台灣の南北エリアの文化差別を紹介
こんにちは、ACCESS TAIWAN の Tommy です。
日本人が台湾に来る時に、おかしいなと思うところを紹介します。
※弊社の本業は 台湾・香港・シンガポールでのリピート通販サービス、
フルフィルメント(運営代行)、3PL (物流代行) を提供しています。
よろしくお願いします。
前回は、「なぜ台湾の火鍋店が多いのか?」をシェアしました。
台湾の火鍋店が多いです、飲食チェン店の内、4割が火鍋屋です。
なんで火鍋店がそんなに多いのか?実際仮説立てて、調査 & 分析しました。
こちらもお気にしましたら、ぜひ後で見てください。
今回は台湾の南北差異について、シェアします。
台湾は大きくないですが、台湾北南の文化差・食文化の差もあります。
今回はこちらを紹介します。
雑談
まずは雑談から始めます。
地方と地方の文化差別は日本でもよくあると思います。
一番とうろんされるのは 関西 vs 関東 ですね。
僕以前(2011~2015)は大阪に住んでました、
今回は僕が一番受け入れられない文化差別を雑談で話します。
雑談① - 大阪に住んだ台湾人が納得できない 関西 vs 関東
よくある関西と関東の差は
関東:人が冷たい 関西:人が熱い というイメージがあります
関東:醬油が濃口 関西:醤油が薄口 を使うことが多い
関東:鰹だし 関西:昆布だし を使うことが多い
…などです。
こちらはともかく、私にとってどっちもどっちですが、
一番受け入れられないのが、うどんですね。
うどんは関西のだし風方がおいしいでしょう!
一回台湾の日本式うどん屋で食事するときに、出たうどんが黒くて、
おいしいはおいしいけど、でも何かが変!
台湾でも関西風うどん (讃岐) と 東京スタイル うどん屋さんがあります。
※でも関西風(讃岐)スタイル店が多いです。
※疑問:讃岐風と関西風は一緒ですか?ごちゃごちゃになっちゃいました。
以前大阪にいたときに、ある時はお金があまりなかったので、昼ご飯はずっと月見うどんとちくわ一本で済ましました、400円未満です。
※たぶん大阪でたくさんうどん食べたから、関東のうどん食べると納得できないかな??
雑談①以上になります。
うどんは今回の本題と関係ないです。書きすぎました、すいません。
本題に戻り前に、次の雑談②です。
雑談② - 台湾はどのぐらい大きいでしょうか?
台湾はどのぐらい大きいと思いますか?
実際図を見てみましょう!
台湾は日本より、全然小さいでしょう、
でもこんな小さい台湾でも、南北の文化差別はあります、
そして、よくネット上で人が南の人と北の人が戦いします。
名称:「戰南北」
台湾紹介
台湾のどこが北、どこが南?
