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成功者の1日のルーティンは?理想のスケジュール習慣を実践

20代で経済的自由な富裕層になった。

サラリーマンとして働いた銀行を辞め、サイドFIREとして「やりたいこと」を仕事にした結果、20代で資産は1億円を超えました。

会社員時代は「自由に暮らしたい」という理想を追い求め、成功者のスケジュールを模倣して奔走しました。独立して会社を設立し、資産も増えて自由な暮らしを手に入れましたが、その反動で「食べて寝るだけ」の退屈な生活に陥ってしまいました。

20代は自分のために働いたからこそ、30代は誰かのために生きるというテーマを持つようになりました。

限られた人にしか伝わらないnote。
今回は「偉人の思考をとりいれる」話。
成功するためにスケジュールを整え、思考を変える習慣を取り入れた試行錯誤をまとめます。

20代で経済的自由な生活になった成功と失敗、SNSでは言えない裏と表の経験談を赤裸々にまとめていきます。

▼ 自己紹介のnote

■ あなたの理想の1日のルーティンは?


理想のスケジュールはどんなイメージでしょうか。サラリーマン時代、「自由な暮らし」に強く憧れていました。


僕は入社してわずか2日目にして、サラリーマンとしての仕事を辞める決意をしました。会社という組織について知れば知るほど、「働きアリ」のような存在だと感じずにはいられませんでした。

「なぜ毎日決まった時間に起きなければならないのか」「どうして社会人は長期休暇を取りにくいのか」「好きな日に仕事を休めないのはなぜか」など、働き方そのものに疑問を感じていました。

新入社員の頃は、周りの社会人が皆、会社の愚痴を言いながら嫌々働いているようにしか見えませんでした。「立派な社会人になる」ということは「我慢して会社の奴隷になること」だと考えていたのです。

当時の周囲の人々の生活は、僕の理想の働き方とはかけ離れていました。そのため、現状を打破するには自ら行動を起こすしかないと感じました。そこで、成功者のルーティンや理想的なスケジュールを習慣化し、少しでも「新しい行動」を取れるよう努めたのです。

■ 労働は奴隷なのか?働きアリか?


紀元前8世紀頃から口承されている古代ギリシャ神話に登場する「シーシュポスの神話」は、「永遠に続く苦役の物語」を描いています。


この神話では、神々を騙したシーシュポスが、巨大な岩を丘の頂上まで運び上げるという「無意味な労働」を永遠に繰り返す罰を受けたと語り継がれています。

つまり、この話は有限な人生を生きる人間が、避けられない苦労や無駄な努力を繰り返すことを象徴しています。この神話は、人生における不条理や困難に対する人間の挑戦を表現しているのです。

哲学者のアルベール・カミュも、著書『シーシュポスの神話』で人生の無意味さについて論じています。彼は、シーシュポスが無意味な労働を続ける中で、自らの運命を受け入れ、そこに意味を見出すことができると述べています。これは、たちがどんな状況に置かれても、自分自身で意味を見つけ、前に進む力があることを示唆しています。

結局のところ、人生や労働が無意味だと感じることは、実は大きな可能性を秘めているのです。既存の枠にとらわれず、自分自身の価値観や目標を追求する自由があるということです。僕が自由なライフスタイルを追求し、多くの人にその楽しさを伝えたいと思う理由もここにあります。

だからこそ、人生が無意味であるという考えを悲観的に捉えるのではなく、自分自身で意味を見つけ出すチャンスと捉えることが重要です。その先には、新たな発見や成長があるわけです。だからこそ、僕自身も奴隷になることから抜け出す努力をしました。

■ サラリーマン時代のスケジュール

4:30 起床・準備
4:45 朝の仕事
7:00 出勤・移動中の作業
8:00 サラリーマン勤務
20:00 帰宅・移動中の作業
21:00 夕食
22:00 夜の仕事

当時、僕が最も力を入れたのは時間管理です。1日24時間を自由に使えることは、人に平等に与えられた権利です。

この平等な時間を軸に、できることを整理しました。サラリーマン時代のスケジュールは、朝4時半に起きて活動を始めるというものでした。平日のほとんどは、このスケジュールで動いていました。

