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キャディの社内報コンセプト(初稿)

いきなりアレですが「純猥談」ってあるじゃないですか。書籍にもなってる。一見すると相反する「純」と「猥談」の組み合わせに((そ、その象限あったのか!))と唸ったのを覚えています。あたらしいカテゴリをつくるってすごい。ネーミング的には「Mr.children」も通ずるものを感じます。

あとそして最近よく目にする「オープン社内報」。これも同じくコロンブスの新象限発見系だなと感じます。社内限ではない社内報?ほう、つまり社「外」報?......ふむ。

そのアンビバレントなネーミングから、ものすごくオープンな社風が伝わってくるし、会社のカルチャーが漏れてきている感じが、すごく効果的だなと思います。自分もオープン社内報、いつかやってみたいなって思ってました。

はじめまして。キャディでプロダクトマネージャーをしている安部と言います。このたび立ち上がったキャディ社内報の編集長でもあります。今回はその社内報コンセプトをお話したいと思います。見よう見まねでやっているので、是非とも皆さんに助けて欲しく、そのきっかけ作りに筆をとってます。

これはオープン社内報と言って良いでしょうか?

ちなみにこの記事は、CADDi Advent Calendar 2021の16日目にエントリーしています。素敵ですね。

なんのために社内報をやるのか?

弊社キャディは、バリューチェーンが長く複雑です。情報量が多いです。しかも日々進化してます。更新されます。

そこで社内報は、その理解の補完に役立ちたいと考えています。会社の規模からして、そのすべてを一人で把握はできないけれど、抑えるべき重要トピックを従業員に落としこむ役割を担う価値は大きいと考えたのです。

キャディが掲げるバリューのひとつに「一丸」があります。一丸で成すには、事業コンテキストを高いレベルで共有できている必要があると最近社内でよく耳にします。社内報はそれに寄与するものでありたいと考えています。みんなの事業や組織に対する解像度をあげることを通じて、一丸に貢献したい

だから、キャディの社内報は「フルサイズICHIGAN」と言います

もちろん社内報は、そのHowのひとつに過ぎない。ですが社内報は万能な補完Howです。これにより、メインHowが際立つとも考えてます。

たとえば弊社の大事なメインHowとして、四半期に一度ひらかれるwin partyがあります。

win partyとは、目標管理フレームワークOKR運用におけるセレモニーです。OKRベースでめちゃくちゃ高い目標に向かった四半期、その「成果」に目を向け皆で讃えあうイベントです。次のさらに高い目標に向かっていくための英気を養える重要なイベントです。

win partyは、限られた時間で、その「次のさらに高い目標に向かっていくための英気を養う」情緒面に比重をおきたい。そういうそれぞれ「ならでは」の目的に最大限ふりきるためにも、社内報(補完How)は貢献できると考えます。あとは補完しとくぜ。

たとえばwin partyでは表彰がありますが、その業績に至った背景や「どうしてそんな成長できたのか。なにを変えたのか」そういった点を社内報はしっかりと深ぼって個々人の行動変容と接続していきたい。

社内報(フルサイズICHIGAN)の編集方針

その上で大切にしたいことを掲げておきます。いわゆる編集方針です。Wayです。

1.社外に言えないところまで掘ろう

これまでお話したように最初の目的を、コンテキストの補完、それによる一丸の醸成におきました。どうせなら、オープンにしちゃう?なんて話もありましたが、社内にふりきって(在るか分からないけれど)社内だから共有できるレベルまで深ぼっていきます。クローズ社内報をやる!

2.会社を可視化しよう

最近見かける「Slackカスタムスタンプのランキング」記事、あれ良いですよね。会社らしさが伝わってくる。あんなスタンスを大事にしたいです。決して「編集部おすすめのSlackカスタムスタンプ!」ではないんですよね。

会社を編集するのではなく、可視化する。「編集部が選ぶ」みたいな企画は、少なくとも今はしないと心がけています。やるなら「XXマネージャーが選ぶ」といった企画と心得ています。

Quarterで最もイイネをあつめた記事をランキングで紹介

キャディは、自分たちもびっくりするぐらい会社が大きくなっている時期です。編集された会社の姿より、なるべく等身大を捉えたいのではないかなと感じています。画素数マックスで、パシャリとおさめたいものです。

3.花火をしっかり抑えて、足元の花に目を向けさせよう

まずしっかりと全社的に重要なポイントを抑えていきます。先ほどのWin Partyがそのひとつですね。そんな皆が興味ある「花火」をしっかり補完することで、社内報に従業員のアテンションを集まるようにすることは重要です。

そのアテンションを利用して、足元の花にも目がいくような流れをつくりたい。たとえばメイン記事のすぐ下で「誰々にお子さんが産まれた」という定常企画も始めています。

メンバーのお祝いごとや、ひとりひとりの機微にも迫れる解像度を維持したいです。花火のあかりがあるから花にもピントが合わせられるんですね。f値あげてこう。

アテンションは重要なのでDocBaseで社内報をつくり、既読数を見てます。

4.コミュニケーションのきっかけをつくろう

そんな「足元の花」として、新入社員の皆さんが研修終わるタイミングで、いまの所感を短歌にしてもらってます。さらっと読める文量で自己表現してもらうには、と考えたら短歌に行きつきました。

キャディではSlack上で多くのメンバーがtimesというチャンネルをもって、日々他愛のないことをつぶやいています。例えばそこに社内報でとりあげた足元の花に関するコメントが生まれてくると良いな、と思ってます。

スタートアップの社内報について語り合いたい

いまの本業はプロダクトマネージャーでして、社内報エディターとしてはお恥ずかしい限りのレベルです。研鑚していきたいと思っておりますので、いっしょに社内報について語り合っても良いよという人がいましたら、声かけてくれたら嬉しいです!

twitterでもお待ちしています!!




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