安部 翔

キャディ株式会社でプロダクトマネージャーをしています。

安部 翔

キャディ株式会社でプロダクトマネージャーをしています。

最近の記事

プロダクト戦略をドライブさせるPMスキル定義

CADDi Drawerというデータ活用プロダクトでは、プロダクト戦略をドライブするためのプロダクトマネジャー(PM)スキルを定義しています。この記事はそのスキル定義の策定プロセスとスキル向上の運用について紹介します。 はじめまして、CADDi Drawerでプロダクトマネジャーをしている安部です。 なんのためのスキル定義?元々弊社キャディには、ビジネス職群において共通の物差しとなる人材評価フレームワークがあります。現在、PMもビジネス職群にいるので、類に漏れずその枠組み

    • 急拡大SaaSにおけるオペレーション部門の現在地

      こんにちは。キャディという会社で、製造業向けSaaS『CADDi DRAWER』のオペレーション部門をマネージしている安部と申します(@abeshow) 本記事では、リリースして2年経とうとしているSaaSのオペレーション部門は今どんな感じなのかお伝えしていきます。なお、自社のブログリレー企画18日目という重責も担っております。 この記事のねらい SaaS Ops部門の皆さんと情報交換するきっかけにしたい オペレーションに興味がある人のエントリーのきっかけになってほし

      • 製造業Vertical SaaSは、加工会社にどのように受け取られているか

        こんにちは、キャディの安部です。在籍3年経ちまして、直近半年はSaaSプロダクトにプロダクトマネジャーとして携わっています。 会社として100名ごろのタイミングで入社して、今度はそのひとつのSaaS事業部が100名くらいのタイミングを迎えました。あの頃と変わらず、色々なことを自分たちで作っていくフェーズを楽しむ機会に今も恵まれています。 そんな弊社はこの度、シリーズCの資金調達を実施いたしました。 その中で、携わる『CADDi DRAWER』の年間成長率が10倍を超えて

        • 個に迫って見つけた課題が、どうして広く一般的なものだと言い切れるのか

          こんにちは。プロダクトマネジャーをしている安部と申します。 この記事は、プロダクトマネージャー Advent Calendar 2022の22日目にエントリーしています。いわゆる「(プロダクトで)解くべきユーザ課題」の見極めにおけるひとつの視点について1200字で書いてます。読んでいってください。 100万人の心に響かせるには、ごくごく個人的なことを歌えば良い 著名なミュージシャンFがむかし言ってたフレーズです。20年くらい前の言葉です。一見すると矛盾する発言になにか真

          キャディの社内報コンセプト(初稿)

          いきなりアレですが「純猥談」ってあるじゃないですか。書籍にもなってる。一見すると相反する「純」と「猥談」の組み合わせに((そ、その象限あったのか!))と唸ったのを覚えています。あたらしいカテゴリをつくるってすごい。ネーミング的には「Mr.children」も通ずるものを感じます。 あとそして最近よく目にする「オープン社内報」。これも同じくコロンブスの新象限発見系だなと感じます。社内限ではない社内報?ほう、つまり社「外」報?......ふむ。 そのアンビバレントなネーミング

          キャディの社内報コンセプト(初稿)

          「圧倒的な成長」のために大事なこと

          「三回まわってワンって言えよ」と言われたので、三回まわって「ワン!」と言ったことがある。犬だワン。 新卒のときに雑居ビルの一室に、アポなし訪問したときだった。当時のリクルートの新人研修で、とある商材知識ともらいたての名刺を武器に、ぼくは原宿エリアの雑居ビルに飛びこんではひたすらご挨拶をしていた。 こんな僕でもチャイムを鳴らすためらいが無くなってきた頃に出くわしたのが冒頭の会社さん?で、(あ、怖い人だ)と思った記憶がある。確かそのときは三回まわっても、ぎゃははと笑うだけで、

