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自分探しは、ワインで。

昔は場所や雰囲気に合わせて色んな種類のお酒を飲んでいました。
その中からワインを一番に飲むようになったのは、やっぱりワインというお酒を飲むことが、カッコいいと思ったからです。
あとは、海外旅行が好きだったので、現地ではワインを飲む機会が圧倒的に多く、ハマったのでした。

自分探しは、自分の好みを知ること。

海外の方とお話していると、「あなたはどう思う?」と聞かれることが多いですね。
ワインだけでなく、色んな話題で。
そうした場面で、「自分の意見」「私って?一体何者?」改めて考えさせられる。


ワインについての意見を言い合う。

それだけでなく、日々、何となく「このままでいいのかしら?」と考えてしまうことってないですか?
私も特に30代の頃思ってました。
仕事も家庭も順調だけど、このままでいいのかな?って。
いわゆる「自分探し」。
自分は何者なんだろうか。何が一番大切なのか?これからどう生きていくのか?
特に不満はないのに、何となく自分に自信がなく、どうしようかと、何か変化を求めてしまう日々がありました。

奥が深いワイン。

そんな時に、ワインをしっかり学び出したんです。
このまま飲兵衛では終われない!せっかく好きなワインを学ぶのだ!
ということで、ワインエキスパート資格をとることに決めました。

たくさんのワイン

ワインは学んでみると奥が深い!
ワインは世界中で造っていますし、ワインの原料であるブドウの種類は1000以上。ワインになっているものでも100種類以上。
その国の栽培方法や環境。
歴史や文化、政治経済だって、ワイン造りと絡んでいる。
そんなことを学んでいると、時間はあっという間に過ぎていきます。

「分かった」という感動=自己肯定感

私はもう20年以上、先生業をしているので、「学ぶ」より「教える」ほうがプロです。
そんなプロの目から生徒を見ていると、生徒が学んで、自分で理解して、知識が体に沁み込んでいく様子。
「分かった」という瞬間。その感動は本当にすごいのだと思います。
いい顔をしてくれます。そんな顔を見るのが何より喜びです。

私は久しぶりにその「学ぶ」側になったのです。
品種を覚えること、産地を覚えること。
何より、「美味しい!」と思ったワインが何だったかを知ることできる。
どんなブドウで、どの国でどんな風につくられたワインなのか。
だから、美味しいと感じたのか!と理解できる。

今度は店でボトルを見ただけで何となく、ワインの情報が分かる。
レストランでワインリストを見て、理解できる。
ワインリストのめくる楽しさ。
そして、「これ好きかも」と思って、選んだワインが本当に美味しかった時。
生徒たちの感動を私も味わうことができたのです。

学んだことが、実践としてできた。
勉強した知識で、「自分好みのワインが選べた」
その「感動」が、「私ってすごい!」という自己肯定感につながるのです。

みんな、それぞれ違う。それでいい!

味。味覚。
これはやっぱり人それぞれです。
どんなに他の人が美味しいって言っても、自分はそうとは感じられない。
自分がいくら美味しいと思ってみても、他の人には伝わらないかもしれない。

山々に囲まれて

私、登山も好きなんですが、めちゃくちゃ疲れた時の塩おむすびって最高に美味しいんですよ。
ただの塩おむすびが。
こういうのってあると思うんです。
状況によって、人によって、美味しさって全然違う。

自分の好きを自分で選んで、自分を幸せにしてあげよう。

でも「美味しいもの」って人を幸せにしてくれます。
その美味しいものを自分で見つけられることって、自分を自分で幸せにできるってことだと感じるんです。

自分の好きを知ることは、自分自身を知ることなんだと思うのです。
私にはちょっと好きだったワインをもっと知ることで大好きになり、自分の好きが分かって、自信がついて。
もっと、もっと、と学んでいく自分を好きになることができました。

学ぶことで得る自己肯定感。
自分探しの答え、案外、身近にあるものでは?


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