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昔撮ったもの-金環日食
2012年に金環日食ありましたよね。
あの日はかなり頑張って撮影したなぁ。何がって仕事で徹夜して、明け方帰ってそのまま撮影したんすよね。しかも悲しいことに曇っててね。
この日のために高~~~~いND10000フィルターも準備しておいたんですよ。NDフィルターっていうのはカメラのレンズの前につけて、取り込む光を減らすもの。
光を減らして何するの?っていったら、例えば真っ昼間に川の水の流れを表現したいときとかに、シャッタースピードを遅くするんだけど、明るい昼間にシャッタースピードを遅くするとそれだけ光が取り込まれて写真が真っ白になっちゃう。そこで、NDフィルターをつけて取り込む光を減らしたら昼間にシャッタースピード遅くしても丁度いい明るさの写真が撮れるってわけです。
で、普通のNDフィルターって2とか4とか8とかなのね。数字が大きくなるほど減光効果が大きい。ところが太陽にレンズを向けて撮ろうと思ったら普通のNDフィルターじゃ明るすぎて歯が立たないわけです。そこで、ND10000の登場。普段は8でいいところを10000。数字だけ見ても強そうでしょ?
金環日食って太陽の外側だけ光ってるから通常の太陽よりも光は減る。さらに曇ってるってことは、輪をかけて暗いわけです。かなり暗いってことは減光する必要がないわけですよ。だからNDフィルター外して撮れば良かったんだよね。うん、簡単なロジック。明るすぎるものを暗くするためにフィルターを付けてた → 暗いんだったらフィルターを外せばいい。明確。
徹夜明けのせいにしちゃうけど、フィルターを外すなんて思いつかなかったね。雲よどけーーー!!って念じながら、フィルター越しに撮ってた。
結果、雲はどかなかった。
おかげで、金環の瞬間の写真がこれ。
まあ見事にブレブレ。
我ながら大失敗。
失敗は次に活かせばいいよね、ってことで次の金環日食はいつ???
東京は2312年だってさ!
今日のアイキャッチ画像:まともに撮れたのは中心から少しズレちゃったとき。うん、これが撮れただけでもよしとしよう。
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