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つまずいたその先に。

現在、私はプロバスケコーチ(個別指導やチームクリニック)として活動している一方で、U-15女子のコーチもしています。

個人とチーム、両方を見させていただいており、それぞれで全く違う指導法や考えがあり、毎日学びや発見があります。

個別指導では、

  • 動けるカラダ創り(カラダの機能を高め、自由に動いてもいいカラダ)

  • 怪我しにくい身体の使い方(走り方や飛び方、力の発揮の仕方など、さまざまなアプローチで)

  • シュート力向上(1番の専門的分野、その人のカラダや動きを分析し、それぞれにあったシュート指導)

の3本を中心に行なっています。

もちろん、バスケットボールの基礎基本(ドリブルやパス、DFなど)から、スキルトレーニングもご希望に合わせてさせて頂いております。


一方で、U-15はクラブチームであり、集団です。

  • チームコンセプトやルール、カルチャーなど(どんなチームになりたいのか、どういうチームを目指すのか、どこを目指しているのか)

  • 個別指導とは全く違う指導法や考え方(教えてもらうという一方通行ではなく、自らまたはチームメイトでディスカッションしながら進める)

  • チーム戦術や戦略の存在(人数が少ない戦い方、どんなセットやスペーシングか、どう戦うかなど、、、)

チームは、2022年4月から始まったところで、まだ創部一年も経っていません。
今の参加してくれている子どもたちが第1期生で、これからのチームのカルチャーを創っていきます。

私自身もコーチ1年目で(9月就任)、チームと同じように毎日トライアンドエラーを繰り返しながら指導にあたっています。

今までの指導は、どちらかというと細かいところまで指摘する一方通行の指導でした。

最初のうちはそれでうまく行っていた部分があるのですが、ある時から選手の顔が沈んでいたりつまらなそうな状態になっていたりしました。

また、プレーの度に私の顔を見るようになり、
「今の合っていますか?」と言わんばかりの表情をするようになっていました。

そうなってしまったら、練習の意図が伝わらず『ミスがないように』と間違った考え方になってしまいます。

目指しているチームとは大きくかけ離れているな、と考え込むようになっていました。


そんなつまずいている中で、一冊の本に出逢いました。

ある方からのおススメで読んで見たのですが、そこには、自分の中でやんわりとあった考えが詰まっていました。

一方通行ではなく、自分たちで考えて答えを出していく主体性、コーチはチームルールやバスケットボールの原理原則など最小限の提示をする、発信した答えが正しいかどうかではなく、考えた答えが価値がある。など、とてつもなく大切なことを書いていました。

この本を読んでから、
自分が迷っていた部分や選手がなぜこのようになってしまっていたのかに気づくことができました。

その瞬間から、自分の中にあった詰まっていたものが取れ、心が軽くなりました。

すぐにその考えを練習に反映したところ、
普段、『コミュニケーションを取ろう』と言っても全く声を出さない選手が、自ら率先して声を出すようになったり、選手の表情がイキイキして動きが良くなったりしていました。

まだ何にもわかってない自分ですが、
いろんなところにアンテナをはり、学び続けてトライアンドエラーを繰り返して、選手とともに成長していこうと思います。

これからの成長を温かく見守っていてください♪

ありがとうございました😊


頂いたサポート支援金は、バスケで困っている子どもたちのサポートをするために使わせて頂きます。