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自分で選択できる人生

枝、
悪気があった訳ではないのに
無差別に切り落とされる木の枝
一生懸命に、枝なりに
成長したでしょうに
栄養をいただいていたでしょうに
これからという時に、明るい断面と化していくのです
邪魔だというのです。
彼らの命は人間によって、いとも簡単に終わりを迎えるのです
それは溶けて形を失うロウのような
儚くて無力であります

無力、
生きる道を間違ったのは枝かもしれません
もう一度やり直したいと終わりを願っていたのは枝かもしれません
願望ゆえにその運命を選択したのは
枝なのか人間なのか

わたし、
全て自分で選んだでしょう
選択肢も多かったでしょう
何が苦しいのか
苦しいのなら綺麗な断面となり、また伸びればいいだけでしょう
また選択し直せばいいのです

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