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【番外編】長男、アメリカ進出(SXSW EDU)?!の巻

長男のコンテスト受賞をきっかけに、私の子育てに興味をもっていただく機会が増え、自身の子育てを振り返ろう…と思っていたら、またまたビッグニュースが。

アメリカで毎年開催されている音楽、映画、ITなどの大規模なイベントSXSW(South by Southwest)の教育部門SXSW EDUにて、STUDENT STARTUP COMPETITIONのファイナリストに選ばれたそう。

私、恥ずかしながらSXSWを知らず…音楽や映画ではかなり有名らしく、最近ではIT界のイベントとしてもとても注目されているらしい。

今回長男が選ばれたのは、昨年LINE BOOT AWKWARDS 2018でグランプリを受賞した、当番お知らせサービス【Toubans!】を使ったビジネスモデル。

Toubans!の概要はLINEのプレゼンがコンパクトでわかりやすくおすすめ。

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アメリカのコンペティションなので、そもそも「当番」という概念がないところからの提案になったが、一応興味は持ってもらえた模様。

今度は英語でのプレゼン&質疑応答になるとのことで、本人特訓中。

長男は、私がnoteに書き始めている、子どもは自ら「育つ」を軸とした「子どもの自主性に任せる子育て」の実験台。本人承諾のもと、彼のここまでの育ちを「目立ったところだけ」履歴書風にまとめてみようと思う。

2001年 ミレニアム結婚のミレニアムベビー(嘘)として誕生。

【幼少期】車、電車、働く車そして虫にハマる→その後、図鑑丸暗記の「虫博士」となる。工作、レゴなどものづくりも大好き。

幼稚園の時に行った「サンデーサイエンス」という科学イベントをきっかけに、科学に興味を持つ。

【小学校1年】虫好き・科学好きは継続。その後、本好きになり、学校でもずーっと(授業中も)本を読んでいたため、担任より「学校で本は禁止令」が出される。→この指導はどうかと今でも思う。懇談で「周りが見えていない」「協調性がない」など、学校生活で皆から外れている行動が気になると指摘される。

【小学校3年】学校で図工の時間に書いた絵が、MOA全国児童画展にて入賞。先生が学年全員の絵をコンテストに出していたらしい。親は絵の才能に気付いておらず。その後、毎年で茨木市では最優秀賞をもらい、6年時には再びMOA全国児童絵画展に入選。

このころから市の科学教室に通い出す。学校の理科の範囲を超えた授業に興味津々。

【小学校4年】科学好きは継続。家で、さまざまな科学実験を行う。読んでいる本が科学に偏っているのかと思えば、意外と歴史の本を読んでいた。

このころから、キャンプ、山登り釣りなどにハマる。

【小学校5年】科学好き止まらず。家での実験では限界あり。科研費の「ひらめきときめきサイエンス」というプログラムを利用して、各地の大学の研究室主催の教室に通い詰める。授業参観(理科)で先生の質問に高度な回答をしたら、「授業で扱わない範囲」とさらっと却下されていたのが不憫だった。

絵画展で入賞した絵が、とあるギャラリーの館長の目にとまり、「個展を開かないか」と誘われる。その頃ハマっていた写真と、陶芸作品などをまとめて、弟と二人の個展「ボクらはボクらだ!~子どもの主張2015~」を開催。その流れで、Nikon プラザOsakaにて写真展。

【小学校6年】学校の行事で、映画を製作。監督、脚本、編集を行う。パソコンで編集した映像作品があまりに高度だったので、「父親(TVディレクター)が手伝ったのでは?」疑惑が噂される(実際は全て本人の手によるもの)。そのせいか、翌年より映画は禁止となったらしい(こういうのも学校の度量の狭さを感じる)。

市のパソコン講座に通い、自身のHPを作る。この年富士山登頂。

【中学1年】小さいころから、工作、木工、絵画といろいろな「ものづくり」が好きだったが、とうとう「パソコンを作りたい」と言いだした。中古パーツを買ってきて苦労して自分で組み立てた。

【中学2年】「創造性の育成塾」という科学オリンピックを目指す合宿に10期選抜メンバーとして合格する。講師陣はノーベル賞受賞者や企業の研究者など錚々たるメンバー。濃い授業に大きな刺激をもらって帰ってくる。

【中学3年】受験勉強にどうしても身が入らないまま、なぜか試験の結果はいつも良くて、志望校に合格。

【高校1年】数学研究部にて、「数学を研究せずに」ゲーム作り。ここでプログラミングを覚える。学校の勉強や大学受験にどうしても興味が持てず。といって、これといってやりたいことが見つからず。暇に任せて、学校の掃除当番を自動化するBotを作成。→これが、その後の人生を変えるきっかけに。

【高校2年】学校で作った掃除当番Botが好評。会社や家庭など「色々な当番に使えるのでは」といわれ、誰でも簡単に当番設定と通知ができるプロダクトを作ろうと一念発起。未踏ジュニアに応募して採択される。半年を経て、10月に無事リリースとなり、未踏ジュニアスーパークリエータに選出。

そのプロダクトをそのまま、LINE BOOT AWARDS 2018へエントリー。まさかのグランプリ&学生賞W受賞。「人生を狂わせる」宣言。

SXSW EDUにて、未踏ジュニアの展示のお誘い。→せっかくなので「STUDENT STARTUP COMPETITIONSにも応募したら」→ファイナリスト選出!

と、狙ったようで、狙っていないアメリカ進出?!

彼にとってまさにToubans!は人生を変えるプロダクトになった訳だが、きっかけは、暇に任せて出来心で作った掃除当番Bot。人生万事塞翁が馬というけれど、何がどこでどうなるかは、本当に予測できないなと実感する。

彼の人生で一貫しているのは、そのときに「好きなこと」を「自発的にやっている」ということだけ。ここに書いていないだけで、彼が「気が乗らない」「やっぱり興味がなかった」といって消えていったものも多数。

こんな彼の人生に親がどう寄り添ったのかは、noteに書いていきます。






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