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60年代、流行った洋楽。12

『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。

60年代にはこんなことがありました。


ピンク・パンサー/ヘンリー・マンシーニ
The Pink Panther Theme/Henry Mancini(1963年)

 映画『ピンク・パンサー』、下品にならず、高尚過ぎにもならない。さらっと笑わせて後味よく終わるなんて、おしゃれで尊敬します。
 主題曲の方も、大人の音楽の雰囲気がいいです。映画とのマッチングも文句なしに素晴らしい。
 観るにやさしく、でも、撮るには難しいジャンルではないかと想像します。ロマンチック・コメディ万歳。
 主演の、クラウディア・カルディナーレの役づくりもとてもいいですね。

フェデリコ・フェリーニ監督やルキノ・ヴィスコンティ監督の作品が代表作。1960年代にはフランスのブリジット・バルドー(BB)、アメリカのマリリン・モンロー(MM)らと並び、イタリアのCC(Claudia Cardinale)としてセクシー女優としても人気を誇っていた。

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 同名の、アニメーションのほうもどうぞ。(長さ6:31)

[DIBU] Pink Panther 001 - The Pink Phink - EN English Ingles


雨に濡れても[日本語訳付き]/B.J.トーマス
Raindrops Keep Fallin' On My Head/BJ Thomas(1969年)

 先日のニュースで、作曲家のバート・バカラックがなくなったと知りました。ご冥福をお祈りします。
 真っ先に思いだしたのが、映画『明日に向かって撃て』の主題歌のこの曲です。
 劇場でも観たし、テレビの洋画劇場でも。印象的なラストシーンを今も思いだします。

 バカラックと聞けば、ディオンヌ・ワーウィックを思い出すほどふたりの音楽上の関係は親密ですが、カーペンターズなどもカバーしていてバカラックの音楽のすそ野の広がりは大きいですね。

アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(涙あふれて)/マリアンヌ・フェイスフル
As Tears Go By (Official Lyric Video)/Marianne Faithfull(1964年)

 自然なメロディーとシンプルな歌詞がしずかにこころにひびきます。そして、フォークソングのような素直さと、抒情味を感じさせるうたごえが印象にのこります。
 はかなげにも見える彼女、その後の人生でもいろいろあったようです。が、才能が身をたすけて今も現役で歌っているとのことで、それはよかったと思います。

 もともとは「As Time Goes By」という曲名であったらしいのが、映画『カサブランカ』主題歌などもあったため、その後歌詞などを改変したそうです。

「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ (涙あふれて)」(As Tears Go By)は、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ並びにアンドリュー・ルーグ・オールダムの作詞作曲による、ローリング・ストーンズの楽曲。後述するように、マリアンヌ・フェイスフルの代表的楽曲としても知られる。

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※素晴木あい さんの画像をお借りしました。

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