「自信を持てない」への対処①|ハードルを下げる
「自分に自信を持てない」
これは、多くの人が持つ悩み。
つい周りと比べちゃう
何をすればいいか不安
よくなるイメージが湧かない
自分のことを好きになれない
こんな気持ちで、自信を持てない人、すごく多い。
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私は今2年半ぐらいフリーランスでWebの仕事をしていて、ありがたいことに相談をもらう機会も増えた。
収入が増えない
時間がない
人間関係がうまくいってない
人それぞれ、いろんな悩みがあるけど、その根本的なところに「自信がない」があるんじゃないかなって気づいた。
実はこの自信のなさってすごく厄介なもので、
上手くいかないことを引き起こしたり、自己否定や自己嫌悪の負のループが始まることに繋がってしまったりもする。
(そしてその結果、やること迷子になったり挫折にも繋がる‥。)
なので今回は、せっかくこの記事を目にしてくださってるあなたがそうならないように、
ちょっとでも自信を持てて、日々の行動が自分の成長につながっていると実感して、挑戦やレベルアップを楽しんでいけるように、お話ししていきます。
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そもそも、自信を持てないのって、なんでだろうって考えてみた。
例えば個人事業をやっている人の中でも、初めはみんな未経験からはじまっているのに
自信を持ってどんどん行動する人
自信が持てなくて伸び悩む人
こういう二極化が起きたりする。
そもそも持ってる性格?
今までの経験?
スキルや能力の差?
いろんな要因はありそうだけど、自信を持てる人・持てない人の違いってなんだと思いますか?
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1つ大きな要因なのが、
自信を持てない人は「ハードルを上げすぎちゃってる」ってこと。
自分の成長を感じられなかったり伸び悩んでる人の多くは、いきなり高いハードルを越えようとしてる。
イメージで言うとこんな感じ。
初めて経験することって、最初は上手くいかないこともいろいろあって当たり前なのに、
失敗しちゃいけない
全部完璧にやらなきゃ
って思って、ハードルを爆上げしちゃう
その結果、
壮大な壁すぎて手が出せない
上手くいかない自分に落ち込む
やってもやっても足りない気がする
ってなって、行動できなかったり足が止まってしまったりして、さらに自信を失って不安になったり迷ったりする。
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一方、初めてのことでも自信を持ちながら進んでいく人ってこんなイメージ。
最初も進む過程でも、ハードルが激低い。
そしてそれをどんどんクリアしていくことによって、自信をつけていってるってことなんです。
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例えば、エベレストに登ってみたい!と思った時に、こんなふたりがいるとする。
いきなりエベレストに挑戦する人
まずは低めの山から挑戦して徐々に標高を上げていく人
もしかしたら、富士山だったら、初めてでもいきなり登頂成功しちゃうかもしれないけど、エベレストともなると、かなり確率は低い。
一度失敗したとしても「どうしても自分はエベレストに登るんだ!!!」と頑なに挑戦しつづけてもいいが、2,3回登れないことが続くと、
「自分には無理なんじゃないか‥」って不安になって、挑戦すること自体が億劫になってくる。
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一方後者の、まずは低めの山から挑戦する人は、失敗が少ない。
ちなみに、運動不足の私でも高尾山には登れたから、きっとほとんどの人がクリアできるはず。
そして、そこまで高くない山だったとしても、やっぱり山頂まで登れると気持ちがいいから、達成感も楽しさも感じることができる。
そこから徐々に標高を上げたり経験を積むことで、レベルアップを楽しみながら、エベレストに登れる状態になっていけるってこと。
ちょっと極端な話ではあるけど、つまりは、
いきなりゴールを目指すのか
