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「時間管理」は間違い。正しくは「○○管理」

経営資源には、「ヒト・モノ・カネ・情報」が挙げられますが、経営者にとって、最も大切な経営資源は「時間」です。

そして、その重要性を表現するかのように、多くの場面で「時間管理」という言葉が使われています。ところが、「時間管理」は、間違った言葉です。

どういうことか?


「管理」とは全体を統制することや、保存維持することを意味します。
つまり、「時間管理」という言葉は、“時間”を制御する意図を含みます。

しかし、当然、人は“時間”を制御できません。人が時間を遅らせたり、時間を止めることはできません。時間は刻一刻と流れるだけです。

人が管理・制御できるのは、自分の“行動”だけです。

つまり、「時間管理」という言葉は存在せず、「行動管理」が正しい言葉です。

ここまで読んで頂いて、「イヤ、それは屁理屈でしょ」という声も聞こえてきそうです。

その感想はとても分かります。

というのも、「行動管理」という言葉を使う前は、私も長い間、「時間管理」の言葉を使ってました。効率よく仕事をするには、「時間管理」が重要だ、と思って。

そして「時間管理」するために、スケジュール帳に仕事のタスクや予定の時間を記入して、やることを整理して、、、、でも、結局、なかなか思い通り進んでいない、ということの繰り返し。

あなたも、同じようなことはありませんか?


ある時、その思い通りにいかないのは、「時間管理」という言葉を使っている弊害なのではないか、と気付いたのです。

つまり、本来求めている「時間管理」には「計画する→行動する」が必要で、かつ、重要なのは「行動する」部分のはずです。

しかし、「時間管理」という言葉の“時間”に焦点が当たり、スケジュールを「時間で区切った予定を立てる」ところで満足している。

あなたは、そんな状況ではありませんか?

もし、昔の私と同じように、「計画は立ててみるものの、なかなか計画通りに進まない」というのなら、是非、今後は「行動管理」という言葉を使ってみてください。

そして、「行動管理」の大事な観点は、予定の時間が来たら、いま取り組んでいる仕事を“止めて”、次の仕事に“取り掛かる”こと。

その「行動」が重要です。


「時間管理はできない、できるのは自分の行動管理」

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