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子宮内膜症になってわかった女の人生②

子宮内膜症(その他さまざま)とわかって、精密検査を受けた5月の下旬のこと、10分で終わるはずの検査が終わらない…もう少し検査させてくださいと言われ、終わった時に言われたのが、手術で取り除こうとしていた筋腫が複雑な位置にあって簡単には取り除けないとのことでした。

そのため、子宮内膜症&筋腫をおさえるためのホルモン剤の強度を上げる判断を迫られました。手術で軽減する可能性はないかと問うたとき、もし1度の手術であれば「子宮の全摘出」と言われました。

私は子どもができにくい体だとはわかっていたし(妊活の時なかなかひどい目にあった)、もう40歳も過ぎたし子どもを授かることはとうにあきらめていたのですが、それでも「子宮の全摘出」ということは抵抗がありました。女性としての自分がすべてなくなってしまうような…そんなことないのだろうけどそういう気持ちです。

ほんとうにこれは脳が判断したのですが、もし強い副作用があったとしても、ホルモン剤を処方してください。と言い、なかなかお高いホルモン剤を薬局で受取り帰りました。(保険適応なし)
※いつも思うのだが、不妊治療もホルモン治療も保険適応範囲外が多くて、バリバリ働きながら出産を望む女性には厳しい仕組だなぁ。その分稼ぐ!と思っているから公に文句とか言わないのですが。

そして、女性ホルモンをとめる錠剤をのみはじめて1カ月が経ちました。最初は不正出血が止まらないからの、変な汗をかく&唇が渇いて痛い(たぶん更年期症状)があってモヤモヤしていたのですが、今は生理というかPMSがない世界がこんなに素晴らしいとは!!というのが今の感想です。

あの、死にたくなったりするPMSとか、夜中に何度も起きなければいけない生理2日目とかがない!!30年近く、これがあたり前だと思ってた…目から鱗です。こんな世界があったとは...。

パートナーに「子宮がなくなっても君は君だ。」と言われた言葉にもだいぶ救われました。女性の機能としての私ではなく、人間として向き合ってくれる人がいる…。たぶん、私はそう遠くない未来に子宮の全摘出という判断をするのだと今は思っています。

もし、私と同じような症状で悩まれている方がいたら、女性として年齢を重ねて受け止めなければならないことがあっても、現代はさまざまな対処法があります。それに、ここまで年を重ねて積み重ねてきたからこそ、自身を尊重してくれる人ができたのだと思いました。これからもそうありたいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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