく言われるけど、まさにそのことなんだと思う。

もうある程度の年齢になってくると、この向き合う必要のある恋は正直ちょっと疲れてきていて。だからマッチングアプリなんかもある程度で疲れる人が多いんだろうと思う(経験談含め)。だって年齢重ねてるからいろいろ慮ったりすることができちゃって、他人と接するとき若いころのように猪突猛進できないもの。(そうじゃない人もいるとは思いますが)

***

昨年秋以降、世の中が少しノーマルに戻っていた時、わたしたちもデートの仕方が変わるのかなと思っていたのだけれど、実は何も変わらなかった。だからといって不服なのではない。なんだかもうそれがわたしたちのようになっていて、家デートが一番落ち着いていたし。家飲みのあとソファで寝落ちした彼にブランケットをかけ、わたしは先に就寝するも、夜中目覚めた彼がベッドに来るとき必ずわたしを起こすくせにすぐ寝るというところまでがセットで。そのセットが安心する。

ほんの4日間で作った料理の数々。なるべく材料1つで作れるようにしている。

別にお仕事の状況や生活環境は何ら変わってはいない。11月に大きく変わるかもしれないと聞いていたけれど、結果的に彼の仕事は少し変わったものの生活環境は変わらなかった。

そんな彼が年明けに扁桃腺炎を患った。かなりひどくて声が出ないぐらいまでになった(時期的によくなるとのこと、わたしもだけど)。それに大阪滞在用の賃貸マンションの居住環境が悪くて、眠りが浅いし体調が悪くなるというので、4日間程わたしの家で寝泊まりしていた。わたしも毎日在宅勤務なわけではないため、彼に合鍵を渡して自由に出入りできるようにしておいた。

それもあってか、遠慮の壁が以前より少し低くなりお互いの「生活」が近づいた気がしている。

結果3日間で作った料理の数々。大したレシピではない。

わたしのほうはランニングに出かけず買い物して帰宅、料理を作ってふるまうという時間が増えた。8年程主婦業お休みしてた割にはできるもんだなと認識しながら。その「生活」についても別にストレスがあるわけではない。むしろ昔より効率的にできるようになっていて、大人になったもんだなと自画自賛していたほどだ。

***

そんな彼がいよいよ大阪の賃貸を解約したと言ってきた。彼が受けている仕事は名古屋と大阪の両方にある。彼の実家は名古屋なので、荷物を実家に送り拠点を名古屋に移す話が現実味を帯びてきた。

ただ、まだ大阪の仕事はあるし、大阪の仕事のときはどうやらわたしの家を拠点にしようとしているのか、ちょっとした部屋着を置いて帰っている。それだけなのだが、それだけで彼が2拠点生活になることを弊害とも思わない。

「生活」を共にすることは家族になることなんだろうな、と感じている。ドラマ『恋せぬふたり』を見ているから余計にそう思うのかもしれない。
わたしの彼は自ら「一つ屋根の下に一緒に住む人がいる、っていうのが想像つかない」と言っているが、正直今は一緒に住んではいないものの、ほぼ一緒に生活しているに相違ない時間が多い。そして彼が想像がつかないと言っている部分は、つまりは家族になることなんだと思うが、正直すでに家族みたいなものである。

大人になってからの恋愛はむしろこの「生活」の部分が大半を占めるので、こういう「生活」的な感覚が合うか合わないかのほうがむしろ重要で、キャッキャうふふしている恋の要素は二番手、三番手になっている気がする。

***

と書いているものの。
彼は別々の場所にいる日の朝は必ず「おはよう(^^)」のあいさつから始まるメッセージを送ってくれるし。夜も95%の確率で「お疲れさま(^^)」のあいさつから始まるメッセージを送ってくれる。家族ではこのようなことはないわけで…。

うーん(笑)
ま、総じてとても幸せで心穏やかだからよいのだ。


細々とつぶやいているだけですが、読んでウンウンうなづいたりしてくれる人がひとりでもいればいいなと思って綴っています。もし何度もうなづくことがあったらサポートいただけると感動します!サポート代金はプレミアム代及び他のクリエイターの方のサポートに回します!