《ポールとヴィルジニー》
18世紀、フランスの小説。純愛物語の舞台はマダガスカル島に近いフランス島、当時フランスの植民地で現在のモーリシャス島。著者は、ベルナルダン・ド・サン=ピエール。この小説一作で今に名を残している。
三五歳の時には二五歳年上のルソーと親しく交情を結んだらしい。ナポレオンがこの小説を愛読していたことや、ナポレオンの兄弟と旧知の間柄だったこともあり、六五歳の時からナポレオンの厚遇をうけた。
1737年の生まれ。そこそこの家柄の出自であったが、激しい性格が影響して前半生は衝突と波乱