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障碍があるから楽しいこの世

いちりん楽座 (オンラインイベント)

テーマ:障碍(しょうがい)があるから楽しいこの世

ゲスト 長澤靖浩(ながさわ やすひろ)

6月8日(土)14時〜17時(入室は13時半から 雑談)

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参加ご自由。無料。途中入退室可、顔出し自由。

GoogleMeet 下記をクリックすれば参加できます。

https://meet.google.com/ohk-xxgz-znx


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10年前、13分間の心肺停止から奇跡的に蘇生した長澤さんは、酸欠状態の長かった脳に後遺症が残り、車椅子ユーザーとなった。

意識不明状態で経験した臨死体験は「この上のないやすらぎと覚醒」の世界だったという。

しかし、その世界はどのような意味でも「障碍」がないために、どんなドラマも生まれない静寂だけの世界だった。

蘇生したら、この世は障碍だらけで、だからこそ毎日が出会いや驚きに満ちたワンダーランドなのだと目覚めた。

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しかも、実際に自身は狭義の意味での障碍者になった。

そして社会もまた障碍だらけであった。

そこから始まった障碍へのチャレンジ。

二度とベッドから起き上がれないと言われていた体のリハビリ。

長澤さんの考えでは、真のリハビリとは準備された医学的プログラムのことではなく、やりたいことをやろうとして、諦めずに挑戦し続けることだという。

障碍者としての権利を得るための行政とのやりとり、就労支援でのさをり織りの体験や、障碍のあるなしにかかわらず一緒に踊るダンスバリアフリーへの参加。

そして車椅子による日本中や海外への一人旅。

そこでは様々な困難や差別にも出会うが、見ず知らずの人の温かい援助がいつも行く手を開いてくれる。

心臓発作以前よりも、この世の味わいは深くなり、生きていることのすばらしさを痛感しているという。

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前回までのいちりん楽座では狭義の「臨死体験」を主題のように扱ったため、それがどんなものであるかに話題がフォーカスした。

しかし、今回はむしろ、蘇生してからの「障碍だらけの世界で生きることのすばらしさ」を実体験中心に語っていただく。

実際、近著『一三分間、死んで戻ってきました』の本当に重要な部分は、むしろ後半のその部分なんです、と長澤さんは語る。

え? 電動車椅子での行動で、そんなことまでできるの?

そんなに人生を楽しめるの?

そのレポートは、私たちひとりひとりの困難に満ちた人生もまた照らし出してくれるかもしれない。

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前半は主に池谷が、蘇生後の長澤さんのライフストーリーをインタビューしていきます。

後半は「障碍だらけのこの世を生きること」についての参加者の様々な声を交響させましょう。

『一三分間、死んで戻ってきました』長澤靖浩著


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