小さいステップを踏みつつゴールを目指すのか
これが、新しいことに挑戦して上手くいく人と、いかない人の大きな違いなんです。
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そう、実は自信を持てるかどうかって、どんなスキルを持っているかじゃなくて、
自信を持てるやり方で進めているかどうかだけってことなんです。
:
能力の差じゃなくやり方の差だから、正直誰でも自信を持てるようにはなるけど、
ただ、
完璧主義な人
自分の弱さを見せられない人
迷惑をかけたくない人
こんな人は、最初から高いハードルを設けてしまいやすい。
そんな方は、この後具体的にハードルを下げる方法もご紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。
ハードルを下げる2つのポイント
自信を持つためには「ハードルを下げよう」って話なんだけど、下げるポイントは大きく2つ。
結果のハードル
継続のハードル
この2つのハードルを下げることができれば、
「自分は何にもできない」って自信を失うんじゃなく、手応えや自分の成長を感じながら、楽しく挑戦していける。
いきなり100%を目指すんじゃなくて、小さいハードルを作って、徐々にレベルアップしていく感覚を掴んだらいい。
①結果のハードルを下げる
例えば、営業をしていて「受注」をゴールにしていると、受注にならなかったらそこまでの行動全て❌(バツ)になってしまう。
最初は返信が来なかったけど、返信が来るようになった
商談でいい反応をもらえた
まだ仕事はもらえてないけど業務提携はできた
こういう良いことがあったとしても、仕事につながってないから❌(バツ)。
そんな評価をしてたら、一生自分に自信なんか持てるはずないよねって話だから、
「受注になっていない」という結果は結果として受け止めつつも、途中のチェックポイントを作って、自分の成長を感じていくことが大事。
受注までの過程には、
返信が来た
商談になった
業務提携した
受注になった
って感じで、いくつかのハードルがある。
なので、この1個ずつをクリアしていることに、ちゃんと価値を感じられるようにしていこうねって話。
まずは返信が来ないと話は進まないし、返信が来ても商談にならなければ受注も絶対にない。
最終的なゴールである「受注」のことばっかり気にして、受注にならなかった自分に落ち込んで思考停止して、具体的な改善をしないと、残念ながらずっと受注することは出来ない。
だからこそ、いきなり「受注」とハードルを上げすぎるんじゃなく、
まずは返信をもらおう
商談にするために全力で考えよう
提案を全身全霊で準備しよう
業務提携してもらえるように工夫しよう
こういう1つずつのステップに全力で取り組んでクリアしていくからこそ、その結果「受注」ができるって話なんです。
もちろん結果(=受注)は目指すべき。
そこを考えなくていいって話じゃない。
でも、結果「だけ」考えてるとしんどくなるから、どちらの視点も持って、結果を目指しつつ1つずつレベルアップしていくことが大事です◎
②継続のハードルを下げる
もう1つ大事なのが、「継続」すること。
例えば、「ダイエットしたい!」とか「資格を取るための学習をしたい!」とか、何かを得るために継続が必要なケースって多々ある。
ただ、ここでもいきなりハードルを上げると、三日坊主になる。
毎日1時間運動をしよう
30分のランニングを毎日しよう
こういう目標を立てる人は、大体挫折する。
(私も何度も挫折している)
最初は気合が入ってるからいいけど、いい調子はそう長く続かないから、一度途絶えてしまった途端にゼロになる。
そして、
「あーやっぱり私は継続ができない」
「自分は何をやっても続かないんだ」
と、自己否定モードに入ってしまう。
大事なのは、一度にグワッとがんばることじゃなくて、継続すること。
:
私は過去に宅トレで10キロ痩せたことがある。
(ちなみに今は5キロぐらいリバウンドしているw)
コロナ禍で外に出かけづらくなって、ついでにデスクワークで体重が増えていたから、毎日YouTubeの動画を見て運動をすることにした。
会社の仕事を終えてご飯を食べてちょっと休んで、そこから毎日1時間〜調子がいい時は1時間半ぐらい、動画を見ながら運動をしていた。
