焼酎派

 みなさん、アンソニーは芋焼酎が好きですよ(最初に結論)。

 どうも、アンソニーです。みなさん、お酒は好きですか?蒸留酒は好きですか?焼酎は好きですか?芋焼酎は好きですか?すいません、取り乱しました。
 アンソニーは芋焼酎が好きです。黒霧島、赤兎馬、一刻者、みやこんじょ…ドロリと甘く、スカっと吹き抜ける、芋焼酎。おいしいですよね。
 そんなアンソニーが、今回、おそらく人生初(いや、初ではないと思う)、麦の焼酎を買ってみました。

 「霧島ほろる」(25度)

 ほろる、と書いてあります。さぞほろあまいのでしょう。ワゴン投げ売りだったので、ついつい買ってしまいました。ましてや大好きな芋焼酎、黒霧島を作っている霧島酒造ですから、期待も高まるというもの。
 背中のラベルにはこんなことが書かれています。

 「『霧島ほろる』は、ほがらかに広がる軽快な果実香と、なめらかな口当たりが特徴の本格麦焼酎」(霧島酒造 霧島ほろる より引用)

 ほほう!それはそれは、さぞふわっとしたお酒なのでしょう!と、思いました。
 皆さんも、そうお思いになるかと存じます。

 しかしだな、これが、どうも…。香りは確かに生の果実のような優しい甘い香り。口に含んでみると……かなり強めのアルコール感。本格麦焼酎なのですから、当然醸造アルコールを混ぜるなどということはしないのですが、この感覚を一言で言い表すならこれです。「醸造アルコール感」。
 さらに、この刺すようなアルコール感の先に待っているのは、かなりの「キレ」です。そう、この焼酎はキレが良い。芋焼酎のようなふわっと香る感じがありません。なぜ?ほろるって名乗っているのに?霧島酒造なのに?
 困惑…この淡麗な感じは、ビールで例えるなら、(任意のクラフトビール)が黒霧島とするなら、霧島ほろるは「スーパードライ」です。飲みごたえとキレのある味わい。そこに、刹那ほども「ほがらか」「なめらか」を感じる余裕はありません。瞬殺されてまう。

 と、書きつつ、いや、さっき確かに飲んだけど、今また飲んだらまた違うのでは?と思い、8歳(僕のフォロワーから探してください。彼です)にオススメされたウイスキーグラスに注ぎました。
 ゴクッ…
 うーん、やはり感じるのは「キレ味」。ほがらかさの欠片もない。しかし、ファーストインプレッションで感じたほど、醸造アルコールっぽさは感じませんかもしれないかもしれませんかも。
 おいしいんです。おいしいんですよ、しっかり。良い香りだし、旨味もあるし、甘みも適度にあるし、飲みやすい(この表現はあまり好みませんが)。
 しかし、この刹那的な鋭さ、剃刀のような潔さは、アンソニーの求むる酒の味ではありません(ちなみにビールのスーパードライは好きだったけどホップアレルギーになって飲めなくなりました)。
 よって、

 「☆2つデス!!!!!!!!!!!!!!!」

 ということにしておきます。
 「人は選ばないが、パッケージ詐欺である」
 みなさまも、「霧島ほろる」が安売りされていたら、購入してみてください。1000円で、2割引きだから、800円です。みんな金あるんだろ?

 というわけで、今回はこのあたりで集中力の限界がやってきました。
 以上、アンソニー・ブルー・ケイクがお送りしました。またね~♨

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