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1993年のオーストリア・モーツァルト №21〈ザルツブルク №13〉

1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。

ザルツブルク♪ №10(ヘルブルン宮殿の見学ツアーに参加)

1993(平成5)年7月14日(水)午後

 そして3時過ぎに、マルクト広場から55番のバスに乗り、ヘルブルン宮殿へいった。20分ほどだった。(※1)

〈ザルツブルク観光 ヘルブルン宮殿〉
(上)ヘルブルン宮殿へむかうバスに乗り車窓からモーツァルト小橋を見る
(下)ヘルブルン宮殿の見学ツアーに参加する客たち
コンサート開演は7時半なので4時間ほど時間があります
その間に宮殿の見学と夕食を済ませます


 僕も混ざってついて回った。案内人は4か国語をしゃべった。ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語。それぞれユーモアを駆使して、国語の変わるたびに見物人からどっと来る。(※2)

〈ザルツブルク観光 ヘルブルン宮殿〉
(上・中)宮殿見学ツアーに参加して庭園をまわります
立派な噴水池があります
(下)刃物研ぎの家族でしょうか
お母さんが砥石を回し お父さんが刃物を研いでいます
子供が床に寝そべって口から水を吐いています

 今度は、日本語でぜひお願いします。水の力で動くさまざまの仕掛けに大人も子供もキャーキャー言って喜んでいた。(※3)

〈ザルツブルク観光 ヘルブルン宮殿〉
暑いときにオススメの食卓です!
おしりから涼しくなるよ 着替えのズボンがあればいいけど……

 最後は全員案内人に拍手。ありがとう楽しかった。衝動買いで日本語版の案内書を買った。(※4)

〈ザルツブルク観光 ヘルブルン宮殿〉
水で動くさまざまな仕掛け
ろくろが回ったり、動物や仮面が水を吐いたり、
竜が水を吐きながらぐるぐる廻ったり、シカの周りで6匹の犬が水を吐いたり

 一人で庭園内を見て回ったが、コンサートまでは大分時間もあり暇になって、ベンチに座ってボケっとしたりしていた。(※5)

〈ザルツブルク観光 ヘルブルン宮殿〉
(上)金色の王冠が空中に浮かびます
(下)建物の部屋や塔の階層ごとにたくさんの人が働いていて
それぞれが水の力で動いて仕事をします


――つづく――

※1 ヘルブルン宮殿は、ザルツブルク市街地から南へ5kmほどの郊外にあります。美しい建物と庭園、噴水や水で動くさまざまな仕掛けで有名です。

マルクス・ジティクス・フォン・ホーエンエムスは、1612年にザルツブルク大司教に選ばれた。1613年から1615年にかけて彼は、ザルツブルクの郊外に後期ゴシック様式のヴィラをイタリア風で建設した。建築家は、ザルツブルク大聖堂にも関わったサンティーノ・ソラーリであった。

ウィキペディア

※2 ガイドのおじさん、このあとでコンサートの司会でも活躍します。

※3 通路を渡るとちゅうで、両側から水が時々噴出して水のトンネルみたいになります。みんな慌てて走って渡ったり、ぬれてきゃーきゃー言って楽しんでいました。まあ、夏ですからちょっとぬれたぐらいすぐ乾きます。

※4 皆さん夏の休暇でしょうか。平日なのにたくさんの人出でした。水のアトラクションで大人も子供も楽しい時間を過ごしていました。

※5 夕方4時ごろここに着いて、見学ツアーと、単独の観光で6時ごろになりました。ツアー客は大半かえるし、コンサート客はまだ到着していない。こんなときひとり旅は少し寂しいです。



※標題画像は、モーツァルト生家の看板です。

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