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写真は真実を映す(あるいはカメラバカが生まれるまで)3

前回、ズームレンズと単焦点レンズ買ったって話をしたよね。そこで、ズームレンズと単焦点レンズって何?って思ったでしょ?ズームレンズは分かるって?いやいや、ちょっと待ってよ。

Q:ズームレンズは望遠で遠くのものを撮れるレンズである。○か☓か?



A:○のときもあるし☓のときもある。


デジカメってよく何倍ズームって言うじゃないですか。でも一眼レフやミラーレスの世界では、何倍ズームって言葉はほとんど使わないです。順を追って説明しますよ。

どのくらいの広い範囲=広角(または遠くのもの=望遠)を写せるかは焦点距離(単位はmm=ミリ)で表します。一般的には35mmフィルムカメラを基準にして、ざっくりと広角(広い範囲を撮れる)は焦点距離15mm~28mmくらい、標準(普通の範囲を撮れる)は29mm~70mmくらい、中望遠(少し遠くを撮れる)71mm~135mm、望遠(遠く~すごく遠くを撮れる)136mm~みたいな感じです。これは厳密な決まりがあるわけではなく、だいたいこんなものかなっていう僕の感覚です。


大丈夫?ついてこれてる?


分かりやすいように頑張って画像作った!それぞれの焦点距離で写る範囲は大体こんな感じです。

画像1

単焦点っていうのは、その名前の通り、焦点距離が決まってて動かせない(ズームできない)レンズです。50mmのレンズだったら、50mmのまんま、何かを大きく写そうと思ったら、自分が歩いて近づくしかない(足ズームなんて言ったりする)。

一方で、ズームレンズは焦点距離を動かせるレンズです。さて、ここでまた問題です。

Q:24mm~70mmの約3倍ズームと200mm~400mmの2倍ズームだったらどちらが望遠でしょうか?


A:これは圧倒的に後者の2倍ズームの方が望遠レンズです。

これが一眼レフやミラーレスで○○倍ズームって言葉を使わない理由です。コンパクトデジカメで○○倍ズームって言ってどのくらい望遠で撮れるかが分かるのは、一番広角側の(広い範囲を撮れる)焦点距離が決まってるからです(24mmか28mmが多い)。一方、レンズを交換できるカメラでは何倍ズームと言われても、どのくらい望遠を撮れるのかは分からないのです。

これで、ズームレンズは分かりましたね!
あ、カメラオタクの皆さん、ズームレンズとバリフォーカルレンズの違いについて突っ込むのはやめてくださいね、意図的に無視してますので。

さて、前回僕の心を掴んだのは単焦点レンズだって話をしました。ズームレンズの方が圧倒的に便利そうじゃない?なんで?ってな話を次回します。

続く!

今日のアイキャッチ画像:釘です。なんとなくカッコいいと思ったんでしょうね、多分。なんで撮ったのか覚えてないけど。

#カメラ #写真 #日記

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