徒然なるままに富士山について熱く語ってしまった - 2月27日
いつもは文章を書いてから、なんとなくテーマと関係ありそうな写真を選んでいる。
今日は逆に写真を選んでから、それについて文章を書いてみようと思う。
僕はほとんど山に登ったことがない。
子供の頃に遠足で登山をやらされたが辛かった記憶しかないし、そんな企画を練った先生を未だに恨んでいる。
嘘です。
恨んではいない。
でも子供の頃に登山が嫌いだったことは本当。
登山はほとんどしたことがない。
だけど、富士山には5回登った。
なぜ富士山なのだろうか?
一度など、友人と富士山を登りに行った一週間後にまた1人で登った。
これは全部富士山が世界遺産に登録される前の話。
夏の富士山は比較的登りやすい山だ。
もちろん危険がないなんてことはないし、死ぬ確率だってゼロではない。
でも、相対的に夏の富士山は登りやすいはずだ。
他の山に登ったことはないので、知らんけど。
まず、6合目を超える辺りから背の高い樹木が生えてないので、道を見失うことがない。
あるのは砂利や岩ばかり。
さらに山が開いてる7月~8月にかけて、登山客がわんさかいるので、道を見失いようがない。
頂上でご来光を見ようと思ったら、当然夜の間に登ることになるわけだが、僕は一度自分のライトを全く使わずに登ったことがある。
他の登山者のライトがいつも周りにあるので、自分のものを点灯しなくても済んでしまったのだ。
つまり登山道は夜でもある程度明るい。
ほら、こんな感じ。
分かりますか?真ん中辺りに蛇行してる光が全部登山者のライトだ。
じゃあ、明るくて風情がないのか?と言ったら、そんなことはない。
空を見上げると素敵な星空が広がっている。
天の川だって見える。
一度、富士山を登っている途中に巨大な流れ星が落ちた。
ひゅーーん!って音まで聞こえた。
信じてもらえないかもしれないけど。
さらに、運が良ければ下を見下ろすと花火が上がっていることがある。
はるか下方でちぃぃーーっちゃく見えるのだが、花火大会を3箇所同時に見れたことがある。
なかなかないよ、3つ同時なんて。
ご来光まで頂上で待つわけなんだけど、真夏でも夜の頂上の気温は氷点下。
うーさむさむさむさむさむさむ…ってつぶやきながら待つんだけど、ここで見える景色だって最高だ。
一度、こんな最高の時間帯に出会った。
夜が明けるちょっと前の時間帯、前を見ると地平線がほんのり明るくなってオレンジ色に光っている。
真上を見上げると夜空に満点の星空が広がっている。
さらに後ろを向くと、大きな月が光り輝いている。
この3つのシーンが前・上・後で同時展開!
写真に撮れないのが残念だった。
夜が明けた後だって綺麗だ。
頂上付近には神社があるし。
火口付近はなんだか火星を歩いてるような気分になる。
時間帯によっては地上に刺す富士山の影がこんなに綺麗に見える。
帰り道は少し退屈だ。
友達と来ていればひたすら話しながら降りることができる。
1人で来た時はほとんどずっと小走りで降りたら2時間くらいで5合目に着いてしまった。
5合目について疲れ果てて飲むビールがまた最高なんだよね。
そしてそして、富士山5合目と東京はバスが便利。
帰りも5合目で高速バスに乗り、もちろん徹夜だし疲れ果ててるしであっという間に眠りに落ちて気がついたら新宿に着いている。
なんかこの文章を書いてたらまた富士山に登りたくなってきてしまった。
何も考えずに書き出した文章なのに、気がついたら写真もどんどん追加されている。
僕は書いてるうちに楽しくなってしまったのだが、これを読んでる貴方も楽しんでくれたなら幸いだ。
この文章を読んで富士山に登りたくなっちゃた人がいたら、当たり前だけど詳しいサイトの注意事項をよく読んでちゃんと準備して臨みましょう。
さすがに仕事帰りにふらっと行ける山ではないからね!
今日のアイキャッチ画像:真夜中にご来光を待っている死ぬほど寒い時間帯なのだが、この景色があれば来てよかったと思えてしまう。
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