朝4時半に起きられたのは、単純に僕自身が朝型で、朝の仕事に向いていたからです。「雇われのサラリーマン仕事」を終えて帰宅してから「やりたい自分の仕事」をする気力がなかったため、朝の時間を活用していました。特に朝の2時間がゴールデンタイムで、新しいことやビジネスアイデアを試す時間でした。

また、通勤などの移動時間や隙間時間を最大限に活用し、「情報収集」と「やるべき作業」を効率よく行っていました。例えば、Kindle本を読んだり、最新のSNSトレンドを探ったり、細かい事務作業をしたりしていました。移動中は、周囲の状況が変わるので、適度に集中が切れても続けられるタスクを選んでいました。

サラリーマンの仕事は長時間の残業はありませんでしたが、営業職だったので飲み会は頻繁にありました。また、定期的に資格試験を受ける必要があったため、月に1度のペースで新しい資格の勉強をしていました。

とにかく何も考えず、限られた時間の中で最大の効率を出せる1日のスケジュールを習慣化させることに徹していました。朝のゴールデンタイムに自分のやりたい仕事を続けた結果、1年で結果が出るようになりサラリーマンの収入を超え、独立することができました。

■ 独立して成功できた要因


サラリーマンを辞めて独立すると、「自由な時間」を手に入れることができました。「やりたいこと」をベースに始めた自由業のキャリアは、資金面でも順調でした。

サラリーマンを辞めた初年度はフリーランスとして数ヶ月で年収1200万円となり、そこから右肩上がりに収入も利益も増えていきました。

20代の若さもあり勢いよく新しいことに取り組みました。フリーランスとなって10ヶ月経った頃には、会社を設立した方がよいほどキャッシュフローも安定し、利益も十分に残せていました。結果として法人化しても、数年で数億円の売上を積み上げることができました。

独立して成功だった理由は「情報のインプット」を習慣化していたおかげです。あらゆる情報を収集していたおかげで、雇われ時代にはできなかったビジネスをどんどんアウトプットしていくことができました。

例えば、当時流行していたブログを始めてメディアを作ってみたり、アメリカで流行していたサービスを活用してデザインや動画編集をいち早く取り入れたり、海外でバズっていたSNSトレンドを先取りして日本国内で試したりと、情報をインプットし、それをビジネスとしてアウトプットすることを徹底していました。

この「情報を活用する意識」が、成長の大きな要因となりました。

■ 経済的自由になってできたこと

・24時間365日好きなことに時間が使える
・趣味の海外旅行で世界39カ国を回る
・年12回程度、毎月海外へ行く移動生活
・7年以上目覚まし時計が必要ない生活
・海がキレイな島に移住
・気になる国に数ヶ月滞在して短期移住
・仕事を趣味として楽しむ
・スマホて仕事ができるようにDX化
・ゆっくり家族との時間がつくれ親孝行ができる

「やりたいこと」を追求した結果、20代で富裕層になるほど経済的にも成長できました。

サラリーマン時代に24時間の中で見つけようとしていた時間を、今では自由に使える状態になりました。好きだった海外旅行にも毎月行けるようになり、年間の半分は海外で過ごせる暮らしになりました。

海外を行き来する生活が増えたので、仕事で使うツールも変化しました。以前はパソコン1台で仕事をするような働き方でしたが、会社を設立した頃からスマホ1台で仕事が完結できるように効率化しました。

最新のウェブツールやAIサービスを導入し、スマホのアプリやウェブサービスだけで完結できるように管理しています。人に任せなければいけない仕事は、仲の良いフリーランスにお願いしています。今はAIの進化が著しいので、一人でも大きな仕事ができるようになっています。

サラリーマン時代は朝4時半に起きていたので、アラーム時計が必須な生活でしたが、もう7年以上使う必要がない生活をしています。好きな時間に起き、眠たくなったら寝ればよいという生活です。

