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選手と社員は違う?でも「ヒト」としては同じ?

2022年の夏の甲子園は、宮城代表の仙台育英の優勝に終わりました。東北勢の初優勝ということで、世間は大きく賑わいました。

一方、大阪桐蔭の準々決勝敗退は、メディアで大きく取り上げられました。近年、大阪桐蔭が絶対王者と呼ばれるほど、圧倒的な強さを示しています。

また、高校サッカーでは、2021年の100回大会では、青森代表の青森山田が熊本代表の大津を破って優勝しました。優勝した青森山田は、高校サッカーの名門として、近年、数々の大会で実績を残しています。

でも、大阪桐蔭が絶対王者になる前の時代、青森山田が常勝チームになる前の時代があります。高校野球も高校サッカーも、その勢力図は移り変わっています。


さて、あなたは、長崎の国見高校はご存知でしょうか?

Jリーガーも多数輩出しているこの国見高校で6回も全国選手権制覇を成し遂げたのが名将小嶺忠敏です。

小嶺監督は、島原商業高校、国見高校、そして現在は長崎総合科学大学付属で、51年にもわたり指導。

各種全国大会出場は100回を超え、全国優勝も17回に及びます。

高校スポーツの強豪校というと、監督の厳しい指導で、高校生である選手を鍛え上げる、というイメージがありますが、この小嶺監督の指導は違います。

サッカー選手時代には、日本代表にも選ばれ、ヴィッセル神戸の監督も務めた三浦淳宏は、言います。

「国見といえば、理不尽な練習をやらされるイメージを抱かれがちですけど、僕らの感覚では自主的に率先して取り組んでいたつもりです。

なにせチームメイトは全国から集まった優秀な選手ばかり。少しでも気をけば、大会のメンバーに入れない」

そして、小嶺監督は言います。

「見守ることは、一番大事だと思います。見守り続けることで、私自身の勉強にもなるんです。継続は力なり」


私は、社員育成の極意は「待つこと」と、お伝えさせて頂いていますが、生徒も選手も社員も、同じ「ヒト」

やはり、個人の成長という意味では、同じポイントだと改めて感じます。

そして、更に小嶺監督は、選手の事を良く知る、性格を分析することには
じっくり時間をかける
、と言います。

「その子の事が本当に分かって、そこから、一人ひとりに合わせた指導ですね。その子の性格に合わせて、横着な子には多少厳しく接したり、自信がない子には励ましたりね。接し方や試合前の声掛けなんかも、人それぞれだからね」

全国大会の出場を100回以上も達成した名将は、選手育成に必要なのは「見守る」こと「相手のことを本当に分かる」こと、と言います。

あなたは、社員を見守っていますか。
社員のことを本当に分かっていますか。


社会人・社員は、学生とは違う、と言ってしまえばそれまですが、是非、
小嶺監督の思想も社員育成の気づきにして頂ければと思います。

ご参考までに、記事リンクを貼らせて頂きます。
↓↓
https://number.bunshun.jp/articles/-/846437

↓↓
https://www.juniorsoccer-news.com/post-484444

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