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子どもを元気にする環境

子どもを取り巻く環境は昔に比べて窮屈だと思います。
私は、子ども時代から今まで同じ地域に住んでいますが、遊び方が違います。
私が子どもの頃は、家の前でどろけ(泥棒と刑事に分かれて鬼ごっこをする)やゴムダンやケンパーなど、道路が遊び場でした。夜は花火もしていました。
けれども今道路は危険な場所。遊び場という認識はありません。
どろけをやろうものなら、危ないと怒られたり、白い目見られたり。運が悪ければ車にひかれます。

きれいな建物が増え、マナーも向上しました。一方で子どもに求められるマナーも厳しくなりました。
子どもらしくいることが許されない場面が多く、窮屈な思いをしている子がたくさんいると思います。
そんな時代に、子ども達に元気にのびのびと過ごしてもらう方法はあるのでしょうか

家庭内では自分らしく

外では仕方ないかもしれませんが、せめて家庭内では気を抜いて子どもらしさを出せるような環境を作ってあげてください。
「いやいや、しつけは普段からしておかないと!」という意見もありますが、最低限で良いと思います。
「家ではいいけれどお外ではきちんとしようね!」と声を掛けて、メリハリをつけていきましょう。
場をわきまえる、ということをキチンと理解させれば大丈夫です。

どこで線引きをするか

「子どもらしさを出せるように」と言っても、好き勝手をしてもいいという意味ではありません。家庭内にもルールは必要です。
「どこで線引きをするか」「どうしつけるか」の観点は重要です。

我が家の場合、ごみが捨ててなかったり、鍵が出しっ放しだったり、服が脱ぎっ放しだったり、ということはしょっちゅうあります。
困った状態ですが、私は「何でちゃんとできないの!!」とは思いません。家庭でリラックスしている子どもは、どこもそんなものです。自宅で気を抜くことが外で頑張る原動力になります。家庭にはそんな役割があると思っています。
どこまでをヨシとするかは、各家庭で考えてみてくださいね。

どうしつけをするか

そして「どうしつけるか」について。私は子ども主体の観点で見るようにしています。
リラックスしても良いけど、度を越えただらしなさが出る時もあります。だけどだらしなくて困るのは本人。親ではありません。
全てを見逃したり、やってあげたりでは成長しないので、少しずつできる習慣付けをしています。

その際はストレスのない言い方をするように気を付けています。
ちょっと言い方が違うだけでも、言われる側の気持ちは大きく異なります。
例えば、テレビを見たりゲームをしていたりする時。突然「もう終わり!!」と言われるよりも、15分前に一度「あと15分経ったらやめようね」と声掛けをしておけば、やめる側に心構えができるからスムーズにいきやすいです。
お手伝いや勉強も同じ。「早くやりなさい」ではなく、事前に○分からね!と一言伝えておくだけでやる側の気持ちに覚悟ができます。
片づけも、親がやらせたいと思った時にやらせるのではなく、子どもが何かをしていたら、それが終わってからやらせます。
誰しも、何かをしている時に言われたらいやなものですよね。

あらかじめ伝えて、心構えを作っておく。
それが相手へのマナーであり、気遣いです。

心の成長を応援しよう

子どもは未熟なので、騒ぐしあちこち動き回るし手を焼く存在です。
それを温かく受け止めてもらうことで心が成長します。
外でも家でも「きちんと」では息が詰まってしまいます。
それが子どもからキラキラした瞳の輝きを奪うのです。
ですから子どもらしさを許してあげてください。
子どもらしく過ごせることが外で頑張る活力につながり、心の財産になります

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