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異次元の扉としての「ワインとそれをめぐる記憶」③
銀座のフレンチレストランを食べ歩き
1970年代後半、私はリーダーズダイジェストに載っていた辻静雄さんの記事にすっかり魅了され、大ファンになり沢山の著書を拝読しました。
中でも「ヨーロッパ一等旅行」を読みながら、数々の星きらめくレストランでのやり取りに、夢膨らませながら「いつかは自分も」と憧れを抱いていました。
1980年代前半、社会人として叔母の会社に就職しました。
この時あまりの忙しさ
異次元の扉としての「ワインとそれをめぐる記憶」②
K A N A - U N I
since 1966カクテルに魅了される。「スペインの冷たい情熱の赤」サングリア、B&B、マルガリータ
1970年代前半、私のもう一つの大切なお店は、元赤坂の「カナユニ」でした。
かなりユニークなお店で、ここではワインよりもカクテルをよく頂きました。
お店に通い始めた頃は、サングリアが定番でした。当時いつも飲んでいたヤーゴの瓶とは違い、手作りの本格的なサングリ
異次元の扉としての「ワインとそれをめぐる記憶」①
100年以上経過したワインを、300年前のグラスで飲む。
これが古酒を味わう究極の楽しみ方の一つであることを、ある時感じました。
13歳で『ル・シャンベルタン』と出会う
私が本格的なワインと出会ったのは、13歳のときでした。
それまで、藁づとに包まれたキアンティや、ヤーゴのサングリア等を飲む機会はありましたが、驚くような印象はありませんでした。
1972年当時、叔母に連れて行ってもら
「フランス文化を基軸とした衣食住のトータルコーディネート」
「フランス文化を基軸とした衣食住のトータルコーディネート」をテーマに、衣食住それぞれについて、人間が生活して行くスタイルとしてどのようにコーディネートし人生の楽しみに活かせるかをブログ形式で発信していきたいと思います。
まず私事ですが、子供の頃からなぜか自然と湧き上がる想いの様なものがありました。その想いとは過去の歴史から伝わる郷愁のようなものです。それを実現しようと現在までやってきた事がありま