相手を思うコミュニケーション:DESC法で伝えよう
DESC法を知っていますか?
DESC法とは、
ビジネスでもプライベートでも使える
相手に何かを頼む時に有効な話し方です。
こんなことって、ありませんか?
・どういえば説得できるだろう
・「えっ!」その依頼断りたい
・相手がへこまないように言いたい
・伝え方に困る・・・
結構よくあるシーンだと思います。
相手を傷つけずに言えれば良いですが、
間違っちゃうとその先大変ですね。
今回、このようなシーンで役に立つ
相手に何かを頼む時に有効な話し方:
DESC法を「サクッ」と紹介します。
概要見て気になった方は、
具体例なども見てみてください。
そのあと、
実践できるようポイントも解説してます。
DESC法の概要
DESC法は、
相手に何かを頼む時に
有効な話し方の型のことです。
この順番に話します。
Describe (描写する:事実)
↓
Express (表現する:事実に対する意見)
↓
Suggest (提案:要望)
↓
Consequence (結論:要望の後どうなるか)
D・E・S・Cのそれぞれ意味は、
分かりやすいように異訳してあります。
DESC法は3番目の「要望」が
本当に伝えたいことです。
それを伝えるために
「事実」 → 「事実に対する意見」
のように順を追って話し
「要望」 → 「その結果」
と核となる話に繋ぎます。
そうすることで要望に対して
納得感を与え、反発を防ぐわけです。
ここまでザックリと伝えました。
いかがだったでしょうか。
ここからは、具体例も含めて見ていきます。
DESC法の具体例
ここでは、
期限内に提出物を出せない部下に
スケジュールの見直しをするよう
上司の立場で指導します。
Describe (事実)
ここでは、根拠となる事実のみ話します。
「〇〇さん、現在、月曜日締め切りの資料がまだ提出されてません。事実、先週締め切りの資料も同様に提出が遅れています。」
部下 「申し訳ございません。早急に対応致します。」
Express (事実に対する意見)
ここでは先に話した事実に対する
自分の意見を話します。
「〇〇さんが忙しいのは分かります。ただ、○○さんらしくなく、どうしたものかと心配しています。」
Suggest (要望)
ここで、こちらの要望を話します。
「そこで、どうでしょう。提出物の把握と期限の確認を含め、スケジュールを今一度、見直して欲しいのですが。」
部下 「はい、承知致しました。」
Consequence (要望とおり行うとどうなるか)
ここでは、
要望通り行うことのメリットなどを伝えます。
「そうすることで、根本的な原因なども分かってくると思います。今後の提出物についてもしっかりとお願いしますね!」
いかがでしょうか。
続いては、
実践のためにポイントをお伝えします。
DESC法を実践する時の3つのポイント
①「いつ」を文頭にする
「いつ」を文頭にしてください。
というのも、
まずはじめに「いつ」を言うことで
自然に事実を述べる形になるからです。
事実さえ述べられれば、次の②〜④の形に
自然に持っていくことができます。
事実を述べる際には、
5W1Hを伝えましょう。
なので、「いつ」を意識的に文頭にして
事実だけを述べる形をつくりましょう。
②「そこで、どうでしょう。」の言葉
「そこで、どうでしょう。」
このフレーズを枕詞にします。
メリットは2点あります。
・繰り返し口にすることで「型」が身に付く
・この言葉が聞き手の頭の中を整理する
③「そうすることで」と続ける
「そうすることで」と続けましょう。
これも決まったフレーズを
繰り返し口にすることで「型」が
身に付くというものです。
「そうすることで」と続けた先は自然に
要望の結果のことを言う形になります。
DESC法の補足
「あくまでも会話」なので
相手の返答もあります。
「事実」 → 「事実に対する意見」
この時に相手が
素晴らしい提示をしてくることもあります。
また、相手の提示を避けたい時は
前の文に続けて伝えることもあります。
先の具体例を使います。
「〇〇さんが忙しいのは分かります。
ただ、○○さんらしくなく、どうしたものかと心配しています。」
↓
「そこで、どうでしょう。
提出物の把握と期限の確認を含め、
スケジュールを今一度、見直して欲しいのですが。」
これを自分の要望を続けて言いたい時には、
「〇〇さんが忙しいのは分かります。ただ、○○さんらしくなく、どうしたものかと心配しており、そこで、どうでしょう。
提出物の把握と期限の確認を含め、スケジュールを今一度、見直して欲しいのですが。」
このように続けて言います。
会話の流れやこちらの意図に合わせて
使うようにしてください。
以上、いかがでしょうか。
「伝え方に困ったな〜。」
ということがあったら
DESC法を思い出してみてください。
身に付けたいという方は、
枕詞となるフレーズを意識して
実践を繰り返してください。
今回、お伝えしたかったことは以上です。
ありがとうございました。
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