台湾本島は四部に分けてます。
北部(青)・中部(緑)・南部(オレンジ)・東部(ピンク)
基本南北の戦いは、青色とオレンジの戦いです。
歴史紹介
台湾の歴史は長くないですが、3 ~ 400年ぐらいです。
最初は原住民だけ台湾で生活してしました。
17世紀からは、オランダ人とスペイン人が台湾を統治しました、その後、鄭成功がオランダを退治して、鄭成功統治時代になりました。
その時は「台南」をメインに開発しました。
18 ~ 19世紀、中国清国の統治で、徐々に台湾西側が開発していて、徐々に徐々に台湾の中心が「台北」になりました。
1895年、日本の統治からは、「台北」を首都として設定し、今まで台北が首都として開発してきました。
※現在、台湾には鄭成功を祀るお寺があります。
※2023年のWBC、台湾vsオランダ試合の前に、鄭成功のお寺参拝した人もいました
要するに、
台南は日本の京都・奈良みたいな古都です。
台北は日本の東京みたいに、現在の経済政治の中心。
近年の台湾は
北部:軽工業・サービス業などが多い、経済発展が早く、仕事機会も多く、人が比較的に冷たいです。
南部:重工業・造船・農業などが多い、生活のペースが遅い、人が比較的に熱いです。
南北差異①:食べ物
南部が甘い,北部がしょっぱい
南部(特に台南)、料理が甘いです。台南以外の南部もそこまで甘くないですが、でも台北より甘いです。
台北人でも耐えられない甘いです。
以前バーガーキングでも台南店再開のキャンペーンで、
甘いチョコレートバーガー と 砂糖付きバーガー販売しました。
なんで南部の食事がそんなに甘いのか、調査しました。
17世紀のオランダ統治時代に、オランダ人が東南アジアからサトウキビを台湾に持ち込み、台南で大量のサトウキビ栽培が始まりました。
それ以来、台南の製糖業は盛んになりました。
その時、砂糖が食べられる人がお金持ちだけです。
推論①:
お金持ちの家にお客様が訪れる際は、最も豪華かつ高価なものを招待するため、料理にも砂糖を加えておもてなしをしました。
推論②:
日本統治時代、サトウキビを栽培していた農家は政府の規定により、台湾製糖株式会社に強制的に売却しなければなりませんでした。
その代価として、お金と砂糖を受け取りました。
でも受け取った砂糖は販売ことができませんので、料理に入れる以外に用途がありませんでした。
徐々に徐々に、料理に砂糖入れることを慣れて、今までやってきました。
※情報元 URL
うん、でも僕は納得できない、慣れなれないですね。
名前・中身が違う
ルーローファン
台湾一番有名な B 級グルメ ルーローファン 滷肉飯、
実は台湾の北と南の名称も違います。
ひき肉:北部 ルーローファン 南部 ロウザオファン
角煮: 北部 コンローファン 南部 ルーローファン
また店側により、ルーローファン か ロウザオファン も売ります。
その差別は
ルーローファン が赤身のひき肉と脂身があります、
ロウザオファン は赤身のひき肉だけです。
でも味はほとんど同じです。
ややこしいですので、台湾人でもわからない人がいます。
※参考資料 URL URL2
粽(ちまき)
粽はよくネット上でけんかしている話題です。
粽は端午の日で食べる料理です。
北の粽は、米と具材を炒めた後に蒸します。
南の粽は、具材だけ炒めて、米と具材一緒に茹でます。
最も大きな違いは、米の食感です。
北部の粽はサラサラとしていて、南部の粽はもちもちしています。
通常端午の日当たりに、粽を食べますが、
南の方は、平日にもいつでも粽を食べます。特に朝に食べますね。
多分下記通り、南部は米が好きだと思います。
ちなみに、日本で買うちまきは北部の粽の方が多いです。
南部がごはん食べることが多い
台湾南部は重工業・農業をする人が多いので、
要するに体力系の仕事が多いです。
そのため、朝からご飯食べる人が多いです。
例:朝からルーローファン・コンローファンを食べる人が多いです。
また、南部の B 級グルメは、米類の方が多いです。
例:米糕 / 米粿 肉粿 碗粿 / 粽 / 雞肉飯 / 肉圓 / 白糖粿 …などです。
逆に台湾北部は、朝からあまり米食べないです。おにぎりぐらいですね。
朝ごはんはよく豚まん・パン・蛋餅・サンドイッチ・お粥などを食べます。
朝はルーローファンの店がほとんど開いてないので、
朝からルーローファン食べられないし、食べる習慣もないです。
また、北部の B 級グルメは、粉ものの方が多いです。
例:蔥油餅(ツォンヨゥピン) / 水煎包 / 胡椒餅 / 大腸麺線…などです。
でも近年、こちらの差別が少なくなりました。
台北から高雄までは、高鐵(台湾の新幹線)で1時間40分です。
(都会の駅だけ停車するなら、1時間40分です、
すべての駅に停車するなら、2時間ぐらいです。)
基本年齢層高い方がまた朝にご飯食べる習慣がありますが、
若い世代は南北の差があまりないです。
まだ雑談ですが、
二月初めに北海道へ観光に行きました。
日本人はやはり朝はご飯食べますね。
朝からはご飯・梅干し・鮭・生卵・納豆・海苔・お惣菜・味噌汁…などを食べる人が多いかな?
