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60年代、流行った洋楽。3

『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。

60年代にはこんなことがありました。


七つの水仙/ブラザース・フォー
Seven Daffodils/Brothers Four(1964年)

 抒情的な歌詞と、こころに染みいるようなメロディーライン。今回知ったことですが、下に引用したように、『500マイル』と一緒にリリースされたとのこと。どちらもカバー曲だそうで、ブラザーズ・フォーによって命をそそがれて名曲になったのですね。
 当時は、『500マイル』のほうが自分の好みに合うように感じていましたが、いま聴くと、ああとてもいい曲だなあとあらためて思えます。

ブラザーズ・フォーが『七つの水仙』と『500マイル』をカヴァーしました。
『七つの水仙』は元々はモダン・フォークのウィーヴァーズの持ち歌で1957年に発表されたラヴソングですが、当時は注目を浴びるに至っておりませんでした。
フォークソングと言うよりもどちらかといえばかつての『グリーン・フィールズ』に相通じる歌曲のように思えます。
港町のカフェテリア『Sentimiento-Cinema』


史上最大の作戦マーチ/ミッチ・ミラー楽団THE Longest Day March/Mitch Miller(1962年)

 ノルマンディー作戦は、第二次世界大戦で連合国側が枢軸国側に反撃する端緒だったと、私も後日歴史で教えられることになります。
 原題は「最も長い日」で、それをのちの映画評論家の水野晴朗さんがこれに改題したとか、いろいろなエピソードのある映画でそれを読むだけでも面面白かったです。
 テーマソングのマーチは、ポール・アンカの作曲で演奏はミッチミラー楽団と合唱団。口笛と、バックに流れる低音の伴奏にはじまる2拍子のノリのいい音楽で記憶に残る一曲です。

『史上最大の作戦』(The Longest Day)は、1962年のアメリカ映画。モノクロ。20世紀フォックスが製作・配給。第二次世界大戦における連合国軍のノルマンディー上陸作戦(全体の作戦名はオーヴァーロード作戦)の詳細を描いたコーネリアス・ライアンによるノンフィクション「The Longest Day」(邦題「史上最大の作戦」)を原作に製作された戦争映画である。
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スタンド・バイ・ミー/ベン・E・キング
STAND BY ME/Ben E. King(1961年)

 86年に公開された同名の映画の主題曲でリバイバルヒットとなりました。原曲はずっと前の61年のヒット曲。
 訴えかけるようなメロディーが耳を離しません。歌詞もあらためて読むと、シンプルながらむねにキュンとくるすてきなものですね。日本の英語教科書にも載ったとか。

「スタンド・バイ・ミー」は、1961年にシングルとして発売された後、『ビルボード』誌のHot R&B Sidesで第1位を獲得し、全英シングルチャートで最高位27位、Billboard Hot 100で最高位4位を記録。1986年に再発売され、全英シングルチャートで第1位を獲得し、年間チャートでは第7位を記録した。日本でもオリコン洋楽シングルチャートで1987年5月11日付から4週連続1位を獲得。
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※素晴木あい subarasikiai さんの画像をお借りしました。


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