ええとこの子
宇宙はいつも私をちょっと甘やかす。
私が観るべき私をとことん観つくす前に、私を最大の危機から救いはじめる。
幼児期に両親がそうしたように。
そして私は笑顔を浮かべ、あなたはよい顔で笑うのね、かわいらしいと人が言うのだ。
63歳になっても。
文学の悪魔は私に憑いていない。
まだどん底に来ていない。
今、救えば、また甘いことを書く。
だが有難い。
あとをどれだけ想像力で補えるかは、
私の才能と努力だ。
ここで娑婆を甘く観るなら、私の才能不足だ。
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