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Day 22

反省と後悔。そして再出発。

阪大の研究室で藻搔いた半年間を踏まえて研究にコミットしようと休学してアメリカに来た。
しかしながら、様々な手続きや日々の生活に慣れるのに主軸が傾き、ただの延長線にしか位置付けられていなかったと改めて感じた。

人間は弱いし、決意しても忘れがちだし、思い立っても良くて三日坊主で数時間後にはすっかり元に戻ってしまうことが多い。僕もそうだ。

ただ、今年は今までとは全く違うゲームだし、ステージを数段上げなければ意味がない。留学を決意した時の自分に、そして助けてもらい応援してもらった方々に、「なんだ所詮こんなものか」と思われるのは情けないし腹ただしい。

はっきり言って、学部生が研究で成果を出すには相当努力して且つ運が無ければ経験以外の何も残らない。
改めて自戒として記す。その組織で一番下で、尚且つ教えてもらうことに時間を割いていただいてる立場のものはその組織で一番努力しなければクズだ。レジリエンスも鍛えながら、それくらいの前のめりで取り組みたいと思う。

Population Scienceフォーラム

さて、今日の夕方はマイノリティーにおけるガンや疾病の問題と教育を考えるフォーラムに参加した。

今年で7年目となるこのフォーラムはポスターのレベル的には学部生の調査研究や地域での取り組みといった感じである。
しかし、こうした問題意識をいかに外で表現するかが最初の一歩として重要だ。質を求めることは必要だが、走りながら、トップを意識していけば良いと感じた。

印象的だったのは、ラテン系のガン生存患者さん達が研究に感謝をして立ち上げた組織と運動の紹介である。
トランスレーショナルリサーチの雰囲気を醸成し、実行するために最も不可欠なのは治験に取り組んでくださる患者さんの存在である。基礎と臨床の研究者がいかにコミュニケーションを図っても、患者さんがいなければ絵空事でしかない。このポスターを発表していた方を駆動する熱意や感謝の気持ちは喋りから十分すぎるほど伝わった。

発表の全てを聞き取ることはまだできず、ディスカッションもチグハグであるが積極的に喋り続けるしかないなと思う。もう少し英語に暴露されるように環境も工夫したい。

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