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雑文9/29

日記以外のものも書いてみようと思う。
日々脳内で一人ぐるぐる言葉が回り続けているので、こうやって文字にしていく作業はゴミを捨てているような感じがする。
大人になって初めて、万人がこういう脳みそじゃないという事を知った。
まあ端的に言ってADHDなのだけど、空間認知能力があって片付けをやればできてしまう事と、学業が若干できた事で気づく機会がなかった。

文章を書くことは好きなんだけども、スタートとゴールを決めて書き続けることができない。タイトル通り雑文しか書けない。しかも自分本意な内容。

毎日何かしらふっと思ってふっと忘れていってしまう。
ああ、さっき何かを見て何か思ったけど、何だったんだろう?という事を延々繰り返している。

今日はエレベーターに乗る時に、階数のボタンを鍵の先で押している人を見た。この人はいつまでこの行為を続けるんだろう?NHKは電力需給が逼迫しているので節電しています、という表示を少し涼しくなったときにさりげなくやめたけど、そういう感じでさりげなくやめるのかな。プラスチック製のボタンがイカれるのが先か、この人がやめるのが先か、コロナが収まるのが先か。

みたいな事をエレベーターから降りるまでずっと考えている。

又吉直樹が芥川賞をとる前、『第2図書係補佐』を読んだ時に、こういう風に気持ち悪くいろいろ考える事を外に出すなんてすごいな、と思った。
多分本人も異様さには気づいてるはずだけど、それをそのまま素晴らしい文章で書き上げている事に感動した。
ピースのネタは見たことなくてバラエティでの存在しか知らなかったけど、この本を読んでから又吉直樹へのイメージが二重構造になった。

文学フリマで買った学生のエッセイにも書いてあったけど、今一番何を書いても炎上しないのは本だと思う。
又吉直樹の小説を2冊全部読み切ってる人はあんまりいない気がする。
読み切ってたら、バラエティで顔を塗ったり物ボケしたりしてる又吉直樹をどういう目で見たらいいのかわからないはず。
私はもうだいぶ前に慣れているので楽しく普通の目で見られるけど。
羽田圭介のメタモルフォシスを読んだ人が、バス旅のオファーをするとは思えない。絶対に読んでないと思う。

noteは残念ながらそれほどクローズドじゃないけど、ツイッターやインスタよりはマシだろうな。みんな文字がたくさん並んでいるとすぐに閉じるから。多分。

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