ただ、30代になってからダイエットをしたことがある人ならわかると思うけど、ま・じ・で、体重が落ちないw
「昔は運動すればすぐに体重落ちたのにな‥」と思いつつ、
やっぱり自分には無理なのかも‥
ジムとか行かなきゃなのかな‥
どうせ変わらないなら辞めようかな‥
こんなネガティブな気持ちになりかけた時に見た、1本の動画が私を救ってくれた。
その動画では、痩せる仕組みを話していたんだけど、その中で衝撃的だったのが
「30代は痩せるのに3ヶ月かかります」
という言葉。
「まじか!!!w」
とびっくりしちゃったんだけど、2週間ぐらい続けて体重が減らないことに文句を言っていた自分を恥じた。
「あーなるほど。そうですよね30代にもなるとそのぐらいかかりますよねw」
と変に納得して、運動をすることが
毎日1時間以上やるもの
から
どうせ3ヶ月続けなきゃいけないから、継続できる量でやること
に変わった。
(ちなみに、この情報の整合性を問いたいわけではなく、そのぐらいの気持ちで継続する必要があると知れたことが価値だったのでご容赦を。)
:
正直、最初の勢いがあった時はいいけど、「毎日1時間」って結構しんどい時もあった。
でも謎の完璧主義で「やるなら1時間やらないとダメ」と勝手に決めてしんどくなってたけど、
継続を軸にして「5分でも15分でもいいから何かする」にハードルを下げたら、
その結果、結局は2ヶ月ぐらい続けたところで体重がスルッと落ちて、最終的には7ヶ月かけて10キロ落とすことができた。
:
もちろん、毎日1時間の運動をすることがなんの苦でもない人はそれで継続してもいいけど、
私も含めて大抵の人間は、意志が弱い。
最初に決意した熱い思いはどこへやら、目先の楽な方に逃げてしまいやすいものなんだ。
だから、「やる」か「やらない」かで考えずに、「やる」と決めて行動のハードルを下げる選択肢を持つ。
:
今私は朝の運動をしているけど、決めていることは「とりあえずマットを敷いてストレッチポールに乗ること」だけ。
そこから何かをしてもいい、何もしなくてもいい。
ただ、「わざわざマットを敷いたしな」という貧乏性と、
乗ったら乗ったで、凝り固まった体に伸びは心地良いから、結局いろいろしたくなる。(単純)
おかげさまでほとんど毎日、30分前後のストレッチや軽い運動が続いている。
こんなもんで、良いのではないか。
この「やる」と決めて、やる内容に幅を持たせる考え方ができると、格段に継続しやすくなったりするので、これも是非やってみてほしい。
これも忘れないでほしいこと
自信を持ちたい人に、絶対忘れないでほしいことが1つだけあるんだけど、
それは「自分を褒める」ってこと。
ハードルを上げやすいのは、
完璧主義
自分の弱さを見せられない
迷惑をかけたくない
って人が多いんだけど、こういう人はなかなか自分のことを褒めない。
他の人はもっとできてる
まだまだこんなんじゃ足りない
もっともっとがんばらなきゃ
ってガチガチに肩に力入れてがんばってるんだけど、ちょっと待って。
他の人とは比較しなくて大丈夫だし、あなたはもうすでに十分がんばってる。
それでも成果が出てないのであれば、もしかしたらがんばり方が間違ってる可能性もあるから、ちょっと足を止めてみよ。
深呼吸でもして、肩の力を抜いてみよ。
そして、自分のことを責めるばっかりじゃなくて、ちょっとだけでもいいから日々戦っている自分を褒めてあげてください。
「まだまだ‥!」って臨戦態勢になってると、ハードルを下げることも1つずつの成長を喜ぶこともできなくなっちゃうから、
自分を褒める許可を、小さな変化を喜ぶ許可を、自分に出してあげてくださいね。
:
ということで今回は、自信を持って挑戦を続けるために必要な「ハードルを下げよう」って話をしてみました。
新しいことに挑戦するときは、上手くいかないことがあって当たり前なんだけど、
自分のレベルアップを感じつつ楽しめるか
一生自信を持てずにしんどくなるか
は、結果や継続のハードルを下げて「できてる感覚」を感じながら進むことが大事なんですよね。
具体的な考え方もご紹介してみたので、是非実践してみてくださいね。
自信を持つために大事なポイントは他にもいろいろあったりするので、ニーズがあればまた書いてみたいと思います。
それでは最後まで、ありがとうございました!
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