ゆるいヨガ哲学講座⑤アスティア(不盗)奪うのをやめると豊かになる
どうも。
ヨガ式習慣専門家のべっしーです(^^)
さっそく、ゆるいヨガ哲学講座第5回目をお送りしますね!
今回のテーマはヤマの1つアスティア(不盗)についてです。
私がはじめてアスティア(不盗)について学んだ時、
「いやいやいや、さすがに盗みなんてしないでしょ!!」
と思っていたのですが、深く知ると気づかぬうちにまわりの人からいろいろ奪っていると気が付きました。
これは、結構衝撃でしたね!
まずは、無意識に奪ってしまっているものに気づいていきましょう!
ちなみに、ヨガの根本経典である「ヨーガ・スートラ」にはアスティアについてこう書かれています。
「不盗(アスティア)に徹した者のところにはあらゆる富が集まる。」
あらゆる富。
相変わらず、ヨーガ・スートラはシレっとヤバいこと言ってきますよね(笑)
ありあまる富、集まって欲しいものです(^^)
個人的には、お金じゃなくて「富」と表現されているのが感覚的に好きですね♪
アスティア(不盗)とは何か
アスティア(不盗)とはまわりから奪わないように心掛けることです。
他人の現金や、ものなどを盗んだら法律でも裁かれますのでまずしないですよね(笑)
例にもよって、アスティアで言われている「盗む」の範囲はとても広いものになります。
詳しく解説していきますね!
アスティア(不盗)の範囲について
ヤマで使われているアスティア(不盗)はとても広い意味で使われています。
お金や物などの物質的なものはもちろん、他人を犠牲にして自分の利益を得ようとする考え方そのものが含まれます。
例えば、
・出世するために部下の手柄を自分がやったように報告。
・バーゲンなどで、順番待ちをしている時にこっそり横入り。
・待ち合わせの時間に遅れていく。
・沢山の仕事を抱えている同僚に向かって長い時間の無駄話。
等など、盗むの範囲を拡大して観ていくと「ああ、自分も気づかないうちに時間や良い感情を奪ってしまっていたな」と気づくことができます。
ヨガ哲学の実践はまずは、気づくことでしたね(^^)
奪っていることに気づけたら、その意識を観察していきましょう。
もちろん、快適な姿勢とゆったり呼吸で。
おかげさまで生きていることに気づく。
よくよく観察してみると、私たちは他人の時間や利益を奪ってしまっているのかもしれません。
自分が、自分だけがと思ってしまうと「奪う」という意識が発信されて、いろんな形で「奪う」が還ってきます。
ここでも、アウト・インの法則ですね。
会社員時代の私は、「私はいつもいつも奪われている!」と思っていました。
でも、よく観察すると先に奪っているのは自分でした。
さらに観察していくと、人間はひとりでは生きていけないことに思いが至ります。
例えば、
・地球から空気や水をいただいている。
・太陽から生きるエネルギーをいただいている。
・動植物から命をいただいている。
例であげたものは、人間が生きていくのに不可欠なものですが、何やらいただいてばかりですね。
何かをしていただいた時に、
「お金を払っているんだから貰って当然だ!」
という思考が浮かんできたら、要注意。
感謝を感じる回路が鈍っている印かも。
感謝の念を出さなくなると、感謝が還ってこなくなります。
私の先生は人間の本質は「感謝」だよとおっしゃっていましたが、意識して思い出さないと「してもらって当たり前」という感覚がそれこそ当たり前になります(笑)
私たちは、様々なものに支えられて生かされている。
たまに、思い出しましょう。
食べ物も、空気も水も感謝していただく。
当たり前だと思っていたことに「ありがとうございます。」と心の中で言ってみる。
これが感謝の瞑想です。
感謝の書く瞑想(初級編)
最初は頭の中で思い浮かべるのは難しいので、寝る前に「ありがたいなぁ」と思ったことを1つで良いので紙に書き出してみましょう(^^)
「んなもん、ないよ!」
と諦めずに探してみましょう(笑)
そして、その出来事に関わってくれた人を思い浮かべます。
次に、胸に手を当てながら心臓に意識を向け「ありがとうございます。」とつぶやきます。
声に出すことに抵抗がある方は、心の中でも大丈夫ですよ。
感性が豊かな方は、胸の真ん中からじわ~んと広がる心地の良い感覚を味わったのではないでしょうか?
それが、感謝と喜びです(^^)
「あなたからは、1ミリも感謝の念が感じられない」と言われた私でも出来るようになりましたから、大丈夫です。
数稽古。
やれば必ずできるようになって、感謝と喜びを感じられるようになりますよ。
奪うが書き換わり感謝と喜びで生きるから富があつまる。
呼吸とともに、心を観察して、
・自己中心で不当に奪っていないか?
・いただいているものに気づき感謝する。
この二つを気にかけておくのが、アスティアの学び方です。
「奪う」を「いただいている」に変換して、感謝の心を育てましょう。
そうすることで、少しづつまわりの人や物に感謝し配慮する力が養われていきます。
常に感謝と喜びの念を発しているのまわりには、雰囲気が良いので居心地が良く人が集まってきます。
感謝が出来て、良い雰囲気の人があつまると良質はコミュニケーションが起こり価値がめぐります。
この価値はお金だけじゃなく、
・知識
・人間関係
・信頼
・スキル
なども含まれます。
アウト・インの法則で、富が自然と集まってくるのですね。
感謝の心で価値の循環を起こして豊かになっていきましょう(^^)
今日もゆったり呼吸で、穏やかな1日をお過ごしくださいませ!
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