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ファン同士で揉めると色々面倒だという話

芸能人、アイドル、アーティストのファンをやっている方で、イベント参加、ライブ参戦するというのは多いだろう。
その中でファン同士交流を持って仲良くなる、その仲良くなった人からSNS経由等で人脈がさらに広がり交友関係が広がる、というのも自然な流れだ。
しかし、まれにファン同士で揉める事もある。
人それぞれ考える事は違うので仕方のない場合があるかもしれないが
揉めた相手によっては後々非常に面倒になってくる。

バンギャルちゃんの日常」(著:蟹めんま)というコミックエッセイがある。
作者はバンギャル(ヴィジュアル系バンドのファン)を長年やっており、それを基にした作品なのだが
とある回に関してはヴィジュアル系に限らず、どの界隈でもありそうな事だと感じたので取り上げてみた。

2巻の中で「あがるバンギャルちゃん」というのがある。

「あがる」というのは
特定のバンドのファンをやめる・ヴィジュアル系のファンをやめるという
ほぼビジュアル系ファンの方にしか通じない用語なのだが
(ちなみにジャニーズ界隈は「おりる」)
このあがるパターンとして、作者は以下の6点を挙げている。

方向が気に入らない型
主にメジャーデビューや大手事務所と契約する等のターニングポイントに起こりやすい。
ヴィジュアル系で最も多いのはこれだろう。
アイドルもこれが多そう。というか一番多いパターンはこれだと思う。

本命消滅型
解散、引退するパターン。どうしようもない。

身内揉め型
作者曰く「意外と多い」パターン。

業界入り型
憧れの人と同じもしくは近い職種に入るパターン。ヴィジュアル系特有な気がする(個人の感想)

心変わり型
Aという芸能人を応援していたらBにハマった…なんてパターン。
Aを嫌いになったわけではないのでその後もひっそりと応援し続ける。

リア充多忙型
仕事等でリアルが忙しすぎてライブやイベントに参加できなくなりそのままフェードアウト…なパターン。
女性の場合は出産などもあるので「ファンをやめた」と言えるかは断言し難い所。

この中で個人的に一番厄介と感じるのが身内揉め型である。

例を出すと、ある歌手について「この人はこうだよね」とSNSで発言したら
「それは違うと思います」と返信がきてそのまま言い合いになり揉める…というのが多いパターンだろうか。
別にSNSではなく普段の会話の中でも起こるパターンでもあり、一度揉めるとそのままこじれてしまう率が高い。

何が厄介なのかというと、「それは違う」と突っかかってくる人というのは
リアルで顔が広い人という確率が高い。
また、ツイッターのアカウントを持っている人は
無言フォロー失礼/相互フォロー大歓迎
同担拒否(推しがグループの場合、同じメンバーのファンとは仲良くなれませんという意味。ヴィジュアル系・ジャニーズファンに多い)
プロフィール欄にこの様な文を書いている人が多く、またフォロワー数も多い。
あとハートの絵文字をよく使っている。
ライブでも国際フォーラムや横浜アリーナなど収容人数が5,000人規模の会場には高確率でいるし
武道館やドームなどの大規模会場にはほぼ100%参戦している。

揉めた人間が同郷の場合だと地方民やライブハウスの場合よけい厄介になる。
この手の人種は全国ツアーともなれば「行けるライブはできるだけ参戦」というスタンスの人が多い。
例えば宮城県在住の人であれば隣の山形・福島・岩手にはもちろんのこと
新潟・栃木あたりにも足を運ぶ。
地元ライブには当然のように顔を出す。
SNSでも「今日(のライブ参戦)は仙台、明日は山形」なんて書いている。

何が言いたいのかというと、揉めてこじれた関係というのはよほどの事がない限り元に戻る事はほぼないだろう。
そんな関係の人と顔を合わせたいと思うだろうか。
できれば合わせたくないというのが心情だろう。
大規模会場であれば人の多さゆえ会う確率は低いだろうが
地方の場合、せっかく地元に大好きなアーティストが来てくれる晴れの日だというのに
人間関係のこじれのせいで足を運べないという事態が発生するのだ。
また、彼らは交友関係の広さゆえ、普段ライブ参戦する相方が都合で不参加の場合、別の友人に声を掛けてダメだったら他の子に声を掛けて…なんて事も普通にできる。
一緒にいる相方もネアカ率が高いため、下手をしたらそのメンツから目をつけられる可能性もあるのだ。
彼らは声もデカい(発信力が高いという意味で)ので、5ちゃん等で「こういう事があってムカついた」なんて書き込みをする。
それを見た人がアカウントを特定して意図せず名前や顔を知られてしまう、なんてパターンもあるのだ。

ライブハウスに関しては、突っかかった側がムカつく相手を見つけたため
わざと近くに行って肘鉄をかましたという事例もあるので最も危険性が高い。
(10年以上前の話なので今はないと思いたいが)

私自身、とあるアーティストのファンをやっているが
揉めたわけではないけれど関わりたくない人がいる。
こっちは関わりたくないけど向こうが積極的に関わろうとしてくる」パターンだ。
地元が同じなのでツアーで地元に来る場合は高確率で「参戦する?」と聞かれるが
「まだ先の事なのでわからない」とぼかして答えている。
なんの偶然か、その日に限って大きな用事ができる事が多いので言い訳はできている。
幸い?にもこの人が遠征をあまりしない、かつSNSにライブの参戦予定を細かく書く人なので
それを見てこっちが予定をずらせばいいので顔を合わせても少しの時間で済むため特に関係がこじれている訳ではない。

この文章を書いた所で特になにかある訳ではないです。
解決策なんてわからないしどうにもできない事なので。
あと個人の偏見も入っているので突っかかる人が全員こういう人ではないです、あしからず。ただ、

アーティストのファンをやっているとこういう事もありますよ
顔の広い人と親しくなるのはメリットもあるけどデメリットもあるよ

というのを胸に留めていただければ。終わり

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