■ 自由なFIRE生活の1日のルーティン

8:00 起床
8:30 朝仕事
10:00 運動・散歩
12:00 昼食
13:00 インプット
14:00 散歩
18:00 夕食
22:00 就寝

20代で経済的独立を果たしてからは、「食べて寝るだけ」の生活になりました。サラリーマン時代と変わらず朝に仕事をしますが、それは仕事と趣味が融合したような時間です。

ただし、インプットの時間は非常に重視しています。何百年も読み継がれている古典的なコンテンツや、最新の流行やトレンドを扱った動画の視聴は必ず行っています。

僕のアプローチは、歴史の変遷を大きな視野で学びつつ、リバイバルされる最新のコンテンツと重ね合わせながら、俯瞰的に情報を収集するというものです。

独立して時間に余裕ができてからは、運動も取り入れられるようになりました。体を動かすことは「フロー体験」につながります。目の前のことに集中できるので、余計な思考を排除することができます。

カントやニーチェなど多くの偉人が散歩を日課としていたように、僕も思考を整理するために歩く時間を増やしています。基本的に移動は徒歩で行い、自分の足で街を散策しながら世の中の変化を感じ取るようにしています。より「暇な時間」を増やし、思考の機会を増やすよう心がけています。

さらに言えば、僕が海外旅行を好む理由は、非日常を体験できるからです。毎日同じ場所を散歩するのは単調になりがちです。そのため、目新しい世界や見たことのない環境に身を置くことで、新しいものに触れる体験が思考を活性化させるのです。

■ 成功者の思考習慣を取り入れる

今、現在の僕の生活は、かつてのサラリーマン時代に思い描いていた理想の1日を実現しています。しかし、人生は儚く皮肉なもので、一度理想を達成すると、さらに上を目指したいという新たな欲望が生まれてしまいます。

別のnoteで『やめとけ20代の早期退職FIRE生活の失敗とやりたいことがないその後』という記事でもまとめたように、「自由な暮らし」は結果的に「食べて寝るだけの怠惰な生活」へと導いてしまいました。

だからこそ、今は次なる刺激を求めて、成功している偉人たちの理想的な習慣を取り入れることを試みています。これまでのnoteで紹介した偉人たちの言葉は、思考実験として習慣化しています。

■ おもしろい人の思考を取り入れる

『楽しみに金のかからない人が最も裕福である』ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
『幸福は自分自身の内なる主観でしかない』アルトゥル・ショーペンハウアー
『超人』フリードリヒ・ニーチェ のように自己超越をめざす
『人生は短いのではない。私たちがそれを短くしているのだ』セネカ
『「苦痛」を取り除くと「退屈」が生じ、「退屈」を避けようとすると新たな「苦痛」に直面する』『意味のある仕事や創造的な活動に没頭する労作する』アルトゥル・ショーペンハウアー
『フロー体験』ミハイ・チクセントミハイ
『至高体験』アブラハム・マズロー
『遊ぶ人』ヨハン・ホイジンガ のように遊びを仕事にする
『働くことが幸福度を高める』カール・ヒルティ
『知的生活』フィリップ・ギルバート・ハマトン


■ 理想を習慣化させるための最小習慣

偉人たちの言葉を自分の人生で実践するためにも、古典をインプットすることや最新情報を活用することが大切です。

例えば、日本でもベストセラーとなった『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』は、理想のスケジュールを習慣化させるモチベーションを高めてくれます。

ジェームズ・クリアーは『最小習慣』という小さな習慣をつくることが、やがて大きな成果につながると説いています。

『習慣を1%改善し続けると、1年後には37倍もの成長を遂げられる』と述べているように、最小の努力で最大の効果を生み出す、まさに複利の原理を人生に応用するのです。

僕は毎日一つは「新しいこと」を試す習慣をつくっています。時には新しい本を読み、時には見知らぬ人と会話を交わし、時には未知の場所を訪れるような「新しさ」を選んでいます。この小さな変化が、現在の僕の思考の幅を大きく広げたのです。

新しい選択肢を探り、偉人たちの言葉を実践することで、人生は驚くほど豊かになります。あなたも今日から、小さな新しい習慣を始めてみてはいかがでしょうか。その一歩が、予想もしなかった素晴らしい未来への扉を開くかもしれません。とてもおもしろい試みです。

