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写真は真実を映す(あるいはカメラバカが生まれるまで)4

前回はズームレンズと単焦点レンズの説明を書きました。ズームレンズは焦点距離を変えられる、つまり、写る範囲を変えられる。単焦点レンズは映る範囲は変えられない。では単焦点レンズの優れている点とはなんでしょう?

それは、ズームレンズに比べて小さくて軽いこと、明るいこと(後で説明します)、描写性能が良いことです。同じブランドで同じ値段のズームレンズと単焦点レンズがあったら、ほぼ間違いなく単焦点レンズの方が性能は良いです。

では、明るいってどういうこと?「明るいレンズ」って、明るい写真が撮れるってわけじゃないんです。また順を追って説明していきます。
レンズ名って長ったらしいし、よく分からない記号がついてますよね。例えば僕が大好きなこのレンズたち。

31mmとか77mmっていうのが前回説明した焦点距離です。31mmとか77mmっていう焦点距離がもうPENTAXの(良い意味で)変態的なところなんですが、だって、他のメーカーでこんな焦点距離のレンズ出してるところはないから!普通は30mmとか50mmとか70mmとかキリがいい数字なんです。

おっとそれはいいとして、焦点距離のうしろにF1.8って書いてありますね。これがレンズの「明るさ」です。F1.8というのは絞りを最大に開けたときにどれだけの光を取り込めるかを表しています。小さければ小さいほどドバっと一気に光を取り込める。今出てるレンズで最大に明るいのはF0.95かな?多分。

ズームレンズではF1.8なんて明るさのものはありません。最高位でもF2.0、すごく良くてF2.8、普通ならF4.0~F5.6くらいになります。それが単焦点レンズになるとF1.4、F1.8なんて明るさが普通にあるわけです。

お~~~い、帰らないで!訳分かんない話ししてゴメンって!!

光を一気に取り込めると何がいいのよ?ってことですが、まずはシャッタースピードを速くできる。シャッタースピードが速いとブレづらい。それからこれが重要なんですが、光を一気に取り込んで撮るとボケるんです!

多分なんですが、一眼カメラに憧れる人ってボケた写真撮りたくないですか?僕はめちゃめちゃボカしてみたかった。今みたいにスマホで疑似ボケが簡単にできる時代じゃなかったし。
それが、単焦点レンズを使うとズームレンズよりも簡単にボカすことができます。こんな感じですね。

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で、上に上げた2本のレンズがまさに僕が最初に買ったレンズだったわけです。そのうち77mmの方で撮ったのが上の写真。
これは!面白すぎる!!!と思って、まあ朝も昼も夜も写真を撮る生活が始まりました。

まだまだ機材や写真の仕組みやら、撮り方やらを説明しながらこの話は続きます。

今日のアイキャッチ画像:かなり遊んで撮りました。三脚にカメラを固定してシャッターを比較的長く開けて撮ってるんですが、シャッターを開けてる間にズームしています。露光間ズームなんて言いますね。プロフィール写真に採用してみましたが、目がチカチカする?

#日記 #カメラ #写真 #レンズ沼

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