見出し画像

マインドフルネス瞑想の効果④(ビジネスシーン)

マインドフルネスとタロットカードのセラピスト(仮)が、マインドフルネス瞑想の効果を数回に分けて紹介しています。今回はビジネスシーンで発揮する効果についてです。

かたい表現が続いておりますが、復習も兼ねたこれまでの学びに自分の思いを少しのせて、できるだけ分かりやすく嚙み砕いて記しています。お付き合い頂けましたらうれしいです。


ハイパフォーマーたちのマインドフルネス

マインドフルネス瞑想は、メンタルトレーニングの1つとして、多くの著名人や経営者、アスリートたちが取り入れています。その一例としてGoogleやApple、Yahooやメルカリ、イチローやマイケルジョーダンなど、世界的な大企業や超が付くほどのトップアスリートが名を連ねます。彼らのような人並み外れた結果を求められるハイパフォーマーたちは、プレッシャーやストレスも桁外れであることは想像に難くありません。もちろん、すべての瞑想実践者が彼らのようになれるわけではありませんが、実践継続者にもともとの素質を上回るパフォーマンスがみられることは、研究によって解明され始めています。

前述と矛盾するかもしれませんが、仕事のパフォーマンスを下げる要因を大別すると「心身の健康」「お金」「人間関係」「物理的環境」などで、ハイパフォーマーも一般的な私たちも大差はないのではないでしょうか。もちろん求められる結果にはそれぞれに差があり、圧し掛かる重みには違いはあるしれません。そして得るものにも差はあるのでしょう。では結果の違いを生む要因となるものは何なのか。そのうちの1つは、ストレスへの向き合い方ではないかと私は考えています。もちろん、彼らと同じように向き合えば、誰でも同じ結果を出せるわけではないかもしれませんが、ストレスをないがしろにし放置するよりも、今このときに感じているストレスと向き合い、認識し、冷静に対処するほうが、より効率的で生産的ではないでしょうか。

企業が取り入れるマインドフルネス

企業がマインドフルネス瞑想を取り入れることで、一定の効果が得られることが検証や研究で明らかになったことで、世界的に普及し始めました。日本も例外ではなく、従業員のメンタルヘルス対策がより求められるようになる中、研修や講座でマインドフルネスを学んだり、瞑想のための時間を確保することを承認するなどの取り組みが増えています。企業が求めるマインドフルネス瞑想の効果の例として、下記のようなものがあります。

①自己の軸の強化
自分の心身と客観的に向き合うことで深く洞察し、新たな気づきを得る機会を得、自意識を向上させる。それにより周囲に振り回されることなく、強固な判断基準とリーダーシップを確立する。
②コミュニケーションの良好化
高いリラクゼーション効果によりストレスが緩和され、心身に余力を生み出す。それにより共感力が高まることで無駄な摩擦や対立を防ぎ、チームワークや組織全体の向上をはかる。
③脳機能の回復
「今」を意識することで心身の負担を軽減させる。瞑想という静かな時間を過ごすことを習慣にすることで脳は休まり精神が落ち着き、視野が広がる。

マインドフルネス瞑想は、禅や仏教などの宗教的な修行の瞑想とは異なり、効果が出るまでに何年もかかりません。早い人では数週間で効果が実感できています。もちろん取り組みの頻度などを含め個人差はありますが、いずれにしてもマインドフルネス瞑想は手軽さや容易さも魅力の1つです。


マインドフルネス瞑想は治療ではありません。また、過度に精神が不安定な状態ではうまく取り組めず、逆効果になることもあります。精神疾患などにより通院中の方は、専門医や信頼のおける指導者から適切な指導の下で行うようにしてください。

この記事が参加している募集

#習慣にしていること

130,873件

#私のストレス解消法

11,418件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?