          「圧倒的な成長」のために大事なこと

          キャディのBrand Movieを公開しました。

          プロダクトマネージャーの安部と申します。思いがありキャディのBrand Movie を制作し、公開しました。 キャディは機械装置のような図面数千枚クラスの案件を、まるっとお任せいただき、納品まで担うサービスモデルです。 そこには大量図面の相見積りや発注先の選定、生産管理などなど、複雑なアナログ業務があります。キャディはその一切を請け負い、自社開発のソフトウェアやアルゴリズム、磨き込んだ業務オペレーションを駆使して、お客さまの期待値を超えた納品を実現しています。 いわゆる

          キャディのBrand Movieを公開しました。

          「実家を継ぐつもりは無い」が、気づけばおなじ製造業のベンチャーで働いている話〜アトツギinCADDi vol.2 郷田藍里編

          実家が家業を営み、将来その代表の立場を継ぎ、大きな責任を負うことになる”アトツギ”。キャディでもそうしたアトツギの社員が、将来家業に入ることを見据えながら活躍しています。 なぜ彼らはキャディを選んだのか。キャディで得られるものは何なのか。アトツギならでは思考と、その先にあったキャディという選択に迫るインタビュー企画です!第一回の佐藤亮介さんの記事はこちら。 第二弾はビジネス本部にて技術営業を担う郷田藍里さん。意気込んでインタビューしたものの、後を継ぐことは現時点ではまった

          「実家を継ぐつもりは無い」が、気づけばおなじ製造業のベンチャーで働いている話〜アトツギinCADDi vol.2 郷田藍里編

          「あたらしい」を受けいれてもらう方法

          「私たちは一番目はもちろん二番目もイヤです。最後から二番目くらいの施策がやりたいです」 むかし、とある自治体にプロモーション提案をしたときのこと。公示された題目に対し、すこしアレンジした提案をしたときに言われた言葉です。フリースタイルと対極を成す強烈なパンチライン。 最後から二番目くらいだと通しやすいんです。「みんなやってます!」って言えるし(お母さんの「みんなって誰よ」にも答えられる)。「しかも最後になるのはイヤですよね!」と展開するわけです。ブービーロジック。 はじ

          「あたらしい」を受けいれてもらう方法

          落下しなくても幸せになれるこの時代に、わたしはあなたと落下したいのです

          キャディ株式会社でプロダクトマネージャーをしている安部と申します。 こんなタイトルなのにクリックいただきありがとうございます。これはいわゆる入社エントリです。と言っても入社は少し前なのですが。すぐ下の要約だけでもお付き合いください。 なぜキャディに入社したのかを簡潔に リクルートで干支が一周するぐらい働きました。その経験を通じて、産業構造をアップデートするようなチャレンジをしたいと思うようになったためです。キャディは正にそんな課題を解こうとしていて、その壮大なプランから見

          落下しなくても幸せになれるこの時代に、わたしはあなたと落下したいのです

          おいしすぎる西荻窪テイクアウト(4/29更新)

          これは自粛期間にも自宅でたのしめる西荻窪グルメをご紹介するエントリです。というか自粛期間だからこそ楽しめるラインナップかもしれません。 我が家にはことし4歳になった娘がおり、夫婦で訪れるのが叶わないお店も多かったのですが(片方は留守番パターン)ステイホームの要請を受けた多くのお店さまが持ち帰りやデリバリーをはじめているじゃないですか。 このあたりに住んで12年、西荻窪ラブな我が家は「経済を止めちゃあかん」という大義のもと、ここぞとばかりに利用しています。そしてほんの少しで

          おいしすぎる西荻窪テイクアウト(4/29更新)

          【伝わる表現】ミスチル桜井さんもつかう「だまし絵作文」術

          この投稿では、伝わる表現の引き出しを増やすことを目的に、あたらしい観点で整理を試みる文章です。 これはお褒めのコトバをいただいた記念です(ふふふ) 伝わる表現のひとつの共通点に、「ん?」って違和感をかんじて、程よく「ああ!そゆことか」ってなるというのがあります。(語彙力) たとえばこういう表現です。消しゴムの広告です。 人は、書くことと、消すことで、書いている。(トンボ鉛筆/岩崎俊一・岡本欣也) 一見すると論理構造的に間違っていそう。そんな「ん?」があって「あ!」が

          【伝わる表現】ミスチル桜井さんもつかう「だまし絵作文」術