新しい習慣を始めるときは、小さく始めることが重要です。例えば、毎日新しい単語を1つ覚える、5分間瞑想する、1行だけ日記を書くなど、誰でも続けられる程度の小ささから始めるのです。

これらの小さな行動が、時間とともに複利で成長し、あなたの人生を劇的に変える可能性を秘めているのです。

■ 常に生き方を変化させる

人生は儚いからこそ、常に変化する意識を持つことが重要です。つまり、この世の無常さはいつの時代も同じなのです。

鎌倉時代初期の1212年に書かれた日本三大随筆の一つ、鴨長明の『方丈記』は、800年以上前から「この世の無常さ」を教えてくれています。

『ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず』

この有名な冒頭の一文が示すように、『人生や世界のすべてのものは常に移り変わっていくもの』であり、「人生は儚い」のです。

鴨長明はこの作品を描くまでに「五大災厄」として大火、辻風、遷都、大飢饉、そして大地震を経験しました。特に1185年7月9日に起きた文治地震は、マグニチュード7.4の大地震だったと記録されています。

これらの自然災害の経験や自身の相続争いでの敗北から、鴨長明は一人山奥へ出家し、方丈庵という小さな小屋で隠居生活を始め、自己追求をしながら『方丈記』を著したとされています。

最小限のもので暮らしつつ、やりたいことに最大限の時間を注ぎ込む生き方は、今でいうミニマリストのような暮らしです。

『楽しみに金のかからない人が最も裕福である』と述べたアメリカの思想家ヘンリー・デイヴィッド・ソローも、自然の中にこもって思索を楽しんだ一人です。

ウォールデン池のほとりでシンプルな生活を送り、自給自足を実践し、自然と調和したミニマリストな生活を追求しました。多くの時間を散歩や瞑想、読書に費やし、精神的な探求を行ったとされています。

これら二人の偉人のようなシンプルな暮らしは、儚い人生において重要な取り組みのように感じます。邪念を取り払い、小屋で静かに思索する暮らしを想像するだけでも、人生の儚さを実感できます。

いつの時代も、どんな災いが起こるかわかりません。何かをきっかけに世界の金融市場が暴落するかもしれませんし、世界が右傾化しつつある中で自国を守る正義のために第三次世界大戦が起きるかもしれません。

今の暮らしがいつまで続くかわからない儚いものだからこそ、あるがままに川の流れのように逆らわずに生きていく思考を、800年前の随筆から学ぶことができます。

■ 理想を追い求め続けるのが人生の楽しさ

人生は常に変化し、私たちの理想も時とともに移り変わります。20代でサラリーマンから独立し、経済的自由を達成した経験は、成功への道のりとその先にある新たな課題を教えてくれました。

効率的な時間管理と情報のインプットが成功の鍵となる一方で、理想としていた自由な生活がもたらす予想外の空虚さも経験しました。

だからこそ、古今の偉人の思想や習慣を生活に取り入れ、常に新しい刺激と成長を求めることが重要です。

『シーシュポスの神話』や『方丈記』の教えを通じて、人生の儚さと無常を受け入れつつ、そこに自らの意味を見出す姿勢が大切です。

小さな習慣の積み重ねが大きな変化をもたらすからこそ、自己実現と継続的な成長を追い求める楽しさがあります。人生は儚いからこそ、川の流れのように逆らわずに行動することが必要です。経済的成功の先にある真の充実を探求する旅のように、人生の意味を追い求めることがおもしろいわけです。

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このnoteでは、限られた人にしか伝わらないニッチな情報を、偉人たちの言葉や最新エビデンスを元に主観を交えてお届けします。似た考えの人が共感でき、新しいことを始めるきっかけとなるようなコンテンツを発信していきます。

人生をよりおもしろくするための試行錯誤の様子をまとめていきます。20代で経済的独立を果たした背景や、30代の自由な暮らしのリアルを、表と裏の両面から赤裸々に紹介します。面白さを追求して日々奔走する姿をお伝えします。

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