多分日本の朝ご飯は脂っぽくないので、朝からいけますかな?
台湾のご飯料理(ルーローファン…)が脂っぽいから、
北部は無理ですが、南部が熱いから、朝からいけますかな?
南北差異②:交通方式
台湾北部は、公共交通が発達して、
バス・捷運(地下鉄)・鉄路(JR)…などがありますので、
日常通勤だったら、公共交通利用することが比較的に多いです。
また歩くことも多いです。
台湾南部では、そんなに公共交通が発達してないです。
バス・鉄路(JR)ぐらいしかないので、
通常の交通手段は車・原付バイクが多いです。
また、2008年から、高雄でも捷運(地下鉄)がありますが、
でも駅が多くないし、原付バイクで通勤することが慣れたから、高雄捷運乗る人が少ないですね。
もちろん、日本と比べて、台北でも原付バイクで通勤してる人が多いです。
実際 ACCESS AP TAIWAN 社員の中で、
原付バイクで通勤している人は一名だけです。
他の35名は バス・捷運 (地下鉄) …などで通勤してます。
南北差異③:語言
最後は言語です。
台湾南部は台湾語しゃべることが比較的に多いです。
でも北部は中国語しゃべることが比較的に多いです。
補足:
1949年中国国民党が台湾に来た後から、強制的に中国語しゃべることになりました。学生が授業では台湾語しゃべってはいけません。
徐々に、現在台北の若者は台湾語が話せない人が多いです。僕も含めて。
でも僕の父年代(60歳以上)の人は、基本日常会話は台湾語です、
※私は子供の頃から、家族が台湾語を話していたため、台湾語を聞くことは意味を理解できますが、台湾語で話すことがあまりできません。
たぶん僕と同じ年代層の人はみんな同じレベルです。
南部は、日常会話が台湾語を話している人が多いです。
もちろん中国語も通じますが、やはり台湾語の方が多いです。
以前福原愛さん浮気の事件でも話した、
「高雄に住んでいて、高雄は田舎、町の人の日常会話は台湾語であるため、コミュニケーションできない、生活しずらいから、浮気しちゃいました」
といった話もありました。
うん…
ネット上の戦争
ネット上の南北戦争はよくあります。
台湾北から南のステレオタイプは「田舎、田舎者、ダサい」、イノシシで通勤するじゃないの?
台湾南部から北部のステレオタイプは「天竜人・天竜国」、
※漫画ワンピース中の世界貴族 天竜人 から引用です。
※意味は台北人が天竜人のように、様々な特権を享受し、自己中心的で礼儀に欠け、冷たい態度をとることです。
まあ、どちらでも子供みたいなケンカですね。
結論
台湾は小さいですが、北と南の戦いはずっとあります。
でもこんなことで戦っても、まともな結論も出ないし、喧嘩だけになちゃいます。
北も南も、皆は台湾人です。
関東人、関西人、皆は日本人です。
台湾人、日本人、皆は人類じゃないですか?
喧嘩はやめて、平和に暮らしていきましょう。
お互いに包容して、違う文化・違う土地の生活を体験しましょう。
そうですね、 Love & Peace の結論しか書けないですね。
弊社は ACCESS AP TAIWAN、台湾・香港・シンガポールでリピート通販システム提供するサービスです。
もし台湾で商品販売するなら、
台北だけ来るじゃなく、台湾南部も行った方がいいです。
ビジネスでよく話すことは、「消費者を理解することが重要」です、
以上です、無理やり仕事関連の結論にずらしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
2023/03/09 木曜日 11:29
TOMMY WU
ACCESS AP TAIWAN オフィス
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